フレンチカルチャーにおけるアンティークリネンのテクスチャー御想像頂けますでしょうか?ファイヤーファイター系とかダスターコート系とか、それを頭に思い浮かべて頂けたら話が早いのですがいやはや本当に驚きましたARNYSにおけるインディゴリネンのヘリンボーン織り、古来より怪物と称されるそれらフレンチアンティークリネンのテクスチャーに“届いちゃっている”んですから、存在したんですね00年以降でもその生地感って、って思いましたが違うんですよね。度々このような世界最高峰(と称して概ね差し支えないでしょう)の世界観に触れるとそれが普通なのかと錯覚しちゃいますが、違うんですよね。当時も今もイカれてる(と称するのは私にとって最上位の褒め言葉なのでお許しください)クオリティなんですよねこの世界観って。頑張れ現代の生地職人の皆様方、弊店は常に味方ですぞ。
ヨーク以外には袖も含めて裏地はございません、と言ってもそれも同じリネンなので裏地と言うよりも半無双的な?部分無双的な?なのでリネンヘリンボーンのデュルンデュルン感MAX、これくらいかな?の倍からデュルンデュルンだと思っといてください。あと各所の赤の差し色が粋過ぎます、このカラーコントラストはそれこそフレンチアンティークのファイヤーファイターを連想させるのはきっと偶然では無いはず。そしてパイピングが国旗と同じトリコロールで素敵です素敵過ぎます。
あと垂涎のサイズ表記50、この要素性は何より欠かせません。
New 00s ARNYS indigo linen Forestier
ファッションと向き合っていると時に邪念や雑念に囚われてしまうこと,囚われざるを得ないこともしばしばですがそれでも私は断言します、フォレスティエールは良いファッションプロダクトだ と。まぁそれには自分ががっしりとした体型なのでプロダクトとの相性が良く面倒くさがりで効率的なのが性に合ってて日常的な実用的な設計だと助かって脱がなくても無理なく過ごせる羽織りが根本的に好きという超絶怒涛のフェチズムが根幹にございますが。でもそうじゃない?フォレスティエールってシンプルに着やすくて格好良い、それに尽きない?
SURR 福留
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これはやっぱり嬉しかったな、うん。ARNYSのセットアップ。例によって上下の世界観で製作されてもセットでは販売されずに購入者に選択権があったことが主だったのでそもそもにおいてセットアップであることが絶対条件ではなかったし、仮にセットアップで存在していたとしても時代を経ることで離れ離れになることがヴィンテージあるあるだし、そしてARNYSだし、サイズもジャケット48表記でパンツ42表記という御提案の振り幅が極めて広い奇跡的なゴールデンサイズだし、親愛なるARNYSだし、そしてロロピアーナ社のリネンシルク素材だし。これは嬉しい出逢いだったな、うんうん。
ARNYSのサマーマテリアルの代表格と言っても差し支えない涼しく心地良く何よりも美しいシルクリネン素材、御存知の御方にとってはウインク一つで通じる絶対的な存在だし御存知でない御方はあの美意識をこれから新たに認識できるというのが羨ましくて堪りません。独特のざらりとしたテクスチャー,自然な艶感,滑らかな肌触り,そして意外というわけではありませんがちゃんと強いので軽やかで涼しい素材感ながらちゃんと実用的、ARNYSのシルクリネンを知ったことで私は一層夏が好きになりました。
テーラードジャケットとハーフコートの中間くらいで自然体にシャープな設計にはフィッシュマウス然り立体的なポケットのカッティングにARNYSの美意識がみっちりと。もちろん良い意味でノーマルなテーラードジャケットでは無いデザインシルエットが最高です。サイズ表記は前述の通り48、細身な御身体の方が好相性で自然体にシャープなこともあって若干ゆったりめに来ても申し分無しでイコール46サイズくらいのお身体でも御提案が叶うという稀有な個体個性となります。トラウザーは信頼と実績のBernard Zinsとの協業、間違いの無いエレガントなテーパードシルエットです。
New 00s ARNYS linen silk set up
ARNYSでサマープロダクトでセットアップで、嬉し過ぎ楽し過ぎ。楽しみましょう夏。
SURR 福留
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色はくすんだミントグリーンっぽいグレーっぽい曖昧な中間色で、そこに真っ赤なボタニカル柄が全面にプリントされていて、個性があり、テンションを上げてくれるシャツ。
ボタンホールではなく細いループで、第一ボタンを閉めることで、全体のシルエットが整い、柄の連なりにも統一感が生まれるため、シャツのデザインを最大限楽しむことが可能です。
今日はオリーブ色のショーツに、レザーのバケットハットを合わせて、ちょっとだけバカンスっぽい気分で着てみました。 サイズ表記は39で細身の私からしたら、大きすぎず小さすぎずでいいバランスで、インナーなしで、素肌にさらっと羽織るのにちょうどいいですし、オーバーに着てもジャストに着ても、どちらもちゃんと個性があって、自分のテンション上げてくれる服で間違いないです。 リネンじゃないけど、風通しが良くて、湿気の高い日本の夏にも相性バツグンです。
続きましては
スタイリングで着用した、90sDolce&Dabbanaのショーツについてご紹介させていただきます。
スイムショーツなんですが、いわゆるただの水着ではなく、カーキっぽい渋めのオリーブカラーに、裏地に水色のライニングがチラ見えするレイヤード仕様になっており、シルエットは膝上のちょい短めで、ワイド気味。 素材はやや光沢のあるナイロンで、パリッとしつつもくたっと感が出てて、いい意味で使い込んだ感がある。ちゃんと水着としても使えるし、街履きでも全然いけますし、絶対夏だけじゃなくて、秋ロにニットと合わせてもいいかと思います。
SURR 古川
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