究極的ラグジュアリー×究極的スタンダード / Diary1237
26.6.2024

様々なラグジュアリーカルチャーがある中でも頭が一つ抜けているというか誤解を恐れずに言うと頭がぶっ飛んでいるほどにラグジュアリーを極めまくったロロ・ピアーナ社、私はこれまた大好きで定期的にオフィシャルONLINEを尋ねてはソートを高い順に変更して眺め英気を養っています。ある時期なんか1000万円越えのサルトリアトラベルコートなんかがあったりしてまぁテンション上がった上がった。佐川急便で来るのかしらヤマト運輸かしら、それともタキシード着たロロ・ピアーナ社のスタッフが直接届けに来るのかしら。やっぱりファッションには“夢“の要素も必要ですよね、キラキラとした存在価値だったりドキドキする存在感であったり。

 

 

なのでそんな“1000万円のコートをネットで買う人“を顧客として抱える頭がぶっ飛んでいるほどのラグジュアリー目線を有したロロ・ピアーナ社による夢とは逆のド現実なようでしっかりと夢を内包した超絶プレーンなファイヴポケットジーンズなんかは、逆に逆に猛烈に堪りません。愛も変わらず美しくも儚いこの世の中には王道ほど出逢えないメソッドが存在しますのでこの究極的ラグジュアリーと究極的スタンダードが同居するこのバランス感なんて変な意味合いではなく世界中の誰にでも御提案が叶う=世界中で求められるというもの。探そうとして出逢えるものではないのが私観です。

各所に潜む究極的ラグジュアリー目線による美しい設計と構築と意匠、各所に散りばめられる究極的スタンダードの要素性、トップボタンとヒップの小さなメタルタブだけでしかブランドの看板を主張しないところ、そして太くもなく細くもないナチュラルテーパードのレッグラインにオリジンのアチラさんに対する愛と敬意を感じずにはいられません。そしてこれが約20年ほど時間を経たリアルヴィンテージというのが、何にも変え難い個性であり求心力。

 

 

 

 

 

New arrivl early00s Loro Piana plain minimum blue jeans

 

私、友人が色々と教えてくれたこともあってかなり昔ではあるんですけどジーンズ育てていた一時期がありまして、彼曰く色々と調べた結果ガス式の乾燥機が良いとのことなのでわざわざ近所のコインランドリーでガス式が置いてあるところを探して仕事終わりに100円×6回とかやってたりしたんです、もちろん色落ちをくっきりさせるために最初に洗うまでの期間を長く穿き続けたりなんかして。でもすぐに辞めちゃいました、理由は面倒臭いから。

でもこれだったら久しぶりにやりたいですジーンズ育て。頭がぶっ飛んでいるほどにラグジュアリー目線によるジーンズは一体どんな風に育つのか、ガス式乾燥機探しと100円×6回の複数回の労力と時間は決して無駄にならないはず。

 

 

SURR 福留

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