
年の瀬にオリジンヴィンテージど真ん中の不朽の王道名作を って気分になっちゃうのはやっぱり年の瀬マジックで、それで多角的な理由付けが叶っちゃうんだから人間って勝手よねと独り言ちながらもなんだかんだで年末独特の心地良い落ち着かなさと一旦区切ってまた来年感を楽しんでいたりしませんか?私は今年の気分が思いっきりオリジンヴィンテージで、名作が名作たる理由と意義と強さと間違いなさを改めて心に刻みました。

弊店はローデンコートを御提案する機会が少ないと自覚しておりまして、それには私のヨーロッパ,とりわけフランスの買付環境だとまだまだ出逢えるという点と、まぁシンプルにスタイルの方向性が理由な気がします。前回の旅順でもある程度の個体数を目にできたのですがセレクションに至ったのはこちらのグリーンとココアブラウンのみ。ブラック系統ダークトーン系統は全て直感的に選ばなかったのですが、先日の弊社忘年会でスタッフ各人のアウターが壁に並んでるのを目にして“やっぱり冬は黒ばっかだなぁ”と再確認できたので、まぁその判断は私にとってやはり正解だったなって。

Hermesのヘッドギア二種。私はとある時代におけるファッション雑誌の提案と純粋に品々と一人のとあるスタイリストの世界観が著しく好みなので個人的に数冊保管し続けているのですが最後の写真はそれに掲載されていたワンカットです。当時私はこのHermesビーニーに一目惚れしてブティックに駆け込みいまだにウィンターシーズンの最前線ヘッドギアとして重宝し続けています。ということでピンクのこれは2010年代、ヴィンテージと呼ぶには若過ぎますでしょうか?まぁ良いんです私はヴィンテージ/アンティークの文化に最大限の敬意を抱いて自分なりに最大限の誠意を胸に従事しているつもりですが“ヴィンテージショップで在ること”に最大限の重きを置いていないというか、なんだったらその看板でなくても良いと思っているので。それ以上に面白いカルチャーを、楽しいファッションの世界を御提案することに重きを置いていきたいです。

と言いながら思いっきりオリジンヴィンテージ。しかしこちらはアヴィエイターレザージャケットのようにど真ん中で不朽でありながら王道の真逆をゆく超絶変異体で、フランス陸軍の名作フィールドジャケットの類でありながらフリースライニング×着脱式フルウールライニングという寒冷地仕様。見た目は親の顔より見た爽やかな御馴染みコットンキャンバス、でもパデッドと言えるくらいの内部構築によるスタイルの癖と個性、そして50年代というしっかりとした古さによるオリジンヴィンテージの強さによって2025年を締めくくる“こんなんあったんだ”シリーズと相成りました。温故知新とはなんとまぁ楽しく豊かで幸せなことか。
ということで2025年の新作御披露目、2025年最後の週末に機会と御縁ございましたら宜しくお願い致します。まぁ年の瀬と言っても所詮は月が更新されるだけで弊店は来月=来年も変わらずに粛々とヴィンテージやアンティークの世界を、ファッションの楽しさを御提案していく所存ではありますがまぁなんかくだらないお笑い番組とか見るでもなく見て昼日中から酒を呑んでもまぁ許される感じは一つの区切りとして言ってしまえば旬の一つとして楽しいっちゃ楽しいですしね、近所の和菓子屋でもつきたて餅の販売がある事ですしね。
ってことで年の瀬です。
SURR 福留
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本年も残すところわずかで、今年の最後のDiaryとなります。 平素より弊店をご愛顧いただいている皆さま、そして今年新たに足をお運びくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

長く通ってくださっているお客様、新しくご縁をいただいたお客様、その時間の中で、私は多くの「人の優しさ」に触れさせていただきました。 遠方へ行かれた際に、わざわざお土産を持ってきてくださったり、お洋服の話にとどまらず、新しい価値観や考え方、日々の中で大切にされていることを教えてくださったり、接客という時間を通して、服以上に大切なことをたくさん学ばせていただいた一年だったと感じています。改めて、心より感謝申し上げます。

私自身、入社してから今日に至るまで、服に対してさまざまな想いを抱いてきましたが、その中のひとつを、少しだけお話しさせてください。 知識が増えることで、これまで気づかなかったものを好きになったり、時には以前とは違った見え方をすることもあります。 深く知れば知るほど、今まで見えていなかったものが見えるようになり、逆に、はっきり見えていたと思っていたものが、少し違って見えることもあります。 そしてまた、元々見えていたものが、より一層美しく、価値あるものとして感じられる瞬間もあります。 服は不思議なもので、知識や経験、人との対話によって、その表情を変えていくものだと、日々の接客を通して実感しています。


最後はお気に入りの5着で締めたいと思います。
来年も、皆さまと服を通して向き合い、語り合い、少しでも心に残る時間をご提供できるよう努めてまいります。 本年は誠にありがとうございました。どうぞ良い年末年始をお過ごしください。
SURR 古川
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10月の初旬にパート1をお披露目し、さてパート2はいつにしようかなーと薄ぼんやり考えていたらなんやとかんやの積み重なりで気付いたら年の瀬。しっかり寒くなりましたね、今夜も寒夜ですよ。ちゃんと暖かくして過ごしていますか?首、守ってますか?今年はなんだか去年より寒く感じるなーなんてふと思ったりしていませんか?私は思っていますよ。

薄いブルーであり柔らかいグレーです。

カシミアシルクです。

フワッフワです。

Niceボンバーシルエットです。

Niceパープルです

10着欲しいです。

ナンダコレです。

今回も最高強度です。

嬉しいジッパーネックです。
などなど。
ということでヴィンテージニットセレクション・パート2。今年も有難いことに御陰様で幾人もの御客様方とカシミアやシルクにウールに関して,それらの強度や機能に関して,メーカーの個性差に関して,プロダクト構築の個性と有用性と時に希少性に関して,インナーの意義に関して,そして新たにプルオーヴァーセーターの重ね着に関して,さらに新たに肩掛けという概念に関してなど交流させて頂き、有難いことに幾人かの御客様方の(あくまで一旦、一旦ではありますが)セーターコンプリートのゴールに向けての御手伝いをさせて頂きましたが、まだまだ暖かくて心地良くて着るとその日のデートが猛烈に充実したりその日の仕事がちょっと上手くいったり、そして何よりファッションとして楽しい楽し過ぎる“最上質”なニットプロダクトを御提案したい気持ちが止まりません。去年より寒さに弱くなったとしてもニット愛は全く衰えることはないなぁー。

New Vintage Knit Selection 25-26AW Pt.2
取り急ぎ上段はセーター専門メーカーの品々、下段はデザイナーズプロダクトと一部アノニマスにて配置しております。
そういえばトルソーのカット、例によって店内の窓際にて例によって自然光万々歳で撮ったのですが、後々モニターで確認してみるとアレ?フラッシュ炊いたっけ?いや炊いてないよな ってな写真になってて一瞬混乱しましたがなるほど自然光でカシミアが輝いて自己発光してんのかとちょっとびっくり。改めて“最上質”ってすげーな って。
SURR 福留

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