




一見するとシンプルなニットウェアですが、その構成を見ていくと、ミリタリーを背景とした機能的なディテールが浮かび上がってきます。 まず目を引くのは、首元に設けられたハーフジップと、やや高さを持たせたスタンドカラー。 ジップの開閉によって首元の印象を変えられるだけでなく、インナーとの重ね着にも適した仕様となっています。 本体には細かな編み目が規則的に並ぶウール素材を使用しており、表面に生まれる適度な凹凸が、一般的なハイゲージニットとは少し異なる、しっかりとした生地の表情を感じさせます。 そして、この1着を特徴づけているのが、肘部分に配されたナイロンの切り替え。 軍用のコマンドセーターなどに見られる、摩耗しやすい部分を別布で補強するという発想を思わせるディテールであり、本来は実用性を目的とした仕様を、PRADAではブランドを象徴するナイロン素材によってデザインとしても成立させています。 さらに、フロントのジップ周囲にも同系色のナイロンを配置し、ウールの細かな編み地と、わずかに光沢を帯びたナイロンが、落ち着いた色調の中に自然なコントラストを生み出しています。 装飾を加えるのではなく、素材の切り替えそのものをデザインとして成立させているところが、実にPRADAらしい。

実際に袖を通してみると、想像以上に着回しが利きそうで、自然と出番が多くなりそうだと感じました。
SURR 古川
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いつも御愛顧くださりありがとうございます、SURR福留です。この度も数日間ヨーロッパを巡る買い付けの旅順を全工程を終えて帰国便を待つ15日朝9時のシャルルドゴール空港にてジェイZを聴きながらこのDiaryを書いています。
ですが普段より1時間遅い便とあってか、もしくは明日?からパリ各所で大規模ストライキが始まるからか(ミンティアをくれたタクシードライバーAlbionさん情報)とてつもなく混んでおり搭乗時間の直前になってしまいました、多分5分以内に搭乗が始まりますので取り急ぎ17日土曜日よりヨーロッパ各所からセレクションした品々をしっかりと御披露目しますことを御報告です。当日は私も店頭に戻っておりますので宜しくお願い致しますね、慣れ親しんだ空間と空気が一新されて心から新鮮に思えるというのはなんと役得たるか。
ここからは古川が明日お披露目する品々をご紹介致します。













明日お披露目です。
機会ございましたら、是非宜しくお願い致します。
SURR 福留
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一見するとオーソドックスなキルティングベストですが、実際に触れてみると、その印象は少し変わります。 表地にはウール75%、コットン25%の混紡生地を採用。 細かな綾目が浮かぶ表面には、わずかにざらつきを感じるドライな質感があり、一般的に想像するロロ・ピアーナの滑らかな生地とは一味違った魅力を感じます。 ウールの持つ自然な温もりと、コットンの素朴な風合いが組み合わさり、上質でありながらも気取らない、どこかカントリーウェアを思わせる表情に仕上がっています。 全体を覆うのは、規則正しく配されたダイヤ状のキルティング。 ふっくらとしたキルティングと、ドライな質感のウール混生地。その組み合わせが、独特の風合いを生み出しています。 落ち着いたベージュの色調も相まって、素朴さの中に品の良さが感じられる仕上がりです。 首元には柔らかなリブカラー、フロントには金属製のLampoジップ。 両脇には斜めに配されたポケットを備え、袖ぐりには細かなギャザーを施すなど、随所に工夫が見られます。 特に袖ぐりは、肩先に生地を寄せることで柔らかな丸みを持たせ、直線的になりがちなスリーブレスジャケットに独特のシルエットを与えています。 内側には、アイボリーを基調としたチェック柄の裏地。 赤やグレーのラインが走るクラシックな配色は、表地のベージュとも自然に馴染み、控えめな外観にさりげないアクセントを添えています。 普段はほとんど見えない部分にまで行き届いた、こうした意匠にも惹かれます。 袖を持たないことで腕周りの動きを妨げにくく、シャツやニットの上からはもちろん、ジャケットやコートとの重ね着にも取り入れやすいスリーブレスジャケット。

華美な装飾に頼ることなく、生地の風合いと細部の仕立てによって魅力を伝えてくれる、そんな一着だと思います。
SURR 古川
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