サラリとセーターSTYLEも好きですがサラリとシャツSTYLEも好き。まぁ皆好きか、セーターよりも好きな人多いか?見てても心地良いですしねサラリとシャツSTYLEってほぼ間違いなく着ている当人も快適というかおそらくは自分らしくいられているのでしょうし。タックインするのかしないのか,ボタンをしっかり留めるのか留めないのか,袖を捲るのか捲らないのか,カジュアルに着るのかドレスに着るのか。個人的に今年のMYシャツSTYLEは完全に一択でタックインせずにボタンもラフに留めて袖を捲って上質な個体をカジュアル(な気持ち)に。要はサラリとシャツです。
と例年以上に明確なイメージがあるにも関わらず,いや逆に明確なイメージがあるからか例年以上にプライベートショッピングで着たいシャツに全くもって出逢えませんが悲しいかな慣れたモンというかなんと言うか、引き続き逆引き寄せの法則宜しくな探したら見つからないメソッドを今回もビシバシと感じています、いやはや“良いもの”に出逢うことがいかに尊いか。品質しかり技術しかり感性しかり熱意しかり“良いもの”でサラリと着られればなんでも良いんですけどねド王道メーカーでも老舗デザイナーでもチャレンジャーデザイナーでもアノニマスでも、デザイン性皆無のプレーンシャツでもデザインシャツでもワークシャツでもミリタリーシャツでも。
ということでSURRなりのサラリとシャツの新作セレクションです。
桃色ドレス。これまた熱量たっぷりの存在感ですねぇ。
今回のセレクションでこれが最もデザインに振り切ったイっちゃっててイケてるシャツ、ヴェルサーチェさんの最初期メンズクリエイション。
タータンチェックに加えて猫目ボタンを選ぶ感じのヴァレンティノのムード、やっぱ好き。
ミッソーニの総柄シャツって独特のコクが先立つことが多いのですが、これはエレガントさが先立ちました。
SURRになってから10年以上経ちましたが未だにこの(おそらくは)ヴィンテージカルチャーに溢れ返っているであろう紋章がSURRの空間にあることに慣れません。
これもヴェルサーチェさんの最初期メンズクリエイションで先のサーティーワングリーンよりも穏やかですが充分にデザインシャツの存在感。でも先立つのは上品なミニマムドレス感かな?胸ポケットも無いし。
お久しぶりです。お元気でしたか?2025年の今も群を抜いて素敵ですよ。
2002SSのランウェイで象徴的な要素となったウィンチェスターシャツ。サラリと着るかグッとキリッと着るか。
お分かりですか?ヨークが無いの。ちょっとしたことに思われるかもしれませんが私は猛烈に気持ち良い違和感を感じます。今回のセレクションでこれが最後のヴェルサーチェ最初期メンズクリエイション。
正々堂々WORKの世界観で華美じゃ無いけど確かに注がれたデザインシルエットの感性がさりげなく響いて“なんか格好良いね、それどこの?”の“なんか”要素を確立してくれる。“良いもの”の“良さ”ってこういうさりげないけど的確で確実で適正な感性の積み重なり機微がとっても大事なんだなぁって。あー“”多い。
New Shirt Selection
“良いもの”って本当に良いよねー。
SURR 福留
△
近年でも受け継がれ続けるヘリテージプロダクトながら近年にはないクラッシックな凛々しさとコーディネートを夢想せずにはいられないフレンチカルチャーらしいさりげないファッションの香り漂うツートーンがなんとも蠱惑的で、カデナもクロシェットも実用可能な嬉しい要素がしっかりと揃った一品。
日々をただ過ごすだけでも結果的に様々な区切りを迎えることになりまして時に意識できる区切りであったり時に後々振り返った時にようやく解る区切りだったりするかと思いますが、それによって必要なものや必要性の在り方が求める求めないを別として変化してしまうこともございまして、そのような区切りによる心と身体の変化に如実に影響を受けるトリガーのような存在が鞄では無いかと鞄が苦手(というか正直言って嫌い)な私はある時から思うようになりました。いや苦手(というか嫌い)だからこそ思ったのでしょう、なんだかんだで鞄って生活において必要な存在で区切りの変化で結果的に考えざるを得ないんですよね。いつどんなタイミングかは分かりませんがきっとどこかの区切りで誰しもが大きな鞄の必要性を感じるのではないかと思っています、もちろん始めからという御方も。弊店はこれからも大きな鞄と言えばこちらのプロダクトを特に特に推したい所存です。
New 1985 Hermes boston bag
通称43と括られるサイズでしっかりと大きいので日常から旅行まで申し分なく滞りなく補完して頂けます。心の友として是非に。
SURR 福留
△
積極的に活動的で機能的で見た目からも実用性をヒシヒシと感じる、社会的にも認められているであろう多くの人々にとって有益であろう手元にあって然るべきであろう手元にあったらついつい手が伸びるであろうアクティヴなプロダクトバランスのジャケット類、ヴィンテージHermes hommeにおいて困っちゃうくらいなかなかどうして出逢えないことを御存知でしょうか。その理由は主に二つあると弊店は解釈していましてその一つがHermes homme側が意図的に(意識的に絞って)製作していない点、デザインチームメンバーが着ていたりヴェロニク本人がランウェイの最後に挨拶で出てきたと思ったら着ていたりするプロダクトにも関わらず。結構そうやって我々カスタマーを飢えさせる嗜好があるように思いますHermes hommeに限らずHermes社そのものに。そしてももう一つはそもそもにおいて社会的にも認められ多くの人々にとって有益で手元にあって然るべきで手元にあったらついつい手が伸びてしまうので、一度手に入れたら手放す理由がないんですよね。でも実物を見たら納得できます、鳴々これはそういうことだなって。たまにあるんですよね変な形容ですが誰にでも間違いなく提案できるプロダクトって、そして往々にしてあれ?気付いたらかなり着てない?ってなるような心に寄り添うプロダクトって。
弊店においてこれまでにちょこちょこと、と言うか本当にポツポツとだけご提案してきたそれらHermes hommeのアクティヴジャケットをしっかりと御提案したいなぜなら私が好きだから→でも無い出逢えない、求めるから出逢えないメソッドじゃなくて純粋に無い→各地のコレクターに協力を仰いでしっかりと時間をかけて最終六点に着地。弊店にとっては毎度御馴染み“たった”六点ではなく六点“も”な着地です、もっとしっかりと御提案したかったのが本音だけど。
ライダー(バイカー)要素アクティヴ。
パッと見ると超王道のHermes hommeテーラードだけど後ろがほら、タフなノーフォーク設計なんだぜサマーウールなんだぜ…素敵過ぎる
マフポケットが付いたカーコートSTYLEが好き過ぎてHermes hommeにおけるポリエステルモールスキンが好き過ぎるのは私だけ?
写真じゃ分かりにくいかもですが王道のレザージッパーつまみに加えて見頃の裾内側とカフスの内側にレザーを(しかもジッパーつまみと同色という粋さ)配置したミニマムなスポーツジャケット。ちなみに抜群にライトなコットンです。
テーラードジャケットの見え方(しかもノンストレス設計なので着る方は超楽チン)もカジュアルなカバーオールの見え方(アルマーニ先生宜しくな)もする大優勝な1着。
なんでリーバイスSTYLEもっとつくってくれねぇんだよぉって私いっつも思ってます。ちなみにこちらはヴェロニク・ニシャニアン加入以前のHermesハウスクリエイション時代の一品、その方がエグ味が強いってのがこれまた面白い。
New Hermes homme Active Jacket Selection
以上が六点のアクティヴジャケットです。アクティヴジャケットってなにって感じかもしれませんが、とりあえずアクティヴジャケットということで。
SURR 福留
△