暑くないですか?例年あんまり口にしない(気がする)んですけど今年はなんだか呟いちゃう、暑くない?これまでやれ大盛りやらを割合ちゃんと食べれてきていてアベレージでしっかりと食欲があるタイプ(なはず)なのですが最近人生初の若干ながら食欲減退を実感、これは暑さのせい?それとも加齢のせい?どちらも?スタンレー絶好調で冷たいものばかり飲んでいるし呑んでいるから?来年は真夏でも暑い緑茶を啜るようになるのかしら。
例年通り日々“夏、楽しんでる野郎”やらせて頂いているので楽しいし、先日ふとした時に そういえば俺、アレめっちゃ愛用してたじゃん10数年前 と思い出した夏ギアを改めて入手したので心も身体もより一層夏真っ盛りに楽しめているのですが、それにしても暑いぞと。夏、楽しんでる野郎だしまだまだ夏楽しみたいし楽しみますが(だってまだまだ暑いから)いかんせん暑いので元気出すためにテンション上げるためにまたもやHermesバッグを二つ同時に御披露目することにしました。だって暑いから。
弊店が愛している愛し過ぎているボストンバッグの暑い毎日すら楽しくしてくれる青Verと、そのボストンバッグから派生して生まれ某ファッションデザイナーが最初期名作プロダクトの御手本としたメッセンジャーバッグ。スタイル性も形状もカラーリングも出で立ちも有用性も異なりますがこの二つは兄弟みたいなもので、共に容量はバッチリたっぷりで日常に的確に即した道具として純粋に優れていると同時に美意識が詰まった良い意味でアノニマスなバッグです。
以前にも書きましたが店頭にて度々御客様方が口にされる“そろそろちゃんとした鞄を”の言葉、最近私もヒシヒシと感じるようになりました。これまでの社会人生活において1/3は手ぶらで出勤してきたであろう人間なので(多分半分はいき過ぎ、でも半分いってたとしても驚きはしない)いかに荷物を持たないか・手ぶらでいるかを考えて過ごしてきましたが、先日思い立ってちゃんと鞄を持って数日過ごしてみたところポケットをやたらパンパンにすることなくアレを持つアレは持たないなど思いを巡らすことなくある程度の物量を無理なく安全に持ち運べるということは、仮にふとした荷物が増えたとしても滞りなく持ち帰れるということはこうもストレスがないのか と、なんだかちょっと驚いてしまったんですよ。別に困ったらエコバッグでもコンビニ袋でもなんとかなるし場合によっては手持ちでクリアできることもあるけど、潔く鞄を持って行動している方がよっぽど効率的だし知的じゃあないだろうか と、だから改めて思ったんです“ちゃんとした鞄”という意識ってこういう事なんだなぁ とね。
New 2001s Hermes boston bag & 1999s Hermes messenger bag
そういえば私が人生初の“ちゃんとした鞄”はメッセンジャーで、それでバッグ人生あがったぜ〜と思ったけどいざ日々を過ごしてみると感覚や環境は変わるもので、なんだかんだ新たな有用性を実用性を感じ入手した人生二個目の“ちゃんとした鞄”がボストンだったことを今思い出しました。その時はなんだよバッグ人生あがりじゃねぇじゃん…とある種絶望したものです。でも必要なんだから仕方ないですよね?じゃあ次はアレ次はコレってわけじゃなくあくまで必要な場合にのみ向き合っているので。私観ではありますがやっぱり数個必要だと思っています。
SURR 福留
△
色はほんのり黄みがかったライトベージュで、生成りっぽい柔らかなトーンなので、強い主張はなく着やすく、生地はコットンのドライな質感で、年中使える万能な一着。
立体的でしっかりとしたテンション感のある太めのリブ編みで、程よいホールド感で、フィットするけど窮屈じゃない絶妙なバランス。 さらに編み目が、表側がV字状で、裏側が波打ったのが特徴の天竺編み(てんじく)で通気性に優れており、体温や湿気をこもらせず、常にストレスのない着心地をたもってくれます。
サイズ表記は52で細身な私かはしたら正直ちょっと大きいかなと思っていたのですが、実際着てみると、この程よくルーズで抜け感ある感じが意外としっくりきました。 後は本当に肌触り・通気性が良いので、真夏でも着ているイメージがつきますし、このサイズ感だと他のアイテムともバランスがとりやすいなと思いました。 今時期は、膝上くらいのショーツのバランスで、秋口はウール地のパンツに合わせたりインナーでも楽しめると思いましたし、色のトーンが落ち着いているので、サイケデリック調の大胆な柄に合わせてもハマりますし、ミニマルな格好も勿論かっこいいです。
普段ジャストサイズ派の方にも、オーバーサイズニットの入り口としておすすめしたいです。
SURR 古川
△
今年もなんとかヴィンテージカルティエアイウェアの御提案が叶いました、しかも昨年よりも多く、しかも昨年よりも徹底的に“眼鏡寄り”個体にて。この進歩は私において珍しいです基本的に衰え続けているので。また今年は初めて私がかけている個体のセレクションに成功しました。すみませんファッション業界におけるナンバーワン知らんがなワードこと通称“私も使ってるんですよ”を言ってしまって、鳴々恥ずかしい。ヴィンテージカルチャー=一点ものが基本=人と同じではない≒人と同じが嫌のためその文化に属すうえで自動的に必然的に意識的にナンバーワン知らんがなワードを使ってきませんでしたし当然好んできませんでしたが、僭越ながら店頭にて恐縮ながらその眼鏡はどこのだ?と問うて頂く機会が有難いことに度々あるのでいつかSURRでもとずっと思い続けていながらも叶わなかった数年間だったものですから今回は不詳福留恥を忍んで言わせて頂きます、今年は私がかけている個体のセレクションにも成功しました。
私は同じ食事メニューが続いても苦じゃないし毎日同じファッションでも問題無いし(なんならそっちの方が良いくらい)これまで男女交際系統においても一人と相対する時間が長かった(これは特に自信有り、何故なら実績有りだから。誠実か否かは別として)こともあってか一つの眼鏡(私は視力が悪いので全て度入りです)をずっと愛用するタイプでして、ある時からずっと60年代英国のオーヴァルのゴールドフレームを愛用しており掛け値なしに一生これで良いと思っていたのですが無情なこの世の中には永遠なんてありませんから、そのオーヴァルフレームは数回の補修を経たある時に限界を迎えてしまいました。でもしっかりと向き合いましたからスッキリと前を向いて思えたのです“第二のMYゴールドオーヴァルフレームを探そう”と。しかしながらこれも人生あるあるで、探しものは見つからない。厳密には明確なイメージがある探しものは見つからない。じゃあ妥協できますか?ノンノン笑わせるんじゃあないよ。私は基本的に眼鏡は圧倒的一軍のメタルフレーム一つと圧倒的一軍のプラスティックフレーム一つという“圧倒的一軍二種制”を長らく敷いていたものですから他に眼鏡があるっちゃある、ということで幸い急がなくても済みました。そして時間をかけて探した末に辿り着けたのがこのカルティエプロダクトだったのです。
New 80-90s Lunette Cartier Selection
ということで皆様方にも引き続き一ミリも妥協をせず辿り着いて頂くべく、その選択肢の一つとしてヴィンテージカルティエアイウェアの眼鏡寄り個体をたったの6点ではございますが御提案致します。ちなみに私は過去の後悔に則って同じモデルの金(シルバー925に22Kゴールドを厚塗り)と銀(シルバー925に18Kプラチナを厚塗り)を二色買いしました、要は先頭から三番目の写真の二つともということですね。これに関しては一切の後悔無しどころか当時の自分を褒めてやりたいです、御陰様で単純計算で二倍の期間を楽しめますから。いかんせん私は前述の通り単純に視力が悪いので眼鏡は顔であり重要な記号でありファッション的な要素である以上に、単純明快な道具なものですから。
良いですよーリュネット・カルティエ、厳密には第一世代のリュネット・カルティエ。
SURR 福留
△