LA MUSEUM / Diary1242
10.7.2024

私はこれまで意識的に自分の店を褒めることや自画自賛をしないように過ごしてきました。ヴィンテージピースやカルチャーは素晴らしいし美しいけどSURRが素晴らしいという表現は違うし、そもそもにおいて沢山の御来店うんぬんや満員御礼みたいな発信もしてきませんでした、なんか粋じゃないなって。

でも今回のDiaryでは自画自賛ではなく自社自賛の表現になってしまうかもしれません、きっとなってしまうんだろうな。それでは7月より始動しました弊社の新しい服飾表現 LA MUSEUM(ラ・ミュージアム)に関して。

 

 

弊社はまずLAILA VINTAGEという屋号の小さなヴィンテージショップ(今はその屋号がWOMENS専門の路面店になり、その場所がSURRになっています)から極めてひっそりと始まり、幾つかの取り組みを経てLAILA TOKIO(6月初旬を持ちまして予定通り店舗運営を終了しました、11年間にも及ぶ御愛顧を改めて心より感謝申しあげます)が誕生しCHIRICOが誕生しましたが、会社設立から一貫して店舗運営によるいわゆる小売業とは異なる目線での服飾に対する考え方がありまして、それは主に“ヴィンテージカルチャー,アンティークカルチャー,服飾史が尊敬される存在である“という確固たるワールドワイドな一つの事実と“それが日本国内では定着しておらず知り得る機会もほとんどない“という一つの現実に基づいていたのです。最初から現在と同じ考え方になっていたわけではありませんが設立当初から店頭には並べない会社のコレクションが複数存在していたのは事実ですし、時代を経ることでそれらの一部をLAILA TOKIOで表現したりリミテッドの編集エキシビションを同店やLAILA VINTAGEで不定期に行うことで前述の事実と現実を皆様方にご提案してきましたが、その過程で著名な服飾財団や美術館や博物館と協賛や協業する際にそこでの催し(@アントワープ)に足を運ぶと10数人の未就学児がきっと引率の先生であろう大人と共に服飾史を見学してたりで、もうそんなん見たら溜まりません言葉では表せられない気持ちが一層と燃え上がります。幼少期から素晴らしく美しい服飾史と向き合う機会があるだなんて、そしてそれが決して珍しいことではなく食指を伸ばせばあちらこちらで様々な服飾に関わる催しがあるだなんて、そりゃヴィンテージカルチャー,アンティークカルチャー,服飾史が尊敬される存在という事実が定着するなって。

 

ファッションは見て着て楽しむものであると同時に、その歴史は尊敬されるべき・尊敬されるに足る存在である。しかしながら日本国内では時々催しがあるものの年間では服飾史に触れられる機会が圧倒的に少なく、美術文化のように定着していないし今後も定着するかどうか分からないし難しい可能性の方が高いのではないか。こんなにも素晴らしく美しいヴィンテージカルチャー,アンティークカルチャー,服飾史を可能な限り後世に残すにはどうしたら良いか、株式会社LAILAとして何ができるか。長期構想を経て生まれたのがオンライン上に洋服を展示しデジタルデバイスと通信環境によって鑑賞を可能とする服飾史のデジタルデータベース LA MUSEUM(ラ・ミュージアム)です。

 

 

 

 

私はMYMデバイスのiPadで鑑賞したのですがもちろんスマートフォンでも可能、端的に言って凄いというか凄過ぎます。ささやかかもしれませんがまずアプリのデベロッパLAILA CO,.LTD.になっているところから猛烈に感動しましたし、いざ入場するやいなや目の前に広がる服飾博物館としての膨大な情報量とそれを自身のデジタルデバイスで鑑賞できるという新世界、 LA MUSEUMディレクターを筆頭とした部門スタッフ全員の情熱を感じずにはいられませんでした。きっと今年の暑さはLA MUSEUMのせいです。

 

現在開催中のエキシビションは1950s-2010s Part 1
History of Modern Fashion Design、チケットは24時間鑑賞可能の1DAY TICKETと168時間鑑賞可能の7DAY TICKETの2種を御用意しておりますので皆様も是非御体感のうえ今後の LA MUSEUM(ラ・ミュージアム)の発信を表現を何卒御期待くださいますようお願い申しあげます。

 

 

SURR 福留


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