実は本日、なかなかなボリュームの新入荷があったのですが日中ご紹介できず。
なんやかんやでこんな時間になってしまいました。
今回も明確に濃い目揃いです。
アヴァンギャルド、オーセンティック、へヴィーデューティー・モード
旧本店時代から数えて14年目にして初めての。
感性のアップロードは誠に面白いもので
この時代のスポーツシューズは、思わずシューキーパーを入れたくなるクオリティです。
薄い色を穿きたい。このあえて感はいかに。
Silver smith’s silver objects.
メゾンの解釈による、果てしない機能美と果てしない柔和美。
これは誠に素晴らしい一本です。
引き続き紳士へ。
Full of full spec.
皆様3連休をお気楽にお過ごしください。
ご来店お待ちしております。
SURR by LAILA 福留
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『 なんとまぁ、ひたむきで純真ですこと 』
これが今回の一着に向き合って、まず思った事です。
収まりの良いウエストシェイプに対して極端な構築で広がったヘムライン、従来であればポケットの内側に入れる事を加味されるにも関わらず出す事のみを考慮したフラップ、深く深く切り込んだセンターベンツ。これらは全て腰を落としてまたがった時に最も美しく見えるよう設計されてました。
それはそう、ホースライディング。
乗馬用に作られたテーラードジャケットです。
言わずもがな英国ど真ん中な一着であるがゆえ、圧倒的なツイードの存在感。
同国においては馴染み深いマテリアルであり、近年ではツイード×自転車といった現代的なバリエーションも存在しますが、こちらはツイード×乗馬という英国紳士の歴史に120%則って仕立てられました。
主にワーク等で専門用途の衣類を目にする事が出来ますが、 『 乗馬 』 という限定的過ぎる、しかもここまで上質な一着との出会える機会は滅多にありません。圧倒的なクオリティによる、一かけらの曇りもない純真無垢なインスピレーションから成るスタイルには心が震えます。
機能と美学が同時に成り立っているのが本当に本当に素晴らしい。
肌に吸い付くカッティングとデコラティブなフラップから成る横姿は乗馬時、それはもう凛々しかったことでしょう。
娯楽であったりスポーツである分野にも “ 格好良さ ” 欠かさない。そんな英国気質が大好きです。
60s British, horse riding tailored.
尊敬できる伝統性が有り、現代的な目線で格好良いと思える。
異論無しで不足無し。
SURR by LAILA 福留
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様々紡がれ様々品質が存在するニット。
クオリティがそのままフェイスに直結しやすいがゆえに、
良い意味でごまかしが効かない素直なアイテムだからこそ、
セレクトは重要です。
上質が全て。では勿論ありませんが良質であるにこした事はありませんので。
Made in Scotland の “ プレーン ” という言葉が何より何より似合う
実直好青年的なカーディガン。
爽やかなウールにはさりげない織りの秀逸さ、
ぴったり真ん中細見なシルエット、
プレーンに潜められた各所の丁寧な作り。
良い意味で “ 無記名 ” なアイテムだからこそ、選別が非常に難しく
そういった一品はシーズンを思い返すと最も活躍していたりするものでして。
歴史上、様々なスタイルが存在する英国製ニット。
その伝統性を引き継ぎながらも現代流にモデファイした 90s の一着は
結果、現代のモードに極めて近しい立体感を保有していました。
編集と打ち出しによって印象が180°変わる、良し悪しの境界線に有るアイテムは
“ 良し ” にピッタリとはまった時、圧倒的な求心力を得るものでして。
紳士服の基礎と独自の概念を混ぜ合わせるドリス・ヴァン・ノッテンには
なかなかどうして隙がなく、ニットもご存じの通り高い評価を獲得しています。
織りの世界においても、彼の感性は遺憾無く発揮され、
各所に細やか散りばめられた “ 伝統 ” と “ デザイン ” のミクスチャー、
引き続き気持ち良くて仕方ありません。
フォルムの着地点も見事でしてね。
数ある新入荷の中から、まずご覧頂きたい3着でした。
ニットもやはり、着用者によって印象を変えてくれるアイテムですので
その万別な千差っぷりを、是非存分に。
SURR by LAILA 福留
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