なりの解釈 / Diary046
12.9.2014

 

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1800年代末期に、庭仕事用の道具を持ち運ぶため作られたモデル。

一流のメゾンによる L.L.Bean とでも言いますか、

今回は防水に対してですが、これらメゾンなりの解釈はいつも新しい魅せ方が刺激的で仕方ありません

 

素材感と品質から漂う存在感。

でありながら気取っていない落ち着きぶり。

引き続き、男性用バッグのご提案が難しい中で出会えたちょうど良い逸品です。

 

 

 

 

 

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about 70s Hermes, leather boston.

 

本質的に、気軽にデイリーにお持ち頂く事をお薦めしたいバッグ。

なんなんでしょう、この感覚。

何より言葉を必要としない空気感です。

 

是非、実物に触れて感じて頂きたい。

 

 

SURR by LAILA 福留

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Think over / Diary045
10.9.2014

 

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今回のコートをご紹介するにあたって、360° 様々な角度からの表現がマストに思ったのですが

あいにく既存の環境ではそれが叶いませんでした。 が

考えに考えた結果、店内環境を一工夫すれば可能な事が判明。

 

上のような有り得ない画角も可能になりました。これはなかなか使えそうです。

8年くらい経っての新たな気付き。考えるってやっぱり大事。

 

 

 

なぜ360° から表現したかったかと言うと、

生地の柔らかさが度を越えていたから。

いわゆるPコートのスタイルであり、アウターらしいアウターであるそれは、

あまりにもアウターらしからぬ、驚異的な柔軟性を備えているのです。

 

 

 

 

 

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どの角度から見ても美しく収まるドレープからも、

その柔軟性を感じ取って頂けるのではないかと思います。

ウール・アルパカ・ポリエステルの3種混紡素材は

まるでニットやジャージーのような軽さと柔らかさを兼ね備えているのですが、

ソフトネス最大の秘密は、そこではなく裏地にあります。

 

 

 

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そうです。裏地が無いのです。

 

元々は防寒性より服の構築性を目的として配されるようになった裏地。

裏地がある事で、よりフォーマルなフォルムを表現する事が出来ますが

それに伴い『 硬さ 』 が生じてしまうのも一つの事実。

ゆえにミリタリー等ではしばしば裏地無しのアウターが登場しますが、全ては動きやすさを目的としているのです。

 

そこに新たなファッション性を見出したデザイナー達によって、裏地無しのアウターが作られてきました。

近年ではフィビーのクリエイションを、私は印象深く記憶しています。

 

 

 

服から『 硬さ 』を無くす。

エレガントとは逆を行くようで、更なるエレガンスを生み出す実験は

裏地にまで配慮を怠らず、考え考えた結果 “ 無くす ” という結論に至りました。

 

考えるってやっぱり大事。

 

 

 

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early-mid 90s Dries Van Noten

 

 

裏地無しによる柔軟性、ドレープの美しさ、モードな落ち感

袖を通した瞬間に心を奪うほどのパワーです。

 

シックでありながらどこまでも現代的なスタイル。

オーバーサイズにおいての、限りなく満点に近い逸品 かもしれません。

 

 

SURR by LAILA 福留

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Element of black / Diary044
9.9.2014

 

先日の FNO にご来店くださった皆様、ありがとうございました。

混み合った店内ながらもじっくりご覧くださった方が多く、

皆様、普段店頭に立つ事のないスタッフとも交流してくださり誠に嬉しく思います。

『ショッピング・イベント』の名に相応しい一夜でしたね。

 

隙を見てお写真撮らせて頂き Diary にと思ったのですが、すっかり失念してしまいました。

来年リベンジさせて頂ければと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

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FNO とは打って変って、基本的に静かで基本的に喧噪を忘れさせてくれる店内の空気。

ここ最近は秋が深まっている事もあって、“ いかに重厚感をスタイルに与えるか ” に関してしばしば呆けます。

 

少し前にも書かせて頂きましたが、男性的な重厚感や深みを重要視したくなる気分。

それは洋服のボリュームでしたり、テクスチャーでしたり、カラーでしたりと様々な表現方法がございますが

自身のスタイルも含め、要素としての黒が気になる次第。

 

それは衣類であったり、小物であったり、と。

 

 

 

 

 

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重々しく濃厚に重厚なアメリカ軍の戦車兵用ブーツ

否が応にも視認させられるアイキャッチなデザインが特徴。

 

このブーツが開発されるまでは、いわゆる編み上げを履いていたのですが

戦車兵の特性上、時に迅速な着脱が要される為

『 一部を切ればすぐ足を抜ける 』 として生み出されたのが、このワンストラップであり

様々なメゾンでサンプリングされたデザイン・ディティールです。

 

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他ミリタリーと同じく、年代や製造元によってフォルムやクオリティが異なるアイテムですが

本品は130年前にアメリカ、カンザス・シティで設立し、

現在も現存するブーツ・ファクトリーによって作られた1960年頃のお品

 

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この作りの良さ、良質な素材感、シルエットの美しさは

後年に作られた他ファクトリーのものとは一線以上を画します。

同一のデザインとディティールでありながら、面白いほどに異なるのです。

本当、面白いほどに。

 

 

 

 

 

その良質なレザークオリティと、屈強でありながら繊細な作りだからこそご提案したい成長は

あえてのエイジング

 

綺麗に履く事が “ 可 ” であり、エイジングは “ 不 ” とされるのがおおまかな認識ですが

中には着用を重ねる事で生じるエイジングが綺麗に履く事より “ 可 ” になる靴

稀に有ると私は思います。

 

その為に作られたか否かは別として、自然なエイジングが一つのデザインになる、一つのスタイルになる。

それはだいぶ格好良いです。

 

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これから着用を重ねる事で可動部で生じるクラック。

その葉脈のような紋様を是非ともお楽しみ頂きたい

もちろん定期的なメンテナンスはお忘れなく。

 

 

 

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60s U.S.military, tanker boots by DEHNER’S

 

パンツの裾が被されば、さもドレスシューズの如き流線美。

あえてブーツin せずにアクションに応じてワンストラップを覗かせるという

贅沢なスタイルを是非。

 

スリムなブーツをワイドなパンツで威風堂々と合わせて頂くの

粋ではないかと。

 

 

SURR by LAILA 福留

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