本日は定点なり。
Over oversize / 90s Dries Van Noten
Two pocket / 99s Maison Martin Margiela
Sophisticated / 60s Levi’s
Nice / 50s French
Moss / 90s Dries Van Noten
Dual face / 90s Dries Van Noten
Origin / 50s Pro-Keds
以上、新入荷でございました。
SURR by LAILA 福留
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『 Fashion 』 という変則的な言葉を
ある種象徴的に表すアイテムの一つだと思います、スカーフは。
それにおいて、間違いなく代表的な Hermes のカレは1937年、
メゾン生誕100周年を記念して生まれました。
時代ごとに専属デザイナーが存在する事もあって
多彩なデザインが人々を魅了する一種のコレクターズアイテムですが、
誕生から20年間デザインを務めた初代デザイナー、
ユーゴ・グリッカーによる貴重な一枚をご紹介させて頂きます。
写実的なタッチからデフォルメタッチまで幅広く描いた彼の作風は
後の “ デザイン ” にも大きな影響を与えましたが、
今回はちょうど中間な印象です。
古代ギリシャから伝わる遊び “ 偶数奇数ゲーム ” をテーマとした一枚。
発表された1955年当時はカラフルな色調がメインでしたが、
こちらは60年代に作られたもので、スカーフにおいて珍しいワントーン。
スカーフは多色使いが魅力の一つですので、男性的なトーンにはなかなか出会えず、
カレとなるとその希少性は一層。
今回の出会いは大変喜ばしいものでした。
ワントーンと言えども、染料を独自に開発しているエルメス。
数万種のブラウンから選ばれた繊細な色調が、上質なシルクに載せられていますので
その品位たるや、もう。
60s Hermes , carres
男性でなかなか見かけない “ ファッションの遊び ” ですが
やはり間違いない色気となってくれますので、是非に。
SURR by LAILA 福留
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こうも寒く雨降りで、室内に音楽が充満しているとなれば物との対話が捗ります。
本日のお相手は英国気質で謹厳実直な一足。
スポーツに対しての造詣深さも英国らしさの一つですが、本日の種目はゴルフ。
フロントの羽は元々、砂の侵入を防ぐために発展した
キルティタンと呼ばれるディティール・デザインで
一目で分かる特徴性から、ブリット・トラッドの一つとして親しまれています。
しかしながらローファーにおいては、タッセルとセットにされる事がほとんどの為
今回のような単体での主張は、実は非常に珍しい。
その豪奢ながらミニマムなスタイルによって、シェイプやカーブの美しさといった
靴本来が持つクオリティをより強く感じて頂けるのですが、
それもそのはず、こちらはエルメス有するジョンロブの靴を製造していた時代のもの。
トップメゾンが惚れ込んだクオリティをそのまま味わって頂ける一足なのです。
80-90s Edward Green, kilt loafers
以前のご紹介と同じく、各部見事なレザークオリティ。
静かに何気なく、このブラウンレザーを足元に配するだけでスタイルが変容します。
今の時代は秋冬にもローファーをお楽しみ頂けるので、良いですね。
SURR by LAILA 福留
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