SPACE / Diary099
23.1.2015

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何度かお話させて頂いております服の余白。オーバーサイズ全盛期の今に関わりなく、かねてから重要視している要素です。

音楽であれば “ 間 ” 、写真であれば “ 空白 ” 、文字であれば “ 行間 ” といったところでしょうか。 “ 余暇 ” や “ ゆとり ” も感覚的に合致します。
“ 腹八分目 ” の方が動きやすいし、 “ 五分前行動 ” の方が心配も少ない。 「 全力を尽くさずとも完遂させる大人な余裕 」
そう、何事も SPACE が大切なのです。

 
ミリタリーにおいての 余白/ SPACE は主に可動域。用途に応じてより自由で快適な活動を求めた “ 身体と服の SPACE ” は、機能的であると同時に豪奢な美しさを見るものに与えてくれます。
SPACE が生み出す立体感、着用時に無限の可能性を予期させてくれる服の表情は時に現代のモードに近しい緻密な計算となり、時に予想だに出来ない野性味も感じさせてくれるのです。

 

 

前回に続いてご紹介する一着はまさしくそれ。
40年代フランス軍の二輪車部隊が着用していたオーバーコートは、明確な目的に沿って設計された的確な機能服であるにも関わらず、半世紀以上経った現代において規格外な興奮を提供してくれます。

女性的なボディラインを連想する前立て,大きく空けられたヨーク,脇下のベンチレーション,カフスのバンドなど、全ては通気性の為の極めて手の込んだアンファッション・ディティール。タフネスの権化であり防水性も加味したダック素材に長い時間をかけて発生したアタリは、まさに偶発的テキスタイルデザイン

国の威信をかけた作りと純粋な理念に時間のスパイスが加わった物語は、体温が上がるほどドラマチックな結末と相成りました。

 

 

 

 

 

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40s French military, biker corp coat

 

 

以上。長々と書き連ねた文章は全て添え物でございます。主役は本品。
これからも進化を続ける見紛うこと無きモンスターの第二章を身近で御観察して頂けましたら幸いです。

 

 

SURR by LAILA 福留

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物 対 物 / Diary098
22.1.2015

希少性であったり,歴史的背景であったり,所属の概要だったり。

それら物語を頭から一旦排して、純粋に向き合った時にこそ圧巻される感覚はもう格別。

もしも魔法が使えるのならば出生を全て消し去って、今のモードに “ 物 対 物 ” の戦いを挑み

勝ったり負けたりを楽しみたい。そんな一着。

 

 

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詳しくは、明日じっくり。

 

 

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column006_思うこと / Diary097
20.1.2015

先に申し上げておきますが、今回のエントリーに結はございません。場合によっては起承転すら無いかもしれませんが、あしからず。それでは参ります。

 

弊店に通ってくださる方々はそれはそれはファッションを愛していらっしゃり、度合いの大小はあれど見事なマニアック揃い。そうなってくると気になるのは “ どのような経緯でそう成られたか ” なのですが、行き着く質問の一つに 『 身内に服好きは居るか否か 』 がございます。
これに対しましての YES はおおよそ半数といったところで、ご両親が,兄弟姉妹が,叔父叔母が,など導く者が存在するようです。服飾業に従事しているか否かは関係無く、独自の感性を有したそれらマスターによる、厳しくも優しい修行を経た(であろう)方々は、やはり独自の審美眼とスタイルをお持ちです。また、例え直接的な手ほどきを受けておらずとも親類に感性豊かな人物がお一方でもいらっしゃるというと、やはり遺伝子的要因を感じずにはいられません。
何より素晴らしいのは、師から弟子へ引き継がれる品々。「 父の時計です 」「 祖父の指輪です 」 etc. ヴィンテージの本質的な存在価値の一つであるそれは、いくらお金をかけても手に入れる事が出来ないマスターピースに間違いなく、上記の質問に対して NO と答える私にとって、マスターの存在もマスターピースの存在も羨望以外の何物でもありませんが、願っても叶わないので前を向く事にしています。

 

マスターの存在がお在りの皆様、黄金の体験と記憶をぜひ大切にしてくださいませ。

 

平々凡々な人生を過ごしてきた絶賛志半ばの私ですが、それでも本能的に好ましいファッションアイテムはありますので、もし服飾的遺伝子があるのならば自分から創めようじゃありませんか。アナキンだって独自にフォースを育んだのですから。まぁ暗黒面に落ちますけどね。彼は彼、我は我ですから。

 

 

やはりオチが御座いませんで失礼致しました。そういえば先日初めてお会いするお客様 『 話にオチがなくて面白くないと言われるのですが、どうしたら良いですか? 』 という御質問を頂きました。どこの馬の骨かも分からない初対面の私にそんな質問を投げ掛けてくださる時点で既に相当興味深いのですが、いかんせん深くて実質的な問いでしたので一旦保留。自分なりの答えが出たらここに書かせて頂くかもしれませんので、その時はどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

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