こちらのコンテンツページには毎回ナンバリングが添えられているのですが、今回でDiary1000。気づいたら1000回も更新していました。そういえば今まで一回も確認したことなかったけど正しくナンバーを重ねられているのか!?とふと不安になったので確認しましたが、正確だったので一安心。
ちなみにDiary001が2014/6/4、Diary100が2015/1/28(+100回書くまで約240日)、Diary200が同年11/4(約270日)、Diary300が2016/8/26(約300日)、Diary400が2017/5/25(約270日)、Diary500が2018/2/21(約270日)、Diary600が同年10/3(210日)、Diary700が2019/4/8(約180日)、Diary800が同年11/29(約240日)、Diary900が2020/8/15(約260日)、そして今回の1000が2021/8/18(約360日)。
もっと減少傾向にあるかと思いきや減ったり増えたりでした。
この1000回は当然私だけでなく現パートナーの鈴木くんも前店長の小林くんも沢山書いてくれています。改めてありがとうございます。
旧店舗時代から書いてご紹介してきたので、その流れを汲んで SURR に成っても Diary と名付け続けさせて頂いておりますが、こと私におきましては自分の中で書き方や撮り方のテーマを設けたりルールを設置したり、あえてその逆をやったりその逆の逆をやったりと試行錯誤を積み重ね続けてきたように思います。これは生業に関わる全ての行程と行動に言えることなのですが、元来何かの結果に辿り着いた時に喜ぶよりも反省や反芻することの方が多かったため常に不完全燃焼状態に在ったように思いますし、例えば何かを好きになって掘り下げていくと同時に別の刺激を求める癖のようなものがあったので、常に欲求不満状態に在りました。
世の中に沢山の才能がある人や器用な人、作為的に成れる人やずるく成れる人が居ますが私は自分がそのどれにも該当しない無才の凡人であると卑下するわけではなく素直に思うので、きっとこれからもこれまでの1000回と同じく不完全燃焼状態そして欲求不満状態で在り続けるのだと思います。もしかしたら自分の受け止め方が変わるのかな?変わる部分も必要ですし変わらない部分も必要でしょう。いずれにせよ全てを磨くように、武器を増やせるように。そして今まで以上に関わってくださる皆様方が少しでも楽しく感じて頂けるように精一杯取り組ませて頂きたく思います。
今回はDiary1000とあって色々と記憶を振り返ったこともあって普段以上の駄文と成ってしまいました。お許しください。ちなみに私は自分の過去の文章を見返すことはしません。先日内村さまぁ~ずという番組でダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが自分が出た番組は恥ずかしくて観ないと言っていたのですが、同じ気持ちだと思います。なので、時たま読んでいます的にお声がけ頂くと、心の奥底から “ 貴方様の貴重な時間を消費してしまい申し訳ありません ” という思いが沸き上がり、時に電車の待ち時間やトイレ時間に読んでくださいとお返しするのですが、本当に本当にそう思います。読んでくださる皆様方、改めまして本当に本当に貴重な時間を頂きましてありがとうございます。今後もふとした機会ございましたら御覧頂けますと幸いです。
いやぁ、本当に振り返ったりするの苦手なんで、今回の内容は特に奇怪な方向に私的ですねぇ。。。ここ1年ほどテーマもルールも設けず取り繕わないようにしていたのですが、1年前の自分に今日の文字は書けないような気がします。なんかここ数日ずっと考えちゃいましたもん、どう書くか。今日も考えながら時間が許す限り鏡自撮りの練習をしていました。












いやぁ難しいですねぇ、鏡自撮り。皆様本当に御上手に御見受けできます。勉強せねばですね。
雨の脅威が続き、これからまた日差しの脅威が懸念されますが、引き続きのご自愛とご自衛にてお過ごし頂きますよう心から願います。もしお近くにお越しの際にお時間ございましたらお立ち寄りくださいませ。(※弊店は変わらず体温が37.2°以上の方の来店を御遠慮頂いており、御来店時にはマスクを正しく御着用頂いて, 少人数で, 入口での非接触検温ならびに手指消毒のご協力をお願いしておりますと共に、店頭スタッフの毎日の検温と消毒の徹底し運営しております)
引き続きご愛顧頂けましたら幸いです。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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Cerruti, Loro Piana, Zegnaなどなどの生地専門から始まった世界的なファッションメーカー達。ブランドではなく Maker と敬意を胸に口にしたくなるようなそれら特化型専門家という素敵な存在は、分野を限定しているからこそ我々には見えない景色を見ることができ、例えば王族や貴族との実質的なコミュニケーションであったり探求する際の層の深さであったり、会社にするから城買っちゃったりふとウェブサイトを見たらオンラインストアに1200万円のコートが並んでいたりと、端的に申しあげてクレイジーというかぶっ飛んでいるというか、そのベクトルも強さも最高に心が躍ります。だって1200万円のコートをネットで注文する人をお客様にしているということですからね。何で届くんでしょうか?佐川急便でしょうか、ヤマト運輸でしょうか。
よし、1200万円のコートをオンラインに載せておこう。よし、プレーンニット作ろう。ビキューナ使っちゃう?
この境地に至るにはそれだけの過程と経験が必要ですが、それもやはり特化型専門家であるからこそで、真剣に製作しているはずですし心から推奨しているからこそ、その品質至上に振り切ったピュアネスが本当にたまらなく、当然着心地が最高だからこそ私はそれらの専門メーカーピースを愛して止みません。
そしてもう一つ強く惹かれるのは、それらメーカーの提案するスタイルがファッショナブルではあるのですがモードの視点ではないという点。服飾史には関わるのですがモード史には関わらないと申しますか、世界最高峰の上質視点と感覚にて素材を練り上げたうえで提案されるスタイルがベーシックというかプレーンというか良い意味でノーマルで、例えば装いに大胆な変革を求めるでもなく挑戦や破壊を試みるのではなく、その時の時流に則ってスタイルを提案する点を私はとても興味深く、かつ魅力に感じます。彼らはスタイルに対して独自の味付けやスパイスを注ぎ込み試行錯誤してモードの歴史を積み重ねるファッションデザイナーではなく、最高峰の素材と技術を用いた時代時代のスタイルを提案するファッションメーカーなのです。
※Cerrutiの攻めの姿勢はファッションデザイナーに属すように思います。
しかしながらベーシックでプレーンでノーマルなのですが、そこに時流を注ぎ込んでいるところがなんとも面白くてですね、ことヴィンテージとして捉えた時の有意義さは尋常ならざるものがあります。この度新たなラインナップとして御提案させて頂きます AGNONA の時流を注ぎ込んだからこその結果論的な今のムードは尋常ではありません。AGNONA、これもまたぶっ飛んだ景色を見ることができるクレイジーファッションメーカーです。
1953年に設立して高級獣毛をメインとした生地専門メーカーとして数多の名だたるビッグメゾンを支え続け、70年代にはいるとアパレル部門を発足するという特化型専門メーカーらしい経歴を積み重ねたアニオナ。WOMENSから始まってMENSという経緯もあってか特に女性に向けての提案を得意していたため2001年には業績を理由にMENSを廃止してしまうのですが、近年になってから“今のファッションムードと我々が過去に行ってきたMENSクリエイションがそのままフィットする”ことに気づいたため、昨年晴れてMESが復活しました。
その通りその通り。近年のファッションムードと極めて高い精度でリンクする 1970-90s AGNONA のムード。リラックスしてラグジュアリーなスタイル性, テンション。軽くて上質な素材, 縫製。自然そのままを活かした落ち着いたカラーリング, テクスチャー。どれを粒立てても時代を問わない最上質な不変性なのですが、更に 70-90s という時代のムードを取り込んだ“当時におけるノーマルなスタイル提案”が、今まさにたまりません。
見てくださいよ、この創始者のポートレート。
最高にグルーヴィー。
SUMMER SWEATER
PURE LINEN BIG POLO
UNCONSTRUCTED
New arrival/New propose, Vintage AGNONA
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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昨年が長梅雨だったこともあって、おおむね例年通り梅雨が明けた今年は一層ストレートに心地良く“The 夏”を受け入れられ、一番強い日差しやサラリとした汗が素直に気持ち良いので(体感としてはここ十数年で一番)、ふと所用を済ませていた時スタッフにいやぁ気持ち良いですねぇと話しかけたら、長袖のカーディガンを着ている姿に引かれてしまったよう。くそぅ、リネンなのに。
暑いですがもう一段階ギアが上がる(もう上がりかけているかな?)ことを考えるとまだまだ若干朝夜が涼しい最近を出来るだけ楽しみたいというもの。それに相応しいギアは例えばTEEシャツであったりジュエリーであったり、そしてアイウェアであったり。
皆様、アイウェアは楽しまれておりますでしょうか。
1950年代にアメリカンモードデザイナーの HALSTON 氏が英国のオプティカルブランド Oliver Goldsmith にランウェイ用のサングラス製作を依頼したことで、それまでは視覚矯正や日除けの道具でしかなかったアイウェアにファッションという存在価値が加わって今に至りますが、ファッションピースとして楽しむ方、視覚矯正として要される方、日除けの道具とされる方、そしてそれぞれを組み合わせて心から楽しまれる方など様々いらっしゃいますし、邪魔だから要らないよという方もいらっしゃって全て正解でございます。
余談ですが昨年に医療に携わるお客様から“感染症対策にはアイウェアも重要なんだよ。粘膜から感染するからマスクと一緒です”と教えて頂き驚きました。もっとニュースとかでアナウンスしなきゃだめなんじゃないか と。これは余談ではないですね。私はこの点近しい友人には伝えるようにしています。友人めっちゃ少ないですが。どうぞ皆様相手に失礼にならなければ御伝え差し上げてくださいませ。
この度の新作では英国より Algha works と Oliver Goldsmith 、そしてフランスより Cartier。オリーヴ、ブルー、マンゴー、ウィスタリア、グレー、そしてローズのカラーレンズにて御提案させて頂きます。薄い色のレンズ、何周かしてまた心躍るグルーヴです。
New arrival, Color lens eyewear collection.
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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