新作ですよ / Diary1032
4.2.2022



元々レイヤードが好きですし楽しいですし、季節のふり幅が広い服が好きですし楽しいので、THE“真”冬服的な御提案の機会と期間が狭い方かなと思っておりますので、このような一着は私の中では新鮮。今季のラストTHE“真”冬服になるであろうと予感と確信を抱いています。と言うかラストとして据えたくなる一着。
潔くタフなモールスキン化繊の表皮とマリアージュされたのは真紅のピュアカシミアライニングというクレイジーな構築。最上質目線ならではの構築と設計と感覚によって猛烈に着易く自然体に心地良い時間をお過ごし頂ける、デイリーでカジュアルな究極系ギアピース。これでまた冬が楽しみになります ねぇ。

 

 

 



大好きなコーデュロイトラウザー、いやこれはピケパンタロンと呼ぶべきか。なんでこうも惹かれるのでしょうか。一体いつからだろうか。
それにしてもまぁ綺麗なバランスですねぇ、意図的に広めなウエストゾーンにワンタックである程度ゆったりしていながらもシャープなシルエット。シックなブラウンカラーでありながら同社特有の色彩美印象を抱いてしまうのは、やはり様々な芸術家の要求に応えてきた経験値あってのものでしょうか。

 

 

 


個人的にはこのようなイタリーノーマルトップスバランス、一番活用しています。やはりデザイナーそれぞれで異なるスタイル性の味付けがそれぞれ楽しいですね。グッチ一族時代はやはり良い意味でエレガンスよりもクラシックが際立ち先立つのでまた素敵です。

 

 

 


カシミアの素材感にシルクの素材感にサルトリアの手縫い技術力という三位一体。これぞアンコンストラクテッドと言える正統派イタリーハイクリエイションリラックステーラードジャケットです。最高。
そして、

 

 

 



先のジャケットと同じくの看板を背負うこちらの一着。出逢った時に即思いました、我々はとんでもない怪物に出逢ってしまった と。

御来店頂いた御客様方やお問い合わせくださった方々に謝意を抱き時に活字にしようとも、弊店は意識的に“沢山の”御来店や“沢山の”お問い合わせという表記はしてきませんでした。その当たり前のように用いられる装飾がはるか昔から心にフィットしてこなかったので、あえて記すとしたらおそらくは“弊店としては沢山の”的に書いてきたと思います。しかしながらこちらには本当に“沢山の”お問い合わせを頂きました。特に多くて未だに話に挙げてくださる方もいらっしゃったりと、印象深い傑作でした。
それと同じくなトラベルコートのコンセプトプロダクトであり同じくなネップの素材印象でありながら、異なる看板であり素材組成であり職人技術力が注がれた本品。本当に本当に怪物。モンスターピースです。これまでに出逢ってきた秋冬プロダクト・獣毛素材・クラシックなコート設計という条件下において最も軽い一着。はっきり言ってドン引きしました。

 

 

 

以上、明日お披露目の新作を簡単ながら御案内させて頂きました。引き続き日常において余談を許さないどころか一層の危機感を感じずにはいられない日々ですので、引き続きの御自衛と御自愛を最優先のうえ御気分に合われましたら機会ございましたら御気軽にお立ち寄り及びお問い合わせお申し付けくださいませ。

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

阿呆のように / Diary1031
25.1.2022

皆様お元気ですか。
先週頃から全国的に改めて寒くなってきたように思い、寒さ厳しく感じながらも四季においてはこれで良いと, こうでなくてはいけないと, そしてまた一段階寒さ厳しくなるであろうから覚悟しなくてはと個人的には言い聞かせておりますが、既に春向けの品を御案内されているお店さんもチラホラと見当たりますね。装いは真冬ながら御心は春でしょうか,まだ冬でしょうか,クロスオーヴァーでしょうか,アップサイドダウンでしょうか。弊店も少しづつ春を意識しつつも基本的にはしっかりと暖かいものを、オンタイムな何かをという心の方が強いです。と言っても元々年間有用性が高ければ高い方が良い(着られる季節の幅が広い)ことを重要視しておりますので、変わり目がはっきりと無いっちゃ無いのですが。

 

さて、今日は曇り空の合間から太陽が少し陽を注いでくれる程度ですが、SURRにおいては真に丁度良い塩梅。スタッフカウンター内は少し暖かくありながら太陽光が強過ぎない絶好の空間日和です。暖房をONにするのは4時頃かしら。

先日お客様とメッセージをやり取りしている最中に素材感の話になった際“カシミアを阿呆のように毎日着ております笑”と返信したのですが、その直後に 本当に阿呆のようにカシミアを着ているなぁ とどっぷり思ってしまいました。店頭にてお客様との交流のふとした際に 私は棺桶もカシミアで作ろうと思っているんですよガッハッハ と言っては申し訳無いほどに微妙な空気になることが度々ありまして、毎年御提案御推奨させて頂いているのがカシミアやウールやアルパカやモヘアやキャメルと言った獣毛衣類なのですが、改めて自分が365日のほとんどに獣毛衣類を身に着けていることをどっぷり再認識したのです。
春になったら軽いカシミアやウールなどを、夏でも半袖のウールを、秋冬は言うまでもなく。一体全体年間どれだけ着ているんだ、何度御推奨しているんだ と。まぁ別に悪いことではありませんし今後も間違いなく着続けますし御提案し続けるのですが、本当に阿呆のように着ているなぁ と。

SURR knit collection

 

前述の通りですのでほぼ一年中ニットコレクションを御提案しておりますが、その内容及びボリュームは常に変わりますので、もし御興味頂ける何か,御機会頂けるその時がありましたらご査収くださいませ。

 

 

 

ちなみにこちらは今週末に御披露目する新作からの一着。7:3のウールカシミアです。



個人的な考えで恐れ入りますが、私はスタイリングという概念を自分自身の念頭に置いておらず“自分自身で気に入った品を選び着たい服を着れば勝手にスタイルに成る”と(なぜか)思って(残念ながらこれまで)生きてきてしまったので、上記も新作ニットジャケット以外は全て私物となります(その日の服装にただ羽織っただけ)。スタイリングを組まないという怠惰ではなくスタイリングを組まないことが私にとっての最善ですので、これも十人十色でどれも正解という一つとして御容赦頂けましたら幸いです。本当にお越しくださる皆様方のスタイル,スタイリングはいつも勉強になります。

 

あと滅茶苦茶余談ですが、近日中にSURRのプライスタグを一新致します。少し前から改めたいなと思っていたのですがやっと様式を思いつきました。

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

新作でございます / Diary1030
21.1.2022



70s Ballantyne / ご愛用頂くことでそう遠くない未来にブラッシングをせずともブラッシングをしたかのような毛の輝きを自然と獲得することのできる、残酷なほどに強い特級スコットランドカシミア。

 

 

 


1989s Canadian Army / 戦車兵という専門的なコンセプトプロダクトだからこその え、これデザイナーピースじゃないの?え、ってかデザイナーよりもデザインしてない?的リアルミリタリーピース。

 

 

 


80s Pure Scotland cashmere / 当時のニットメーカーによる実直かつ充分過ぎるほどの品位を秘めたUKプロダクト。

 

 

 



early00s Dolce&Gabbana / 私、この頃のドルチェ氏とガッバーナ氏による男性に向けてのスタイル味付け(自分が着る意味で)とても好きなんです。このパターンメイクで48サイズ表記提案ですからねぇ。この積極的なタイトをピュアカシミアで構築するコンセプト感、たまりません。

 

 

 



80s Royal Canadian Air Force / いわゆるコールドウェザーコンセプトのプロダクトなのですが、このスタイルボリュームでパッカブルって。思わず拍手しちゃいました。デザイナーの創意性を蹴散らす圧倒的なモンスターです。

 

 

 



2003SS Gucci by Tom Ford / 鳴々麗しや鳴々嬉しや。最高です。

 

 

 



90s Loro Piana / これもまた残酷なまでに美しく、目が眩むほどにノーマルでベーシックなスタイル性。良い意味でバランタインの特級スコットランドカシミアと異なるロロ・ピアーナならではの特級イタリーカシミアです。もうトロットロフワッフワ。

 

 

以上、カオティックな新作群でした。

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
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