いかんいかんシリーズ第二弾 / Diary1044
7.4.2022

(必要不可欠であると自覚しながら定期的にふと気が付くと不足していて)いかんいかん(と自省する)シリーズ、第一弾として先週にテーラードジャケットを御披露目させて頂きましたが、明日は第二弾としてトラウザーを御披露目させて頂きます。

New arrival, Trousers collection

 

 

ジーパンでもチノパンでも軍パンでもなくパンツでもズボンでもボトムスでもなくトラウザーと呼びたい、スラックスとも言うけどトラウザーと称したい。そんな存在ですが、皆様お楽しみになられておりますでしょうか。勝手ながらテーラードジャケットよりは境界線の溝の深くないし壁の高くないと思っているのですが、いかがでしょう。これらもまたしっかりと揃えておきたい, しっかりと御用意しておかなくてはいけないと思いつつ、気付いたら純トラウザーと言えるのは一点のみ、次点でコーデュロイトラウザーが二点のみとなってしまいましたので、いかんいかんとまとめて御披露目です。

 

 




先のテーラードジャケットもそうでしたが今回も非常に上がっています。だっていっつも穿いてるんですもの、デザインや素材感のふり幅と伸びしろの可能性が豊かで様々楽しいんですもの、私にとって生活感覚的にも着用感覚的にも心地良いんですもの、格好良い、色々と格好良いんですもの。あと何着るか考える時に高確率で穿きものから決めるもっぱらの下半身衣類好きなんですもの。
ウエストポイントをどこに置くか、腰回りのフィット感をどうするか、レッグラインをどうするか、エンドをどうするか。それら構築に装飾性と素材感が加わりますのでそりゃあ可能性は様々ですよね、仕立ての世界にトラウザーだけを製作する専門職人が居るのも納得。この度はクラシックが軸となったプリーツの腰回りからベクトルやミニマムフィットが軸となったミニマムな腰回り、たっぷりとしたレッグラインからワイドなレッグライン、素朴な素材感からエレガントな素材感からフューチャリスティックな素材感、ベーシックな装飾性からアヴァンギャルドな装飾性まで、様々なベクトルを御用意させて頂きました。それこそ前述のトラウザー専門職人メーカー,いわゆるパンタローネの御品もご用意致しておりますので、機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 


ところでシルクコットンだとこんな雰囲気醸し出すんですね…畝の反射のコントラスト、い      やぁ…

 

 

SURR 福留

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新年度 / Diary1043
1.4.2022

ですね。少し前にも晴れ着姿の方々を沢山ベランダから拝見し、勝手に健やかな心持ちになっていました。気分一新の節目ですし暖かさと肌寒さがマリアージュするこれまた粋な季節ですので、テーラードジャケットの新作群をひとまとめに御披露目させて頂くことにしました。

New arrival, Tailored jacket collection

 

 

 

ヴィンテージを介してファッションヒストリーを御提案したいと(勝手ながら)願う時、私の中で“テーラードジャケット”というファッションアイテムは必要不可欠なのと並行して、ヴィンテージの世界ならではの縦横様々な広がりがそれはもう面白くてなりませんしそもそもにおいて雑食気味なので自分なりに精一杯の様々なバリエーションでの御提案を模索すると、ふとした瞬間に店内においてテーラードジャケットの御用意が不十分な機会が度々訪れ、いかんいかんと自省します。少し前からその状態でした。このテーラードジャケットのバリエーションでは自分の中にあるSURRとして相応しくない と。というかなんだかんだで毎年どこかのタイミングで定期的にそうなってしまうので進歩のない自分にまたも辟易。

 

かねてより着る人と着ない人がはっきりと別れた存在であると同時に、なんだかんだどこかの機会になんだかんだで着ることになる存在、テーラードジャケット。なんだかんだで着るなら経験値を積めば積むほどに心身にフィットするので着ておきましょうよと思うと同時に、着る着ないの溝の深さを再確認すると同時に、近年一層に自由化が進み良い意味でカオティックで良い意味で皆様方が様々な選択肢に囲まれて楽しまれているからこそふとした瞬間にクラッシックなテーラードジャケットも悪くないのではと思って頂ける可能性が高まっているのではないかと、テーラードジャケット贔屓目線の私は思っています。本当に自由度が高まり続けている近年、トレンドやムードが混在する近年。皆様方が本当に楽しそうで素敵です。

 

ということで弊店は相も変わらず御推奨させて頂きます。御人によってはハードルを感じる存在であり御人によっては慣れ親しんだ存在で、御人によっては興味が無く御人によってはちょっと気になるテーラードジャケット。私はいわゆるガッチリ体型でかねてより売り子のためにテーラードジャケットは真に心身共に親しんできた存在です。いわゆるワークの目線であっても現実的な動きやすさであったり着丈と身幅のバランス感であったり何よりもポケットの位置感であったりが完璧に感じておりまして、純粋に一番着易い上着の形状。ナンバーワンの座は未だ揺らぎません。“なんかあった時に(例えば突然長澤まさみさんが御来店)一番自分らしく胸を張れる服装はなんだろう?”と何を着るか迷った時(私服のふり幅が狭いので滅多に迷いませんが)に考えるようにしています。そうするとほぼ百パーセント数種類のテーラードジャケットに着地します。素直に自分らしくいられる存在があること,それによって心身共に活力が漲る存在があることは私の矮小な人生における数少ない輝かしい経験と結果です。

 

 

 

 

 








緑豊かな光り輝く新年度ですもの。テーラードジャケットをサラッと羽織って春風感じながらのお散歩はいかがでしょうか。

 

 

SURR 福留

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なぜだか / Diary1042
22.3.2022

じんわりと明らかに好きなんですよね、コーデュロイという素材。もといコーデュロイパンツ。

 

 

 

なんででしょう?はっきりと理由が分かりません。例えばお客様が素敵にジーンズ履かれてきたらその瞬間にジーンズ履きたくなるくらい影響を受ける時は分かりやすく影響を受けてしまうのでこのような“好き”には往々にしてきっかけがあるタイプなのですが、全く思いつきません。かねてよりバイイングの旅順で出逢えたらテンションが露骨に上がり積極的な御提案を模索しつつも、コーデュロイに限らず“探すと出逢えない”メソッドでなかなかどうして思うようには叶わないながら、変わらないじんわりと明らかに好きという感情。なぜに好きなのかは当然ながら誰も知らないので自分の心に問いかけてみても、コーデュロイパンツを連想させるのはドックタウンカルチャーしか思い出せずとはいえスケートボードをやったことも無いし特段好みでもないのでそれではないでしょう。あれはファッションスタイルではなく文化そのものですから。ラッパーに憧れようとライムを刻まなければどんなに似通った衣を身に着けてもラッパーには一歩も近づけないのと一緒。

 

なんかありますか?なぜだか好きな品やイメージとか。私こういうの解明というか自分の中で合点がいかないとモヤモヤしてしまうのですが、いた仕方ありません。多分映画にせよストリートスナップにせよアーティストやデザイナーのパーソナルスタイルにせよで、定期的に目にしてきたのが無意識的に積み重なって好きになったのでしょう。そういうことにしておきます。あぁそういえば好きな映画の主要キャラの少年の一人が劇中で履いていましたコーデュロイパンツ。しかもその人2018年にPRADA Uomoのキャンペンーンビジュアルに採用されています。この記憶も要因の一つですね。うん、きっと無意識の積み重なりだ。そうですよね、そもそもにおいていろんなところで採用されている素材ですし、変な意味合いではなくどこでもつくっている素材ですもんね。

 

 

 




なんか本当にじんわり好きで意識してしまうんですよねぇコーデュロイ。もといコーデュロイパンツ。でも私一本しか持っていなくて、それもモヤモヤするんですよ。去年くらいからようやくカジュアルを取り入れられるようになったので、今後一層好きになる気がしてソワソワしてしまいます。

 

良いなぁ。ナチュラルだけど本当にほんっっっの少しだけエロいんだよなぁ。

 

 

SURR 福留

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