


元々は肌着であり日常着であったこともあって必要以上の可動域を設置せず斬新な素材を用いずデザイン性を注ぎ過ぎずにタックインやタイを前提としたいわゆるスーツ向きのシャツを“正統”、対してシルエットにデザイン性を付与させていたり独創的な素材を用いていたり明らかなデザイン要素を注いでいるシャツを“非正統”と私は勝手ながらに捉えています。言うまでもなく正統だから正義,非正統だから悪なんてことはなくそれぞれに存在価値と意義と楽しさがありますが、服飾史に燦然と輝くファッションデザイナーたちが紡いできた絶対的スタンダードピース,シャツの数々には、デザイナーそれぞれのフェチズム然りエゴイズム然りこだわり然り探求心然り、そして何よりも多分な遊び心が詰まりまくっておりまして、そんな真面目(正統)を存分に学んで研究しまくったからこその真面目ではない(非正統)なシャツたちが最高に楽しいのはこれまでもこれから不変です。というか真面目ではないからこその個性豊かな味わいをよりダイレクトに濃く感じられるのはシャツという存在のシンプルな完成度ゆえか、サラッと一枚で着るスタイルがラクチンで好きだからか、はたまた私が真面目ではないからか。







New arrival,Vintage shirts.
鬼才ヴェルサーチェ氏のクラシック×デザインシルエット哲学、トム・フォード氏による濃密なGucciクリエイション、愛らしいValentinoとドレッシーなValentinoなどのデザイナーズクリエイションに加えて今回はナポリのシャツ専門メーカー(Camiceria Napoletana)が2着あるんですが、それもピュアシルクであったりと個人的には全て真面目ではないシャツでそれぞれ異なるベクトルに蠱惑的。時代性と感じる様々な濃さがありながらも結局のところそれぞれがなんだかんだで現代感覚にフィットするのはやはりクラシックの強みかと存じます。中にはシャツじゃなくてジャケットじゃんと言いたくなるようなぶっちぎった一着もあったりして、最高です。
SURR 福留
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スエードのカントリームードと一枚革アッパーのドレス感が見事に融合した90年代John Lobbのダービーシューズはやたらめったら全体像が美しいと思ったらラストのお陰でした。なるほどね。




所有者イニシャルのような胸元のB.C.、ダークグリーンのボディにヴィヴィッドピンクのジッパーにサックスブルーのライナー。そうそう!これこれ!的これぞBest Company的なツボのど真ん中を適切な強さでグイと押してくれるたまらない一着。プロダクトデザイン感/カラーリングの楽しさ/プリントと刺繍のボリューム/着こなしの幅/コンディション。全てにおいて高得点を叩き出す歴代Best Companyアウターの中でも特に当たりな個体です。
表地も裏地もツルリとしたコットンクロスが着用感良いんだまたこれ。




そういえば初めてフレンチワークの世界観と触れ合った時って基本的にはこんなムードだったよな と時間が経ってすっかり忘れていたあの頃の記憶を想い出させてくれてありがとう的な一着。労働時にしっかりと着ていたからこそ刻まれたエイジングは、その美しさからいかに丁寧に向き合い着こなしていたかを容易に想像できます。その仕上がり、ポケットの配置と意匠、サイズ感など名門だからこそ辿り着いたリアルヴィンテージです。






鬼才Thierry Mugler氏の貴重なメンズトラウザー、なんでもないようで個性が光る絶妙なミウッチャクリエイション、立体構築の枠を越えてもはや生き物のようなキャロル氏のクレイジー創作。デザイナーズクリエイションだからこその様々な個性。


リモンタナイロンの屈強で最上質で近代的で知的なテクスチャーだからこそ、装飾性ゼロの特出してミニマムな設計がマッチします。当時はハイクラスビジネスマンに向けてのプロダクトでもあったのでしょうが、現代においては全方位に対して御提案が叶う501のコートVerのような存在感です。



建物内に一歩踏み入れたらWifiの電波が届かないような(なぜなら住居がほぼ遺跡だから)イタリアの奥地の奥地で出逢えたこちらは使用感がほとんど無い(というか無い)様々な御身体に御提案が叶う44サイズでサージカラーの1990s Barbour。小躍りしました。日常に即した良い意味でファッションの域ではない(もちろんファッショナブルです)ライフスタイルピースだからこそ、ヴィンテージで出逢えた暁にはコンディションがネックになりますから、ピンピンであることはプラスでしかありません。
しかもVintage Barbourらしくありながらモード的意外性に満ち溢れる滅茶苦茶漢前モデルTRENCH COAT。大躍りしました。
以上、昨日のHermesサコッシュと併せて明日23日(金)に御披露目させて頂きます。機会ございましたら御縁ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
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多彩多作なバッグクリエイションにおいて特に定番的に製作され続ける公文書の名を冠した名作,Sac a Depeches×元々はロードレーサー用に開発されたサコッシュ仕様。一見ミスマッチなようですがよくよく考えると自転車を活用するビジネスマンは昔から普通にいますもんねぇ。とはいえ相変わらず絶妙な“ゾーン”ですが。



御存知の通り既存のSac a Depechesはハンドルタイプですから、こちらのサコッシュモデルは80年代後期から90年代中期頃までしか製作されなかったリミテッドプロダクト。Hermesバッグクリエイションにおけるカジュアルモデル(デイリーモデル)は本当に秀逸なものが多いにも関わらず数年でいわゆる廃盤になってしまうことがほとんどだから本当にニクくてですね。邪推ですがわざとだろうなと、こうやってムラムラさせるのだろうなと、私は思わずにはいられません。ムラムラ。
なんせいわゆるビジネスマン向けの重厚なSac a Depechesが見事にカジュアルでキャッチーなプロダクトに大変身していますから、もう大拍手ですよ。既存のそれとは大きく異なる特徴的な縦長フォルムはサコッシュとして活用するためには横長だともたついてしまうからで、象徴的な留め具も慣れれば片手で容易に開閉が叶ったりと全てが機能性に特化した仕様となっておりますからやはり唸ります。収納力も抜群で背面にもスリットポケットありですから、不朽の名作を大胆にアレンジするというHermes社らしい一種の遊び心とチャレンジスピリッツを感じさせつつも、その根底には真面目で誠実な職人技術と機能性に直結するプロダクトデザインの概念が敷かれた、本気でロードレーサーに向けてますな気概を感じずにはいられない逸品なのです。


Coming soon,1994s Hermes Sac a Depeches Sacoche.
御覧の通り2重にしてハンドル仕様にもなります。これも本当にニクイなぁ。【23日(金)御披露目】させて頂きますので、機会と御縁ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
SURR 福留
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