先日とある私物日用品が故障しました。まぁ長い間日用品として一定量酷使してきたので故障して当然で要修理で当然なのですが、完了までに三か月ほどかかるために代用品が必要でして、まぁもう一つあっても差し支えないので構わないのですがこの一連で改めて思いました、私はその日用品が嫌い。あ、嫌いだ と。
厳密に言うとその物質は良いのですが、それを要すること自体がとても嫌いです。好き,普通,どうでも良い,あまり好きではないではなくはっきりと嫌いなんです。なのでその日用品を選ぶ際もフクドメ式“好きではないからこそ特にしっかりした品を選ぶメソッド”を適用し、いざ使わなくてはいけない時にほんの少しでも良い気分で・楽しい気分で使えるようにと選んだことを改めて思い返しました。と、その時にふと服を着るのが物凄く嫌いな人が服を作ったらもしかしたら…!?と思ったのですがさすがに飛躍し過ぎだと即時自己否定。物凄く嫌いでも服を着ないで生きていくことは基本的に叶わないですしね。
そういえばこの度、私にとって極めて丁度良い日用品を御披露目致しました。丁度良い日用品とは?各者によって異なることと存じますが、私にとってはこの形状,仕様,そしてなんと言ってもサイズ感が最高に最高に丁度良くて鼻息がやばいです。
ジップで開閉するハンドルスタイル。全ブランド全メーカーが一度は製作していそうな“ベタ”の極みだからこそクリエイション目線の尊さが際立ちます。私見ではありますが大きめではあるもののノーマルサイズの範疇に収まる大きめサイズであくまでデイリーに活用できる日用品であり実用品であることと存じます。活動時には片手が塞がりますがパッと持ってパッと移動できる抜群の機動力で、片手が塞がるもののイコール鞄を持つという一連においてそれ以外の動作が不要(バックパックやショルダーは身体に乗せた後ストラップなどの位置を微調整する時間がありますね)というのもまた人生をより楽に,気楽に彩ってくれます。この楽さも気楽さも本当に本当に良いスパイスなんです。
これまでに幾つかヴィンテージ Hermes バッグを御提案してまいりましたがその中でもトップクラスにカジュアルな造形美。“オイラはガンガン使って傷が付いてからが本番だぜ”という言葉が聞こえてきそうな頼もしいバディバッグ。Body bagではなくBuddy bag。
1995s Hermes
私の日常では弁当と水筒と仕事道具を納めてもしっかりと余裕があるこの要領は最高。通勤途中にハンズで備品買い放題、マツモトキヨシで備品ある程度買い放題です。自転車の籠にもそれなりに収まるし。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
日用品、実用品、贅沢品。
料理をする時の包丁は日用品でそれを職人技術で見事な切れ味に仕上げた一本は実用品で、ある一定の金額以上は贅沢品になりますね。皆様それぞれのバランス感はいかがでしょうか。私は日常的にコーヒーを淹れるのでバックヤードに湯沸かし器を置いていますが、それは家電量販店の最安値の品にしまして事足りています。デスクにリボンやハサミを切ったりするために私物の十徳ナイフを置いていますが、それはジュエリーメーカーの品で私にとって相当な贅沢品で重厚感や形状感が本当にエレガントで無駄にニギニギするほどに気に入っています。大事なMYバディーの一つです。
さてさて日用品・実用品・贅沢品のバランスをどうするか。(そういえば私は左利きなので常にボールペンが書きにくいことをペン屋さん(パン屋さんじゃなくてPEN屋さんですよ)のスタッフに相談したら筆圧に左右されないとして万年筆を薦められたのですが、曰く約5万円までは予算を上げれば上げるほどに諸々が良くなるが、それ以上は金無垢をどこかに使っていたり彫りが凝っていたりと贅沢要素に成るとのことで、極めてなるほどと思った次第です。愛せるペンに出逢いたい方はご紹介させて頂きますのでお気軽にお申し付けくださいね。良いですよ、愛するペンって。)
しかしながら冬のグッズに関しては四季における限られた一部分において極めて日常的になりますし、寒さを防ぐという意味合いにおいてこれ以上の実用性はございませんし、贅沢をすることによって防寒性や有用性が高まったり何と言っても寿命が長かったりしますので、皆様方それぞれにおける“これ以上は贅沢”というボーダーを少し上げることを御検討頂いてもいかがかと存じます。良いものですよ、それを手に取る度に季節の変化を感じられて身に着けることを想像すると厳しい寒さですら少し楽しみになるWinter goodsって。
New arrival, Winter goods.
それこそ同じく新作のこちらも良質なWinter goods。軽くて暖かくて自然体に大人っぽいけど気取っておらず、鮮やかで華やかだけど穏やかで優しくで雨にも風にも強い一着って優秀です。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△
多作多彩なミウッチャ女史の世界ですので、ランウェイピースしかりランウェイに密接に関わるピースだからスゴイだとかエライだとかは至極当然ございませんが、だからこその独特な空気感がありますのでそれをリアルクローズとする, 日常の味付けとして取り入れるというのもまた一興であることを頭と心の片隅にて御認識頂きたく、この度の新作にてお披露目させて頂きます。
1998AW padded silk
1999SS minimum tailored
1999AW padded wool
2008AW marine design
1998AW padded silk
私自身が純粋なPRADAマニアであるがゆえ、この度このようなことになってしまいました。お詫び申しあげます。福留と同じ個体なんて嫌だよという方が沢山居られることと存じますがこの2012AW sleeveless jacketに罪はありませんので、御容赦頂き純粋な一着として捉えて頂けましたら幸いです。しかしながら勝手言わせて頂くとこの生業においてMY FOV ワードローヴとここまでシンクロすることが無かったので(初めてかもしれません)嬉しい気持ちです。サイズ表記も一緒でした。
New arrival,PRADA Uomo runway creations
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
△