アルマーニの紺ブレ / Diary952
18.3.2021


 

 

王道また有名過ぎて「あぁ、あれね」と触れはしないか何となく知っている、ホラー映画好きの私が言うなら 13 日の金曜日や悪魔の生贄(映画)の様な存在とでも言いましょうか。

 
弊店ではこよなく愛する、王道でもあり名作でもあり、ジャケットと言う区分の中でもネイビーブレザー、通称 紺ブレ は皆様に是非ともご提案したい存在でして、流行り廃りも無い中で、ファッション誌などでも定期的に次は紺ブレ!の様な企画を不定期ながら確認する度、絶対流行らないだろうと感じるのが本心でもあり、結果的に街中でも正直あまり見掛けない、ある種人と被らないと言う前提においてはとても自己満足度の高い有意義な存在。(ブレザー好きの方すみません、でもそれも含めて私は大好きです。)また、ヴィンテージ・アルマーニと言う存在もまだまだ認識としては同じような立ち位置にいるように感じてしまい、ひょっとしたら「アルマーニ?(笑)」と思う方も世の中にはいるのかなんて思うと、いやいやいやいや!と声を上げてしまいそうで。

 
お好きな方には勿論のこと、食わず嫌いの方には全力でご推奨したい、今回は Giorgio Armani から紺ブレをご紹介させて頂きます。
 

 

このラペルでお腹いっぱいになってしまいそうですが、低めのゴージラインに鋭角なピークドラペル。迫力あるラペル巾ですが、嫌みに感じないのは素材でしょうか。

 

 

Pure rana virgin 100% 、つまり再生ウールなどを使用していない新しい純毛。いやらしさの無い微量な光沢感に柔軟性をも持つ、最高なマテリアルです。また、裏地もレーヨンと流石、抜かりない。

 

 

金ボタンに同社の刻印が施されています。これまた、抜かりない反面、個人的には愛らしさを感じてしまう、恰好付けている様でちょっとナードな印象とでも言いますか。
 

 


着用はこちらに。

80s Giorgio Armani pure virgin wool blazer


 

 

表記サイズ 44 ですが、普段 サイズ 46 の方に適正なフィット感。ストレスフリーな着心地と羽織ると更にマテリアルの本領を感じて頂けると思います。年代を考慮しても、ショルダーラインもナチュラルで肩パッドの強調性も程良いですし、生地の厚みも無く、通年お使い頂ける素材感ですので、これからの季節にも最適かと。

 

 

 

 

通信販売も承っております。

ご不明点等御座いましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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JILSANDER Uomo collections / Diary951
12.3.2021


early2000s JILSANDER uomo collections

 

 

73 年ウィメンズのパリコレクション発表から、意外にもメンズのコレクションはミラノに発表の場を変えてから 12 年後の 97 年秋冬からと遅咲きですが、ミラノを代表し、近年のクリエイションもルーク・メイヤーがデザイナーを務めてから再熱している印象の JILSANDER 。非装飾的で身体にジャストフィットさせるプロダクトは現代的な目線では新鮮に、斬新に感じて頂けるのではないでしょうか。今回は 2000 年初頭のプロダクトを軸に弊店では初めてのご案内となります。

 

 

 

 

Super light leather

 

 

Black velvet

 

 

Heavy moleskin

 

 

2tone knitting

 

 

Cashmere 100%

 

 

Light padded

 

 

悲しいかな自分の身体に合わず、、どれもグッドデザインで悔しい限りです。敢えてワークウエアやミリタリーウエアの土臭いトラウザーと合わせて頂きたいし、自分ならそう着たいなと。追求されたミニマリズム。最高にクールです。

 

 

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1992SS Dries Van Noten / Diary950
11.3.2021

 

 
数多くの 90 年代に製作された Dries Van Noten プロダクトをご提案させて頂きましたが、 あれ、意外と初めて のご案内になる本品。90 年代初期クリエイションにはインスピレーションの元として、フランスのワークジャケットをベースにそれをニットでしたり、軽やかなレーヨン、コーデュロイ、厚手のメルトンと素材を変えて 1992 年 ~ 1994 年までは毎シーズン提案をしていました。ただ素材を変えるのでは無く、生地との相性も考えた上で、ニット素材はドレープが生まれるオーヴァーサイズ、メルトン素材は素材の厚みを考慮したジャストフィットと素材を活かした構築を提案。その中でも今回初めてのご案内となるコットンベースの一着をご紹介させて頂きます。

 

 





まず、カラバリ、、、まぁそれだけDries氏のお気に入りだったのでしょう。1992 年春夏、ファーストランウエイのコレクションは小さな舞台上をランウエイ会場とした同社のコレクションの中でもずば抜けて地味な会場でした(笑) 未だ男女合同の形式で発表されていて、男女ともノスタルジックで自然なオーヴァーサイズと天然素材をベースとしたナチュラルな色使い。ホワイト、アースカラーを軸に落ち着いたトーンベースでジャケット、スーツスタイルをメインにスポーティなクリエイションまで幅広く表現されていました。

 

 

 

New arrival, 1992SS Dries Van Noten work style cotton coverall

 

 

その中でも今回の御品はこちらのカラーリング。ミルクティーの様なブラウン系統の軽さのあるお色味。光線によって色味の濃淡が現れる為、シャンブレーかな?と思いきや綾織で高密度なマテリアル。ツイルでここまでの生地表情は中々見ないです。軽さと張り、薄過ぎず厚つ過ぎずのこれからの季節に最適なマテリアル。

 

 

前述の通り、フレンチワークジャケットをベースにしています。が、このままでは終わらないのが Dries Van Noten。円みを帯びたフォルム。それは肩線の落とし、身幅を広く採り、着丈を短くすることで従来のフレンチワークジャケットには無い変形型に。不変的なベースの構築ですが着て頂くとこのシルエットバランスの違和感に気付いて頂けると思います。敢えてストレートシルエットのワークトラウザーを合わせていますが、やはりワイドトラウザーは絶対的に相性が良いです。なぜならこの年代に細身トラウザーを Dries 氏は作っていないからです。。

 

 
今回の一着はサイズ 46 表記で、私( 184cm )ですとある意味丁度良いので、小柄な方には強調されたオーヴァーサイズで、標準体型の方には適正なオーヴァーサイズで体型に関わらず、お楽しみ頂けます。

 

 
色味や素材、シルエットバランス。どれを取っても申し分の無い一着、春のライトアウターとして如何でしょうか。

 

 

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