後付け / Diary941
4.2.2021

 

 

フレンチワークウエアとデザイナーズヴィンテージ。

撮影を終え Diary を書いている途中で気が付きましたが、無意識にと言いますか完全に好みに走ってしまった結果、後付けではありますがフレンチワークウエアとデザイナーズヴィンテージの組み合わせをご提案させて頂きます。

 

 

90s Giorgio Armani British royal Airforce’s style padded coat

20s French work wide trousers

オーヴァーサイズ × ワイドシルエット。

下記のインナーもオーヴァーサイズ。

アイボリーカラーにあずき色。

ストリートにはなれない内容の濃さ。

late 80s Junior Gaultier oversized dress shirt

パターンオンパターン。

色味を絞って、オーヴァーサイズで。

こちらの Junior Gaultier シャツ、1988 年の Bazaar に着用写真が。恐らくファーストコレクションですかね? ゴルチエのメインラインは勿論ですが、デザイン性の高いプロダクトが多く感じる Junior Gaultier。架空のアナザーラインと言うコンセプトの意味すらそそられますね。

 

 

続きまして、

 

 

90s Loro Piana suprefine wool coat
40s French work tailored style jacket

1994s Gucci by Tom Ford chain pattern cotton trousers

このトラウザーズにはネイビーカラーをどうしても合わせたくなります。ネイビーカラーの美しい艶感にグラフィカルなテキスタイル。

全身綺麗?なスタイルはつまらないと感じてしまうひねくれものですので、インナーには土臭さと一応テーラードジャケット型?のワークウエアを忍ばせています。

胸に配置された八の字型のジップとフロントポケット、イタリアンカラーの様な変型のラペル。

こちらのワークジャケット、テーラードジャケットからハンティング、ワークウエアまで幅広く生産されていたメーカーの様ですが、~1950年代まで社名を変更したのか、また倒産したのか、謎です。ここまでの装飾性且つ、利便性の高いポケットの配置。大好物です。

 

 

50s French work salt & pepper atelier coat , dead stock

70s Gianni Versace striped silk shirt

Karim Hadjab NZ Argile / 40s French work trousers

サルトアンドペッパーにシルク。

チャコールグレーカラーにイエローベースのマルチストライプ。

マテリアルとカラーリングのバランス。

アウターとトップスとの対比に独自の風合いが美しくも土臭さいトラウザーズを。

80s Sartoria Ambrosiana wool tailored jacket
 

 

自由なスタイリングをお楽しみ下さいませ。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

軽 × 重 / Diary940
29.1.2021

もう一月も終わりますね。

 

 

中途半端なこの季節に春物とまでは言いませんが、
軽いけど重厚感があり、軽量だけど暖かいをキーワードにイタリアンクリエイションから 3 点今週の
 New arrivals で御座います。

 

 

 

 

 

 

80s Ermenegildo Zegna silk & wool & cashmere tailored jacket

 

 
シルク × ウール × カシミア。” 最高の素材こそが最高のデザインを引き出す ” と言う同社の信念が伺えます。混紡と色彩のバランス。結果、生地の迫力と奥行のあるホームスパンの様の独特なマテリアル。イタリアの仕立てにしてはショルダーラインの強調性を感じさせますが。羽織ると落ち着きの良い絶妙なテーラーメイド。また、シルクの分量が半数を占めている為、是非とも通年付き合って頂きたい素材感です。

 

 

 

 

 

 

80s C.P.Company padded hoodie short jacket

 

 

80年代に製作されたジャパン・リミテッドモデル。シャリの有る和紙の様な表面にインナーはキルティングライナーを採用した変態性。これぞ軽 × 重。フロントボタンの上に更に比翼仕立ての前立てとスナップボタンが配置されたミリタリーの要素とマテリアルのクリーンな乳白色による既視感の無さ。モードって言葉に嫌悪感のある私ですが、Massiomo Osti 氏のクリエイションはとてもモードだと思います。

 

 

 

 

 

 

90s Loro Piana Superfine wool bal collar coat

 

 

カシミアかと思いきや、この色味、艶、軽さでウール 100 %。同社開発の Superfine wool 地にミニマムでイタリアンメイドの手仕事による縫製。カシミアも勿論良いですが、生地の強さやそこまでデリケートに扱わずガシガシっとご利用頂けると個人的にご推奨させて頂きます。ナチュラルでタイムレス、生地メーカーによるマテリアルに対する妥協の無さと同社の素材には妙に色気を感じます。一家に一着ですね。

 

 

明日 1 月 30 日 ( 土 ) 12 : 00 より上記新作をお披露目させて頂きます。通信販売も承ります、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

強敵現る / Diary939
27.1.2021

高水準なエレガントモードを得意としていたブランドにアンダーグラウンドモードの人間が加わることで、元々ブランドが所有していた職人技術力や開発力に新たな視点や閃きが産まれ、足し算ではなく掛け算的に圧倒的な世界観が完成する というプロセスは服飾史において過去に幾度かありますが ( 今本当にどうなのだろうと私は想いますが ) 、本品の成り立ちもまさにそれであると感じます。

 





 

エレガントテーラーメイキング・ミーツ・スポーツ。肌はドレッシーですが筋肉はカジュアルで、骨はダンディですが心臓はベーシックな一着。ドレッシーも強いですしカジュアルも強いですし、ダンディも強いですしベーシックもそれこそ強いので、つまりは本品は相当に強敵なハーフコートということ。

 

 

 

 

 


90s Hermes wool carcoat.

早くも若干の春の気配を鼻の奥に感じて頂ける一着かもしれません。本日御披露目です。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
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