
 
最近は偶然なのか、目新しい物事に触れる機会が増えました。
直近だと急に犬を飼い始めたり、飼っているハムスターにものもらいが出来たり、甘党だったのにブラックコーヒーしか飲めない体になったり、シルバーリングからゴールドリングに目覚めたり、アウトドアメーカーのシューズが気になったり、福留さんが半袖を着ていたり。などなど、其々に理由はありますが、視野の狭い私には意外性も含め其々楽しいですし、その中でも装いに関しまして苦手だった言わえるカーゴパンツと出会ったのが自分の軸を崩す程に新たな発見でして。

一つ定番的なスタイルとして、テーラードジャケットにカーゴパンツを合わせる。フォーマルジャケットを着崩す、私の中学・高校時代からファッション誌を開けばエントリー的な着こなしの手法として、大概の紙面にはあったようなスタイル。勿論の事、真似して当時は着ていましたが、そのイメージからか、テイラードジャケットとカーゴパンツが以降、苦手になってしまいまして。はいはい、ファッション入門編ね。くらいな印象まで低い位置に。なので、正直今でもこの 2 点、私としては意識的に中々選択出来なかったんですよ。テイラードジャケットに関しましては SURR に所属してから寛容になれましたが、他人が着てる分に良いし、もういい歳なので、関係なく楽しめる筈なのですが、潜在意識的にもなんだかなぁって。勿論、常にそれを思ている訳では無いのですが、そもそも自分の選択から除外されていたので。そのカーゴパンツのイメージを払拭してくてたのはドルチェアンドガッバーナでして、休日の度と言いますか、それ以外履いてない程を楽しんでいます、恐らくここ 10 数年はカーゴパンツを履いてなかったのに。
 
偶然にも弊店では珍しいご案内になる為、新ためて当時のルックを見漁りましたが、安直な言草ですが、めっちゃ格好良いじゃないですか。でも、単純に私も含め、触れてきていない方がどうしても多い印象でして、今回の新作ジャケットはドルチェアンドガッバーナのパブリック・イメージをいい意味で裏切ってくれると感じています。

New arrival, 1998SS Dolce & Gabbana black linen sheer jacket


袖口の仕様は比翼式の幅広でヴィンテージ・ワークウエアの様なカフススタイル。

裏地の無い設計の為、見返しを止めるよう表地に出るようにステッチが施されていまして、こちらもまさにワークウエアの様なディテール。堪らないです。

非常に軽く、透ける程のブラック・リネンを用いた5つボタンのテイラード・ジャケット。恐らくドルチェアンドガッバーナと聞いて、細いんでしょ?とお思いになられる方もいらっしゃるかと。これがまた、サイズ 46 で肩パッドの排除されたややルー
なフィット感なんですよ。弱 A ラインで V ゾーンも狭くフレンチワークブラックリネンコートを半分に切ったような佇まい。一般的なシャツ地よりも薄いのではと感じる程のガーゼの様なマテリアルですので、開襟シャツ感覚で羽織り、お楽しみ頂けると非常に素敵な着こなしになりますね。

2000 年春夏以降はフロントボタンも2つ、3つ仕様のVゾーン、フロントラインが低い仕立てに移行する為、90 年代のドルチェアンドガッバーナをご体感頂くには、現代的なフィット感、バランス感も含めご推奨させて頂きます。
SURR by LAILA 鈴木
03-5468-5966
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正直 ” 定番 ” は避けてきました。
憧れが無い世代なのか、自分の無知さでもあるのか、良いとされているもの、みんなが付けてるのが嫌で嫌で。
私自身が言われるストリート上りと言えばそうでありますし、ジュエリーに関しましては無縁でしたし。
本当に興味を持ち出したのはここ数年の話でありまして、それこそトリニティ・リングを小指にはめた先輩に諸々話を聞いて、あっジャン・コクトーってそうなんだ、へぇー。くらいの感じで。その後、2 年程前に六本木で行われたカルティエの展示で心を掴まれまして、調べもの好きな私の脳裏に先輩との会話も残っていたこともあり、気付けばヴィンテージ・カルティエ、ティファニー社のクリエイションに惹かれていました。昨年のタイミングで初ハイジュエリーを手にした際に、そういえば父親が身に付けてたなと思い購入を決意したのですが、父に会うと全然違うものを付けていて、改めてそれまで本当に興味無かったんだなっと再認識しました。(笑)

New arrival, Vintage Cartier & Tiffany & Co. jewelry collections
 
福留の言う、パーソナル、ファッションの二つの視点に関しましては私はどちらもありません。パーソナル=装い(ファッションって言葉が苦手なので装いに変えてます)が私のモットーなので。両方常に楽しみたいので、今回の新作ジュエリーも皆様にもカテゴライズせず、お楽しみいただけたらと心から思います。
追伸:違う視点でも楽しめたら更に楽しいとは思いますので。ね。
 
 

New arrival, 1992s Cartier ” Ellipse ” 18K gold emerald ring
エリプスと呼ばれるぷっくりと丸みを帯びた曲線美。だけでも充分の上にエメラルドまで配置されたもんですからもうお手上げです。

New arrival, 90s Cartier 18K gold ” Trinity ” ring
説明不要ですが、結局 ” 定番 ” って最高にクールなんですよね。

New arrival, 80s Tiffany&Co. sterling silver twist bracelet
繊細さが印象的なティファニー・ブレスレットの中でもこちらはブリン・ブリンの肉厚なシルバー。ツイストデザインも相まって繊細さと迫力を感じて頂けます。

New arrival, Tiffany&Co. 18K gold design ring by Elsa Peretti
愛らしいデザインと贅沢な 6 mm 幅の18金の質量。

New arrival, 90s Tiffany&Co. sterling silver Trinity ring
トリニティと呼んでいいんですよね??別のメーカーが造るこの様なリファレンスは大好物ですし、やっぱりシルバーと言えばティファニーってことで。

New arrival, 1988s Cartier ” Vendome ” 18K gold Trinity ring
大切な指輪と重ねたい繊細な3連色。

New arrival, 1999s Cartier Platinum ” Trinity ” ring
もぅ。。すべてプラチナ。。最高に格好いいじゃないですか。。
 
明日、7 月 10 日(土)12:00 お披露目致します。
 
 
 
改めて、お待たせ致しました。
SURR by LAILA 鈴木
03-5468-5966
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コーディネートや気分によって組み合わせるファッションのための装身具と、ずっと身に着け続けるパーソナルのための装身具。弊店、というか私はいわゆるジュエリーを勝手ながら2種類に分けて考えており、おおむねジュエリーメイカーやデザイナーの品を前者、ビスポークなどのファインジュエリーを後者とさせて頂いているのですが、それこそ同僚の鈴木くんはおそらく全く違う考え方をしているように思い(そういえば改めて聞いていないので知りませんが)、その分類は私の勝手な区分けであると改めて思いました。
勝手ながら分けさせて頂いておりますが、要は目線を変えると二つの味を楽しめるじゃんということでして、ジュエリーメイカーでもパーソナルに身に着け続けられますし、ファインジュエリーでも遊んで組み合わせて頂けて、それこそ皆様方それぞれで “ 勝手に ” 分けて頂けたら、良い意味で可能性も味も広がるのではないでしょうか。
前回の Diary や昨日の SNS にてご報告させて頂きました通り、来る 7/10 (土) にお披露目させて頂きますジュエリーの新作群。
ジュエリーメイカーでありながらファインジュエリーでもあるという弊店(私)が勝手ながら設けさせて頂いている区分けを縦横無尽にクロスオーヴァーする、それこそ皆様方が自由気ままにどちらかとして捉えて頂ける or また異なる区分けとして頂ける、弊店にとってのスペシャルピースです。


そのうちの一つはかねてより御提案したかった存在。
レオナルドディカプリオ(21歳)のアロハシャツ、ジャンレノの白いスーツ、ファブリシオモレッティのコンバースハイカット、白洲次郎のジーパン、セルジュゲンズブールのブレザー、ヘミングウェイのリゾートシャツなどなど、永遠に格好良いと思い続けるファッションピースと結びついたパーソナルスタイルというものが皆様方は在られますでしょうか?私は結構あります。



この像も永遠に格好良いと思い続けるでしょう。芸術界の至宝:ジャンコクトーがジュエリーデザインの至宝:Cartier Trinity ringをパーソナルに身に着ける姿。まさに強く美しいファッション的な主張とパーソナルな存在感の融合です。

こちらも同じく 7/10 (土) にお披露目。ご興味頂けましたら幸いです。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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