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coming soon / Diary651
10.1.2019

 


coming soon, 30 – 40s from British

 

 

 

 

SURR by LAILA 小林

03-5468-5966
info@surr.co.jp

 

 

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飢えなきゃ勝てない / Diary650
9.1.2019

アンティークという区分が ようこそ と誘う牡としての達成本能を万遍なく刺激する麻薬のような男の世界には他にも、その時代 “ ならでは ” の構築性という要素がございまして、昨年一昨年にそれぞれ一着のみ御紹介させて頂いた今回の種別はその代表格の一つと言えるのですが、それもまた数多の出逢いがあるアンティークという区分でありながら実際に選べる機会はほぼ皆無に近しく、それにはその種別特有の判断基準がありそもそもそれ自身の現存数が極端に少ないという現実があったとて、正直に申し上げまして生産性が極めて低い取り組みであることを自覚しておりますし、より正直に身も蓋もなく申し上げますと手前どもの生業そのものの生産性が低いことにも当の昔に気付いておりますが、私はそこにヴィンテージという, アンティークという蓋があれば必ずどこかに御客様という身があると確証無く信じる性質であり、生産性が低いからこその気高さを皆様方の御陰様で知ることができましたのでこれを自分の業であり勝手ながら宿命と捉えておりまして、生産性が低いことによって産まれる “ 飢え ” を前向きな原動力として、飢えて飢えて飢えた末に逸品と出逢えるという実体験によって 飢えなきゃ勝てない という教訓を得たことは私の人生における大きな財産の一つです。

 

 



飢えて飢えて飢えた末に出逢えたのは世界最古の百貨店 Bell Jardiniere におけるビスポークのダスターコートとなればそれはもう飢え甲斐があったというものでして、これまでに出逢ってきたダスターコートが薄手であったのに対して本品はしっかりとした生地感であったり、だからこそのこれまた容赦のない繊細で綿密な仕立てであったりという特性が存分に秘められておりまして、そもそもダスターコートは書いて字の如く埃除けを目的としており、蒸気自動車からガソリン自動車へ産業が移り変わるおおよそ 1920 年代頃におおむね不要と見なされた歴史の過程で消え去った種別の衣類の一つであり、稀に出逢えたとて埃除けという目的性ゆえに現存していても現実的ではない状況に辿り着いてしまっている品がほとんどですので、着用の形跡が見られない, 確定する術がありませんので推測の域を出ませんが未着用と思わしき状況で出逢えたことはやはり幸運なのですが、最古の百貨店である点やダスターコートという種別の希少性を差し引いて論じたとて、純粋に一着の服として魅力的であると素直に想えることが何よりの幸運でして、蒸気自動車のほとんどに屋根がなかったため全身を覆う必要があったからこその容赦ないほどに長い着丈の出で立ちと、これまた容赦なく重なる前立てを開いた際の表情と、ビスポークかつしっかりとした生地ならではの肩への乗り具合と肩口の包み具合による心地良い寄り添いと、アンティークだからこその素朴かつ上質な生地の美しさからなる個, ただ羽織ることで表現されるその強さは、いわゆるロングコートの類でありながら他に類似がない一着として御認め頂いてしかるべきに想います。

 

 

 

 

 


1920s France Duster coat by Bell Jardiniere

なお本品に付随しますボタンは全てオリジナルではございませんことを先に申し上げさせて頂きます。出逢った時既に皆無でしたので、手前どもが所有します 1920 年代から 50 年代のボタンを無作為に 12 個配置致しました。イギリスの王室直属管轄品や古きフランス軍など、これぞな個体のために収集していたボタンとなりますので、このような形で再び活躍の日の目に至り嬉しいです。洋服は着るための、ボタンは留めるための存在。そしてビールは美味しい存在。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
info@surr.co.jp

 

 

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ようこそ男の世界へ / Diary649
8.1.2019

2019年度におきましても例えば U.S.ピースをアメリカンな空気であったり、ワークピースのみでの見繕いを御推奨したり、ミリタリーを全身で御表現頂いたりなど “ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現することを端的に申しあげると弊店では避けておりまして、それはすなわち 〇〇 の最新コレクションで身を固めると同じくに感じており、それは完成された出で立ちであり満足度合いもきっと高いことと想いますがそれ以上に御客様方にはそれぞれ御追及頂いてしかるべきな個があるように想えてなりませんので大切にしていることなので重複致しますが “ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現することを弊店は御推奨致しておりませんで、それはいわゆるアンティークの区分においては特に重要な論点でして、旅の道中ではそれはそれは数多くのアンティークな御品に出逢え、現代の製作背景とは様々が根本的に異なることが伺える美しい品々も多いのですが、前述の “ そのまま何からしく ” を論点とした時には私にとって選べる機会が極端に少ない特殊な棘の世界ではあると同時に、この一着のような比類なき輝きに出逢えた時身体の芯から湧き上がる牡としての達成本能を味わえるという意味では、麻薬のような ようこそ男の世界へ でございます。

 

 




“ 何か ” を “ そのまま何からしく ” 表現しないことは当然私自身の衣に関しても言えることなのですが、それを踏まえたうえで私はこの明確に古典的なチェスターフィールドコート, 現代におけるテーラードジャケットが産まれる以前のチェスターフィールドコートがその役割を果たしていた時代に構築された, 特出して身体に寄り添う品位溢れる仕立てによる容赦ないほどにそれはもう容赦ないほどにエレガンス溢れる, クラシカルの極致ともいえるアンティークらしい本品と、都心から容赦ないほどにそれはもう容赦ないほどに離れた英国都市のとある空間で出逢った際、私は改めて男の世界の脳内麻薬に浸ることができ、最終的にその日の移動時間が計 12 時間に及んだことですら至上の想い出と相成りました。

というのも私の個人的な趣味嗜好として紳士服らしい紳士服の出で立ちがございまして、それは今までに目にした物事や記憶が辿り着いた結論であると共に私自身の身体つきに向き合った際に社会人として社会に属した時最も胸を張れる衣がそれだったがゆえであり、例え食事会で敬愛なる姉に “ なんで休みなのにスーツなの? ” と奇異の目を向けられた後に愛する愛する甥っ子に号泣されたとて、新宿駅東口と東南口のそれぞれで “ ちょっと身分証明書を ” のやり取りがあったとて紳士服らしい紳士服を愛する気持ちは未だ変わらないのですが、これまた私の趣味嗜好としてそのエレガンスが強ければ強いほど愉しく惹かれる傾向にございまして、正直に申し上げますと一昨年より追い求めている夢想の一着に相応しい豪奢な紳士像であることが本品に対する熱情のほとんどを占めておりますので純然たる私情で大変に恐縮ですが、御人によっては全く触手が動かなくてしかるべきな本当に容赦のないエレガントな紳士服ですので、万が一私のように追い求めている方がおられましたら、また僅かでも御興味頂けましたら この人どうしたの? なほどに強く御推奨させて頂くことになるかと想いますので、こちらにて先に御容赦と御了承のほどお願い申しあげます。

 

 

 

 

 


early1900s British bespoke chesterfield coat

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
info@surr.co.jp

 

 

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