レインコート宜しくなコットン×ポリエステル素材ながら際立つエレガントな張り感、ここまでもエレガントなコートだとワンピーススリーヴであるか否かなんてどうでもよくなってしまいますね。こちらはARNYS解釈のホースライディング・プロダクト、それだけでもう心躍りまくります。
90年代初頭の同時代に製作された二つのカーコート、一方はピュアウールのオーヴァーサイズ設計でもう一方はポリエステルモールスキンのナチュラルオーヴァーサイズとなります。このインダストリアル漂う設計哲学とHermes hommeならではの美意識の融合、良い意味で誰にでも提案できる(誰にとっても便利だし実用的だし不変的に格好良いし)唯一無二のプロダクトです。
モチモチ過ぎるレザー,無骨だけど品格と品位に溢れるスタイル性,各所に的確に配置された実用性,そして裏地にピュアカシミアを配置するという狂ったエレガンス目線。ぶっ飛んでいます。
New, ARNYS Hermes homme & Loro Piana
今週の新作は五着の怪物。
SURR 福留
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今まで以上に一度の御披露目で幅広い御提案が叶うこととなりました親愛なるミウッチャ・プラダのヴィンテージプロダクト、引き続きさりげなくかつ私にとって確かに特出して重要である“ファーストライン“という条件下のもとじっくりと時間をかけてセレクション致しました。
そういえば初めてなアヴィエイターSTYLE,私的BEST3コレクションに入る1998YEARコート,これまたそういえば初めてなナイロンテーラードジャケット,良い意味でTHE感溢れるスポーツジャケット,ジッパー配置に意図を感じざるを得ないショートコート,フェイクレザーチンストラップが堪らないハーフコートetc.
是非ともミウッチャの愛と哲学と“これで良いのよ、これが良いのよ“の男性像提案を受け取ってくださいまし。
New,1995-mid00s PRADA Uomo selection
SURR 福留
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私は4年ほど前まで袖が無いジャケット(いわゆるベストと言うのでしょうが、なんかまだしっくりと来ないんですよねベストって呼ぶの。まぁベストでも良いんですけど)は着ませんでした,いや着ないというより苦手でした,いやもっとはっきり言うとダサいと思っていました。なぜなら自分の周りに袖無しのジャケットを着て格好良い人がおらず、なんなら格好良いと思えない人が着ていたから。でも4年前の買い付けの旅順で出逢った一着の袖無しジャケットに魅了され私の中で袖無しジャケット=ダサいの方式が=超格好良いに逆転したのです。今では袖無しジャケットを着ずに一年を,特に秋冬を過ごすことはありません。
みたいな内容をきっかけプロダクトお披露目した4年前くらいにDiaryd書いていたと思ったのですが見つかりませんでした、アレアレ?書いてたと思うんだけどなぁ。まぁとにかく私は昔袖無しジャケット苦手だったんですよ。
そんな若輩野郎が選ぶ袖無しジャケットなんて説得力も求心力も無いかと思いますがすみません、今週の新作は袖無しジャケットです。
狂ったラグジュアリーのカシミアに同じく狂ったラグジュアリーナイロン、そしてリアルアウトドアのコットン×レザーによる様々な角度からの袖無しだからこその有用性と存在価値、そして楽しさ。これらもまた御愛顧くださる皆さまのクローゼットに少なくとも一着は納めていただきたい世界観です。
ちなみに今回のカシミアは4年前のきっかけプロダクトと全く同じくの個体でして、再開した時それはそれは驚いたと同時にだいぶと久しぶりに心の中の物欲悪魔が耳元で囁いて来ましたねぇ、もちろん御馴染み鋼の心で我慢しましたけど(いかんせん仕事にならなくなってしまうので)。と言うことでそちらは4年ぶりの御提案。
New,Sleevless jacket selection
一言で袖無しジャケットと言っても今回は特に三者三様、多角的に“ちょうど良い“を探って頂けますので袖無しジャケット好きはもちろん普通派も、なんなら苦手派も機会ございましたら是非に。良い感じに涼しくて最高ですから、もう夏のリターンはいらんぜマジで。
SURR 福留
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