Trousers selection / Diary1104
9.2.2023

皆様、パンツは好きですか。“今日は何着ようかなー”と考える時、私は以前はほぼ100%下から考えていました。今では上から考えることもありますが、それでもやはり何穿こうかなーから思案することが多いです。たまに居ませんか?やたらパンツ好きな奴。私はまさにそれです。別に足が長いとかレッグラインが綺麗とかではないんですけど。上半身と同じく下半身もガッチリしているしヒップもしっかりしているし、ティーンネイジャー時代にスキニージーンズ穿いてたら足の付け根だけ速攻穴が開くほど腿の付け根が触れ合っているし。あ、でもなぜか骨盤がほとんど張っておらずなぜか脚線が真っすぐです。O脚の診断方法を御存知ですか?足を揃えて立った時に足首の出っ張った骨,内側のふくらはぎの筋肉(腓腹筋?),そして膝が左右くっつけばO脚ではないそうです。私は足は笑っちゃうくらい真っすぐ。O脚の原因を御存知ですか?赤子時代に無理に立たせようとされると成ってしまうことが多く、イコール周りが盛んに構っていたイコール愛されていた証拠だそうです。私の足は超真っすぐ。フッ、笑ってやってくれ。

 

 





この度はトラウザーに絞ってセレクションさせて頂きました。ウエスト27.5インチから34.5インチまでに分布しており2本を除いてタック仕様かつハイウエスト設計となります。大好きタックトラウザー。

 

 

 

 

 

New arrival,Vintage trousers selection.

上記のお写真は向かって左先頭が最もタイトなウエストサイズで右に行くにつれてウエストサイズがアップしております。ややばかり季節感を感じるお素材感からスリーシーズン素材まで。ブラック,グレー,ベージュ,ネイビー,カーキ,アプリコット,グリーン,フーシア,イエロータータンチェックと様々なムードからお選び頂けますので機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

SURR 足超真っすぐな福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

INSIDE-OUT / Diary1103
3.2.2023

表面に裏の意匠と

 

表の意匠が混ざり合い、

 

見た目要素だけでなく正しく裏地として構築しているがゆえ全体に生じる微細な引きつりや歪みをそのままデザインとして昇華させた

 

2002AWのランウェイEXIT4のインサイドアウトコート。

 

 

 

いやぁ、痺れました。

 

このシーズンのメインであったインサイドアウトデザイン。服を裏返してデザインとする手法を最初にモードシーンに強く打ち出したのはやはり、70年代当時において戦略的アンダーグラウンド・ポジションを取りパンクという大きなうねりを生み出したヴィヴィアン・ウエストウッド&マルコム・マクラーレンの両名が一番最初でしょうか。服を裏返す=反逆の意思主張でもあったそれは以降モードシーンにおいてアヴァンギャルドなデザイン手法として定着しこれまでも様々なデザイナーが発信してきましたが、ここまでエレガンスが先立つインサイドアウトは御目にかかったことがありません。

ここでもやはりミウッチャ女史のDNAと育ちが上手く作用したように思います。インサイドアウト自体が非常に解りやすくキャッチーですので簡単にデザイン性が高まった見た目となりアヴァンギャルドな印象を獲得しますが、そのまま裏面を表に露出させるわけではなく従来の表要素も織り交ぜることで単純なインサイドアウトとは一線を画した自然体ながら複雑な個性を獲得し、丁寧かつ本格的に構築するがゆえ全体に生じる引きつりや歪みによってインサイドアウトの意味合いをより強く、かつエレガントに主張。そしてナイロンのフューチャー感とウールのクラシック感の心地良いマリアージュ。この複雑な全体構築にも関わらず美しい調和とバランスはちょっとちょっと巧過ぎるでしょう!

シルエットはどちらかと言えばオーヴァーサイズフィッティングですが、さりげない範疇でコンサバティヴな側面もあり。ゆったり着るとモード感がグンと高まるでしょう。これまた現PRADAに通じる要素性がありながらもそれらとは異なる世界観を楽しめます。あとなんだかよく分からないのですが猛烈に着心地が良いです。滑らかなウールが身体側にあるから気持ち良いのかしら?

 

 

 


New arrival,2002AW RUNWAY EXIT4,wool and nylon inside-out coat.

これぞ革新的、これぞ挑戦的。滅茶苦茶格好良い。天才ですミウッチャさん。ハイ皆拍手!

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

私もおじいちゃんみたいに素材感で皆をビックリさせたいわ / Diary1102
2.2.2023

親愛なるミウッチャ・プラダ女史。彼女ほど最初期のクリエイションに後々の全てが詰まっている/揃っているデザイナーはいないのではないでしょうか。ゆえに後の23年間(PRADAにラフシモンズが参入したファーストコレクションは2021SSですが、個人的に彼女のフルクリエイションは2018AWのキャリアハイにて終了していると勝手ながら捉えています)は最初期のプロダクトをリミックスしたり若干アレンジしたりシルエットスタイルを調整したりといった時代のムードと彼女の気分に則ったREクリエイションが数多く行われました。
 
“私もおじいちゃん(創始者)みたいに素材感で皆をビックリさせたいわ”という想いから発掘された軍事用素材ポコノの発見であったり、“なんか私たちの鞄の偽物を作っている会社の社長(後の伴侶)が私にメンズウェアをやれとか言ってるわ”というアドバイスから始まったPRADA Uomoのクリエイションであったりと、常に革新的で挑戦的であると同時に歴史と伝統を重んじ、今を未来へと繋げて未来で過去を見返すヘリテージ要素が元来から強かったミウッチャ・プラダ女史。彼女のクリエイションはラフシモンズへと受け継がれて新たな世界観として一層の人々を楽しませていますが、弊店にとって今のPRADA Uomoと1995年から2018年までに発展し続けたミウッチャ・プラダによるPRADA Uomoは明らかに違う存在です。どちらが偉い偉くない,凄い凄くないではありませんが、ミックスコーディネートを前提としたスタイル性でロゴを前面に掲げないコンサバティヴな基本姿勢を貫き、オーヴァーサイズフィッティングであっても直線ではなくクラッシックな仕立て文化の曲線を採用していたミウッチャ・プラダによる Vintage PRADA Uomoが弊店は好き。
 
2021年11月27日(土)に御披露目させて頂いて以降、弊店のレギュラーメンバーとなったVintage PRADA Uomo。これからもじっくりとゆっくりと、大きな声ではなく大きなうねりも生まないかもしれませんが一点一点着実に御提案させて頂きたい所存。それでは2023年初のVintage PRADA Uomoセレクションです。

 

 

 



1998SS RUNWAY EXIT19, pure fleece wool sports jacket.

 

 



2000AW RUNWAY EXIT30,padded trench coat.

 

 



2001AW RUNWAY EXIT30,medicine bag.

 

 



2002AW RUNWAY EXIT4,wool and nylon inside-out coat.

 

 


そしてこちらが上記と異なりランウェイがないプレゼンテーション形式のみであった最々初期の1995-1997sクリエイション。全世界3店舗のみでしか展開されていなかった母数が極端に少ない時代の御品です。相変わらずポコノが服として構築された時の存在感は凄いですねぇ。。。二着目なんて自分で撮っていおいて何色だよって一人呟いてしまいました(若干青みを感じるグレーです)。

 

 

2018AWのクリエイションが大好き過ぎて絶対に何か買おうとPARISのフォーブール・サン=ドニの店舗に行ったら丁度今日入荷したよというスーパーキラーワードと共に提案してくれたナイロンギャバジンパンツを愛用しまくっていてもう一本買っておけば良かったと後悔している私的にはやっと出逢えたVintage PRADA Uomoのナイロンギャバジンパンツ。しかもパデッド、しかもウエストドローコードと喜ばしい限りの構築。これは堪りません。100本入手して常に店頭に置いておきたいです。

 

 

 

 

 

New arrival,1995-2006s PRADA Uomo selection.

御期待頂けましたら鳴々此れ幸い。

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

1 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 446
Copyright © SURR All Rights Reserved