多彩多作なバッグクリエイションにおいて特に定番的に製作され続ける公文書の名を冠した名作,Sac a Depeches×元々はロードレーサー用に開発されたサコッシュ仕様。一見ミスマッチなようですがよくよく考えると自転車を活用するビジネスマンは昔から普通にいますもんねぇ。とはいえ相変わらず絶妙な“ゾーン”ですが。
御存知の通り既存のSac a Depechesはハンドルタイプですから、こちらのサコッシュモデルは80年代後期から90年代中期頃までしか製作されなかったリミテッドプロダクト。Hermesバッグクリエイションにおけるカジュアルモデル(デイリーモデル)は本当に秀逸なものが多いにも関わらず数年でいわゆる廃盤になってしまうことがほとんどだから本当にニクくてですね。邪推ですがわざとだろうなと、こうやってムラムラさせるのだろうなと、私は思わずにはいられません。ムラムラ。
なんせいわゆるビジネスマン向けの重厚なSac a Depechesが見事にカジュアルでキャッチーなプロダクトに大変身していますから、もう大拍手ですよ。既存のそれとは大きく異なる特徴的な縦長フォルムはサコッシュとして活用するためには横長だともたついてしまうからで、象徴的な留め具も慣れれば片手で容易に開閉が叶ったりと全てが機能性に特化した仕様となっておりますからやはり唸ります。収納力も抜群で背面にもスリットポケットありですから、不朽の名作を大胆にアレンジするというHermes社らしい一種の遊び心とチャレンジスピリッツを感じさせつつも、その根底には真面目で誠実な職人技術と機能性に直結するプロダクトデザインの概念が敷かれた、本気でロードレーサーに向けてますな気概を感じずにはいられない逸品なのです。
Coming soon,1994s Hermes Sac a Depeches Sacoche.
御覧の通り2重にしてハンドル仕様にもなります。これも本当にニクイなぁ。【23日(金)御披露目】させて頂きますので、機会と御縁ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
SURR 福留
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格好良過ぎて震えました。こういう出逢いが刺激があるからヴィンテージの世界は辞められません。1990年 Jean Paul Gaultier hommeクリエイション。
こちらも親愛なるミウッチャクリエイションにおける、私的歴代ナンバー2の2012AWランウェイより。
一家に一着、帝王によるブレザーを。
久方ぶりに出逢えたValentino Uomoの最初期クリエイションは後年にも発揮される特に骨太な紳士像でした。
フォレスティエールを改良して生まれたこちらのFersenはARNYSのスポーツ概念を凝縮した一着。フォレスティエールよりも洗練されたミニマムなスタイル性なので、こちらの方が肌に合うという方も決して少なくないのではと。
New arrival,Vintage jacket collection.
他にも様々な個性のテーラードジャケットを一挙に御披露目。以前よりもファッションの自由度、スタイルの柔軟性が高まった昨今だからこそフラットな目線で御覧下さる方,御興味くださる方が多くおられるように感じ嬉しい限りです。もっと自由にもっと柔軟に、もっと,もっと
もっとだ!
SURR 福留
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“メンズがスカーフを巻いても良いのか” とある御客様からのふとした質問でハッとしましたメンズはスカーフを巻かないもしくはスカーフは女性が巻くものと思っている方が少なからず居られると言うことを。元々SURRがLAILA VINTAGEの名で半分以上が女性のクリエイションで埋め尽くされていたからか、ある日の店頭にて御世話になっているスタイリストさんにスカーフの巻き方講座をやって頂いたからか私の中ではメンズのスカーフに違和感も抵抗もありませんでしたし、そもそもにおいて首元を守る防具無いし防寒具的な存在であると捉えていますし、何なら自身のスタイリングでほとんど洒落ることがないのでスカーフをただ巻くだけで独り勝手に“鳴々、御洒落しているなぁ”と心がホッコリするので大好きな存在。今後も静かに確かに個人収集を続ける所存です。
ということで1972年から2001年の様々なHermesカレを御提案。
先日も御客様との交流にて改めてふと思いました、素材しかり設計しかり服飾史の数多くがミリタリーカルチャーを起点としていることを。起点としているために順序としてはまずミリタリーで次に一般の人々で、ミリタリーの世界から一般の世界に“降りてくる”というのが感覚的に近いと思っています。まぁそりゃそうですよね人々を守るための存在ですから。デザイナー=国そのもの。爆裂に凄まじくて当たり前。
共に英国陸軍のベスト。それぞれの方向性の異なる多機能性は間違いなく現代に生きる我々にとっても有用でしかありません。自分らしく使いこなすまでに私だったら幾つかのシーズンを跨ぐことになりそうで、かつ新しい発見がある度にニンマリしてしまうほどに数多の可能性を秘め完成像を有するそれぞれ。共にデッドストックにて。
その目的性ゆえに裏地や表地などががっしりした個体が多いハンティングジャケットなのでこちらの前身頃と袖に裏地がない柔らかな構築、ガッツポーズでした。そもそもにおいてBOXシルエット過ぎて現代の着こなしとの調和が難しかったりエイジングが腑に落ちなかったりと、物凄く久しぶりですフレンチハンティングとの出逢い。王道のピケで王道のグレーカラー。それがまた新鮮な楽しい時代がやってきました。
2022AW初のポコノプロダクトは弊店の歴代御提案の中で最もバーバリーバルカラーコートに近しいオーヴァーフィッティングの構築ゆえに、素材のモダニズムとシルエットバランスのモダニズムが美しく調和する個体。これはきっと多くの御客様方にとってプラスになるのではと勝手ながら夢想しています。表面のどこにもロゴもマークも無い最初期ミウッチャ・クリエイションだからこその存在感を引き続き是非お楽しみ頂きたく。
“BENEDETTI EUGENIO” 消えかかっていますがチンストラップの留めたら露出しない面にそう手描きされた60年代初頭イタリア空挺部隊のジャケット。弊店、本当大好きなんですパラトルーパー。国と時代によって異なる個性があるのですが、イタリアのこちらはサイズ感が相当に当たり。ハーフコートとして扱えるオーヴァーフィッティングが新鮮です。ちなみに手描きの文字は実在する著名なイタリア共和国功労勲章大十字勲章の騎士なのですが、まさかね。
SURR 福留
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