私は化繊の服をほとんど着ません。薄ぼんやりと回想しているのですが常用していた時期もなかったような気がします。引き出しの奥から出てきたTEEシャツを部屋着にしたらすぐに不快な感覚になったのでタグを見たらコットン50%×ポリエステル50%だった時はどんだけ慣れていないんだと自分に呆れましたし、一昨年くらいから春夏は中川政七商店のピュアコットンソックスを色違いで穿き回し秋冬はモンベルのピュアメリノウールソックスを穿き回すようになりましたし、アウトドアメーカーの服は着たことがないし。そんな化繊経験値が極端に少なく正直に申しあげて若干苦手な私が唯一着るのが、そして手持ちの中でもお気に入り度が高いのがミウッチャさんによるナイロンプロダクトです。
様々な意図と意識によって選出されクリエイションを文字通り彩るポコノを筆頭としたナイロン素材。強い軽い肌触りが良いなどの有意義で有益な存在感は皆様御存知の通りかと存じます。上質な天然素材と同じくナイロンを愛しているミウッチャさん、その起点はやはりポコノとの出逢いでしょうか。その瞬間に今に至るまでの確実な“勝ち”が頭に浮かんだんじゃないかと思うほどにナイロンの扱い方、そして活かし方に長け過ぎているように思います。実際に活用し愛用することで生じる機能性に気が付いた時は狂喜したんじゃないかなぁ。
中でもこのナイロンの有意義さ有益さは尋常ならざるものがあります。体感的にはポコノの1/2から下手したら1/3の薄さと軽さで、それこそ“シャカシャカ”な質感は私が最も縁遠く感じるイージーなクリエイションで目にするようなチープなそれを想わせますが、やはり段違いに上品なのは言うまでもありません。細いナイロン糸を高密度に編み上げた一層滑らかな肌触りは生地の軽さも相まって触っているのに触っていないかのよう。
正直言って私はこれまでここまで軽いナイロンを自身に求めたことはないのですが、今の私はこの軽さと滑らかさに猛烈に惹かれています。触っているのに触っていないかのような着ているのに着ていないかのような軽やかさ、ポケットの実用性、程好い腰丈。こんな絶妙なプロダクト、無いです。ここまで惹かれるのは確実に加齢によるスタイルとライフスタイルの変化ですね。年取るって、面白れぇ~。
ジップアップとマジックテープのコンビネーション、良いぞ良いぞ良いぞ。ぴっちり閉じて防寒性を求めても良いし一箇所だけピッとマジックテープを留めるだけでも良いし。私は確実に大助かりな着方です。ブラックとホワイトのスポーツジャケットスタイルとミッドナイトブルーのフ―ディースタイルはいずれも名期1998SSのプロダクト。そのシーズンの特徴である絶妙なオーヴァーサイズフィッティングなのでスポーツジャケットはともにSサイズ表記なのですが46サイズほどのフィッティングでフ―ディーはLサイズ表記なので50から52サイズほどのフィッティングとなります。ミウッチャさんのスタイル提案に則ってオーヴァーサイズで着るもよし御自身の好みに則ってナチュラルフィットで着るも良し。どうぞご自由に。あーこのストイックなスポーツジャケットスタイルは女性にもはまるだろうな、素敵だろうなーやばいな痺れるなー。
これはブランド側からの提案には含まれていないはずなのですが、あれ?できるんじゃねぇ?と思ったら無理なくできました、ポケッタブル。きっとこうやるのが助かる時もあるはずです。気温が微妙な日とかふとした折りに着なくなった時とか、雨具の替わりとか。ポケッタブルで悪いことはありません。
New arrival,1998SS PRADA Uomo super light nylon sports jacket and foodie.
いやーマジで良い。良過ぎます。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
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前回のPRADA Uomo selectionを目指して御来店くださった皆様、御問合せくださった御声掛けくださった皆様、誠にありがとうございました。またせっかく御興味くださったにも関わらず御縁結べなかった皆様、大変に失礼致しました。
お試しくださる御姿を目の前にするとやはりロゴを前面に押し出さずMIXコーディネートを前提としていたPRADA Uomoの初期クリエイションは良いな と、個性的でありながらスタイルとしてスッと馴染むミウッチャさんの“男性はこんくらいで良いのよ”的メンズ提案は間違いないな と、マジでいろんな人に似あうなぁ と、改めて強く感じました。いや、今まで以上に良く、間違いなく感じたのは気のせいではないはず。私の中のトレンドやライフスタイルを加味した今の気分ゆえかと思いますが、心身の成長を鑑みると決して一過性ではなくおそらくは今後も高まっていくことと思います。だって成熟しまくっているんですもの、ミウッチャさんの服。
私は今フードのアイテムを一つも所有しておらず、今の自分になるまでもほとんど着てこなかったのですが加齢によってフードのアイテムでさりげない若々しさとかを求めるようになるんだろうか、いや、きっとそうなんだろうなと思っています自然の摂理的な。そうなったとてミウッチャ・クリエイションが選択肢から外れることはないでしょうねぇ。身体に適宜馴染み上品な構築と縫製と素材感による充足感に満ち溢れ、スタンダードとクラッシックを踏襲し続けると同時にオリジナリティに溢れる服たち。うん、間違いなさ過ぎ。これ書いてて思いましたが、私が若々しさを求めるようになる頃にはおそらくミウッチャ・プラダという稀代のファッションデザイナーによるNEWクリエイションは御目にかかることができないのでしょうね。
なんか猛烈に寂しくなってきたな。
あー、今あるMYミウッチャ・クリエイション本当に大切にしよー。そしてあわよくば私も新たなそれらに出逢えますように。ということで新作PRADA Uomo selection、18日(土)御披露目です。
Coming soon,1995-2005s PRADA Uomo selection.
重ねて申しあげますが御披露目は18日(土)です。前回よりも幅広い角度からの御提案となりますので御興味御期待頂けましたら幸いです。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
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肉厚ピュアシルク。
名門ターコイズ。
M47カスタマイズ。
やったーセットアップ。
表に裏の意匠。
このようにこの度の新作群も大変に濃密なのですが、その中に相当な問題児が居りますので早速粒立たせて頂きます。
このタータンチェックとチラリ覗くラベルは最近新たなチーフクリエイティヴディレクターを迎えたアチラさんですね。バルカラー、王道の極みですね。
あっ、セットインスリーヴじゃないですか。なかなかの希少個体ですねぇ。
カフスにバンドが無い。なるほどなるほど
、、、、、、ん?
むむむむ、胸ポケット!!!!?????
70年代のMade in England個体のバルカラーコートに胸ポケットが付いている!!!!!!!
いやー本当にビックリしましたよ。目を疑うとはまさにこのことで信じられなくてベタな漫画宜しく目をゴシゴシこすっていたのはロンドン広しと言えども私ぐらいだったのではないでしょうか。これまでDiaryないしONLINEないしに書き連ねてきたバーバリーへの愛の駄文の根幹にはヘリテージ要素が濃い会社だからこそ長い歴史の中で様々なプロダクトが製作され、千着見ようとも二千着見ようとも何かしらの新しさや刺激を与えてくれる全貌を知る人はこの世に居ないのではないかと思うほどのバリエーションの豊さが在るのですが、私の拙い経験値の中でもトップクラスの驚きで、もはや問題児と言えるほどの存在です。
いやー驚いた。バルカラーでセットインスリーヴってだけでも充分刺激的ですし70s個体ってだけでも充分なプライオリティですが、それに胸ポケット。なんかフラップもやたらでかいし。なんなんですかこの子、オーダーメイド?リミテッドモデル?
New arrival,70s Burberrys unknown “chest pocket” bal collar coat.
あと着丈が際立って短いです。あとシルエットも細身で物凄く綺麗です(サイズ表記は40R、手書き)。あと裏地がコットン系のマットなテクスチャーじゃなくて化繊系の光沢感の強い素材です。ふぅ、こうやって書いてみたらまとも(王道的)な要素ほとんどねーじゃねーか!色もなんか濃いしよー!!
私、バーバリーコート所有していないんです。その理由は自分の中では明白で、自身で様々なユニークでレアでイレギュラーなヴィンテージバーバリー個体に出逢ってしまっているがゆえに、どこに着地したら良いか分からないまま現在に至っているんです。この一着で一層混迷を極めたのは間違いありません。もうダニエル・リーのクリエイションから選ぼうかしら。素敵だったもんなぁランウェイ。
SURR 福留
03-5468-5966
[email protected]
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