濃い出汁 / Diary1129
12.5.2023

New arrival.

 

弊店はほとんど毎日,時には毎時間,それこそこれを書き初めてから書き終わるまでの時間でも空間が変化します。それは弊店の品が一点物であるがゆえ滅多なことが無い限りRe-stockが叶わず、一つのプロダクトをまとめて複数というセレクション方式もほとんどないがゆえに1点が旅立つと店内の空気が変わるのです、変わってしまうのです。もちろん我々は小売りなので世界中のコレクターからアイテムをセレクションし御客様方に御届けすることの目的意識は上位に位置するのですが、これを小売側が自ら言うのは愚であり心さもしい負け惜しみ以外の何物でもないことが解っていても多くの品に対して素直に思ってしまうのです、“旅立ってほしくない” “旅立たなくて良い” と。それが店頭に並んでいるからこそ特にSURRらしく在られる とかSURRらしい濃い出汁が出ている と。The矛盾ですね、働くあるあるでしょうか。

 

本当に本当に有難いことに皆様方のお陰でここ最近濃い出汁の品々が立て続けに旅立ってしまいまして、もちろんそれでもなおラインナップも充分に濃いのですがもっと濃くもっと濃くと鼻息が荒くなってしまうのもまた私の仕事あるあるですので、今回の新作は濃い出汁を特に強く意識してセレクションさせて頂きました。うん、やっぱり様々な,ヘンテコな,変態的な,でも取り組んだ側は大真面目な,文化が混沌と入り混じっていることがSURRの大前提ですね。はい旅立ちましたのでRe-stockできるよう探します←この流れがほとんど叶わないことを嘆くor異なるけど同じくらいの出汁になる何か探しを楽しむ 一進一退ではありますが基本後者で居たい所存です。濃い出汁とはなんぞやの答えをそのまま自然体に示す空間(店舗)でなくてはいけないのでSURRも私も常にまだまだ!今以上に確立されたそれを構築できるよう一歩一歩精進します。

 

 

 

 

 


80s Burberry light cotton half lining coat,personal custom

シャツの如く軽いコットン,ほぼ裏地ゼロの構築,不可思議な着丈、出ました大好物の王道と非王道のマリアージュ。この違和感しかないハーフレングスはNICEセンスなパーソナルカスタマイズです。襟を立てた時に出現するバーバリーチェックに御洒落過ぎ警報発令です。

 

 


1970-1971s Hilton hotel official uniform jacket for Elvis Presley live,deadstock

1970年から1971年にかけてヒルトンホテルで行われたキング,エルヴィス・プレスリーのライヴ。それを見に来た御客様をもてなすホテルスタッフのために特別に製作されたヒルトンホテルのオフィシャルユニフォームがこちら。これも純正のワークカルチャー、面白過ぎます。

 

 


60s Guinness&Co. official uniform summer nylon jacket

対するこちらは皆大好きギネスビール社のオフィシャルユニフォームというこれまた面白過ぎる純正ワークウェア。ヨーロピアンカルチャーでは御馴染みの夏用ワークプロダクトのナイロン素材にギネス社の紋章がCOOL過ぎます。クオリティも流石の年代、粋です。

 

 


2001SS PRADA Uomo pure light virgin wool plain trousers

陽をかざせば透けるほどにライトなヴァージンウール、ミニマムな構築にミウッチャさんの美意識をビンビンと感じます。実は彼女のクリエイションでタックパンツって全然出逢えないの、御存知でしたか?

 

 


60s Italian Airborne Force paratrooper jacket,personal custom

ミリタリーカルチャーの中でも特にモードを感じる希少種,空挺部隊プロダクトの中でも特に出逢えないのがこちらのイタリア軍個体。かねてより同国のミリタリープロダクトには特有の“洒落っ気”を感じていましたが、この一着でその想いは一層強まりました。なんでしょうね、この真面目に取り組んでいるであろうにも関わらずどこかしらファッションへの意識を感じてしまう感じ。更にパーソナルカスタムで着丈が短くされているので、その感が一層に強まってるんですよ。

 

 


80s Valentino Beachwear light cotton half lining sports jacket

これは抜群に粋で洒落ていますねぇ、ほぼ裏地ゼロ構築でライトコットンでストイックなスポーツジャケット。ディティール性も配色も言うこと無し、この時代のヴァレンティノさんのスポーツ(=カジュアル)クリエイションは本当に堪りません。

 

 


90s Valentino Jeans wide jeans

そのヴァレンティノさんが1985年に発表したValentino Jeansによってモードの世界でもジーンズは定番と成りました。そのファーストプロダクトであったワイドジーンズを彷彿とさせてくれるこちらは純モードジーンズであり純ヴィンテージプロダクトという旨味総ざらいな一本。

 

 


early00s Herno riding-style half lining coat

イタリアン・ハイクリエイションが素直にヴィンテージカルチャーを解釈して構築したプロダクトは時に、どのジャンルも叶わない局地的に究極な一着に仕上がることがあると思います。ホースライディングを再解釈したこちらもまたそれに然り。

 

 


40s British railroad drivers unlined cotton jacket

サヴィルロウを彷彿とさせる美しい仕立て,アップルグリーンがかった個性的な色調,メタルチェンジボタンの威厳,そして“職種”を示すイエローのアイキャッチ。これまた純ワークウェアでありながら特に圧倒的な美意識に包まれた80年前の希少種を、喜ばしいことに未着用の状態にて。これ、滅茶苦茶に格好良いです!!

 

 

 

P.S.
皆様、ドラマ,かしましめしを御存知ですか。私は超久しぶりに放映曜日を意識してオンタイムで観ているドラマでして(多分木更津キャッツアイ以来。調べたら木更津キャッツアイの放映されたのって2002年でした。もっとドラマ観ようっと)、最近の私にとってかしましめしを観る時間はとても貴重です。素敵過ぎて思わず家族LINEグループでも兄妹に薦めてしまいました。見逃し配信や一気見配信がございますのでこのDiaryを即座に閉じて是非ご覧ください。

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

GW2023-4of4 / Diary1128
5.5.2023

これに関してはヴィンテージを生業とする者としての想い出やら想い入れやら羨望やらが在り過ぎて言葉が出てこないと言うか言葉にできないと言うか、久しぶりなレベルで混乱しています。いや、もうこのレベルは無いんじゃないかな存在しないんじゃないかな?

 

 



1967年に発表されモードシーンに革命をもたらした“男性の服装規定を取り入れた新しい女性像”は、60年代から模索された新しい精神の在り方を完璧に具現化し、1969年のプレタポルテでの販売においても大成功を収めました。
パリのMUSEEでもマラケシュのMUSEEで文字通り食い入るように見つめたムッシュのサファリジャケット。“男性の服装規定を取り入れた新しい女性像”のメンズ版、そう
 

 



Yves Saint Laurent Rive Gauche hommeのサファリジャケットをSURRで御提案する日がやってきました

 

 

 

 

 

New arrival,1969-early70s Yves Saint Laurent Rive Gauche homme safari jacket.

明日6日(土)より。

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

GW2023-3of4 / Diary1127
4.5.2023




圧倒的なエレガンスとクラッシックに対する造詣とオリジナリティが見事に調和したアルマーニさんのテーラークリエイション。元百貨店バイヤーだからこそ感じる紳士服に対する様々を具現化した結果、既存の男性像を解放し結果的に新たなスタイル性を生み出すこととなりました。その服飾史においても重要なヴィンテージ時代のそれらを、かつセットアップスーツで出逢おうとするなんて私にとっては愚です、愚。そんな出逢えませんもの、そんなハイエナジー・クリエイション。手放す必要がありませんから。旅順の度に“よーしアルマーニさんのスーツに出逢えるよう頑張るぞー”なんてしてたら持ちません色々と。そりゃ出逢えたら心が弾けんばかりに嬉しいですよ、そりゃ出逢えないかなって思いをゼロにすることはできません心のどこかには在りますその想い。でもそれを心の真ん中に置いていたら続けられません、文字通り折れちゃいます心。先日とある施設に伺った後、なんか凄く元気が無くなってしまったので久しぶりに一人で呑みに行ったんですが(最近一人呑み行きつけにできるところを教えてもらったんですよ!)、なんで元気無くなったんだろうなぁって薄ぼんやりと考えていたら半日くらいして気付いたんです、鳴々、私はその施設に期待していたんだなぁ と。一人で勝手に期待して期待していたのと違ったから一人で勝手に落ち込んだんだなぁ と。

だから期待しちゃいけないんです、更に言えば一人で勝手に期待して違ったら一人で勝手に落ち込んどけと。だから私は旅順の度にアルマーニさんのセットアップに出逢えますように なんて期待は抱きません。ましてや44,46,48サイズなんてもってのほか、愚の骨頂です。しかもアルマーニさん特有の柔らかさの中にクラッシックも程好く感じるテーラーバランスでスリーシーズンの生地感でって?え、スタンダードだけどさりげなく個性的な色調でダブルブレストだったら嬉しいって?

 

 

 



本場イタリアで46サイズのヴィンテージ・アルマーニスーツ、かつスリーシーズンのヴァージンウールでダークグレーにピンクのピンストライプのダブルブレスト。期待していないからこそ出逢えましたし、期待していなかったからこそ震えるほど嬉しかったです。これぞ必然。

 

 

 

 

 

New arrival,90s Girgio Armani pure virgin wool suits.

明日5日(金)御披露目です。御興味頂けましたら機会ございましたら、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 

1 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 442
Copyright © SURR All Rights Reserved