春も大好きニット / Diary1120
3.4.2023

12月にも秋冬のニットウェアを御提案させて頂きましたが、ポカポカ陽気が心地良い春も私にとっては引き続きウール、カシミア、シルク素材の旬。ウェイトを変えるだけで適合のベクトルが変わるそれらはやはり最高のパートナーです。これを書きながら私もカシミアシルクセーターをON素肌で着ています。SURRの窓は全開で風もなく雲一つない空模様、傍らには炭酸水、足元はお気に入りのコットンソックスと今一番気分なスニーカー。これを御機嫌と言わずなんと言う。あ、でも強いて言えば酒呑みたいかな。

 

New arrival,Vintage knit wear for spring.

 

 

 





様々なクリエイション背景による上質なウール,カシミア,シルク。様々なフィッティングコンセプトによるロングスリーヴ,ショートスリーヴ,スリーヴレズ。ヨーロピアンカルチャーらしい様々な色彩美。あーもう堪らない埋もれたい。好き過ぎるニット楽し過ぎるニット。個人的には引き続き半袖ニットをレコメンドです着る人全然いないかもしれないのですが。“いやいやニットなのに半袖って”って御思いのそことそことそこの貴方、ってことは爽やかにも暖かにも振れるということなのでインナーとして様々活用できますしTシャツとは異なるテクスチャーゆえ一枚でも絵になるんです。本当に騙されたと思って一度ワードローヴに組み込んで頂きたいなぁ。あとは引き続きON素肌も御推奨。春向けのテクスチャーゆえより一層心地良い肌触りですから、周囲には分らない“着る本人”にしか分からない心地良さを誰にも知らせずコッソリと半笑いでお楽しみ頂きたく。

 

 

 

 

 

今回は12点です。どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

SURR 福留

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Fashion jewelry / Diary1119
31.3.2023

金や貴石や天然石を用いたファインジュエリーの類を弊店ではパーソナル(な要素を主張しがちな)ジュエリーと捉えているのに対して、それ以外のほとんどをファッション(的な要素として楽しめる)ジュエリーと捉えてしばし御客様方に御案内することがあります。寿司とステーキ,中華とイタリアン,蕎麦とウドンなどと言ったように、双方それぞれ異なる磁力で惹かれて楽しめるのがパーソナルジュエリーとファッションジュエリーの関係性でして、そこには良し悪しの概念もどちらが偉いという指標は皆無なのは至極当然で、もちろんあくまで弊店の捉え方ゆえファッションジュエリーをパーソナルなジュエリーとしている方も多数居られることと存じます。そういえばいつも御世話になる特定区分における超絶スペシャリストであり私が勝手に心の師の一人としている彼は超ごついインディアンジュエリーをそれこそまさにパーソナルな結婚指輪にしているもんなぁ。
寿司も食べたいけどステーキも食べたい、中華も良いけどイタリアンもなぁ、そんな二択あってこそ人生というもの。引き続き皆様方には二択と言わず三択四択とカオティックに迷いまくるくらい幅広く様々な世界観とカルチャーを御査収頂き、様々な選択肢があって困っちゃうーと言いながら顔は半笑いみたいな日々を過ごして頂きたく存じます。

 

弊店らしいゆっくりとした空気と同じく本当に有難いことに1点1点とゆっくり旅立っていきケース内がだいぶと寂しくなってしまいましたので新作のジュエリーを御披露目させて頂きます。10あっても1旅立ったら明確に9に成ってしまい補充という概念が希薄なのがヴィンテージの若干切ないところであり、補充がない代わりに新たな出逢いという刺激を得られ続けるのがヴィンテージの最高に楽しいところ。弊店はごく一部を除いてRe-Stockの経験がありません。

 

 






個人的にファッションジュエリーの最筆頭株であるデンマークジュエリーを主にヴィンテージTiffanyが1点、PRADAのランウェイピースが1点となります。ソリッドなシルバーテクスチャーはやはり続々とゾクゾクさせてくれますし、個人的にはあの頃コレに出逢えていたらアレ買わなかったんだけどなー的な2本のブレスレットは是非手首寂しい貴方や貴方に御覧頂きたいです。まぁそういう自分用にいつまで経っても出逢えなかったから怒りの銀座ダッシュ即決がアレだったんですけどね。身に着け続ける→一切身に着けない→身に着けるの流れで今はたまに身に着けるのフェイズに突入しています。やっぱり楽しいですよね、ファッションジュエリー。

 

 

 

 

 

New arrival,Vintage fashion jewelry selection.

また身に着けたくなってきたな、アレ。
 

 

SURR 福留

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1989年 / Diary1118
29.3.2023

そういえば先日御客様からSNSをやっていないのでDiaryの更新は助かるとの有難い御言葉を頂いた時に自分も“そうそう、最近ブログが無かったり更新されないショップ多いんだよな!”と最近思っていたことを言語化できました。ブログというコンテンツからSNSというコンテンツへの移行は当たり前になりましたねぇ今更ですが。ブログは既に形骸化してしまったのでしょうか、引き続きDiaryを更新し続ける自分は相も変わらずで良く言えばクラシックないしオールドSTYLE悪く言えば時代遅れ。私の中では自己形容は後者の方がしっくりきますHAHAHA。

 

あ!あと日本でもやるんですねゴルチェのミュージカルFASHION FREAK SHOW!!!2018年に運良く現地で観覧できたんです。下はその時のワンカット。

滅っっっ  茶苦茶面白かったもんなぁー構成とか演出同じかなー同じだとしたらオープニングムーヴィーは必見なんだよなー。舞台とか知人が出てるのしか行かない造詣や趣きを微塵も有さない私ですが存分に楽しめました。5/19から6/4までみたいですね、皆様も機会ございましたら是非に。

 

さて、そんなゴルチェさんとTHE ALFEEの共同ライブが行われた1989年に製作されたこちらのHermes hommeジャケットのライニングはヴェロニクさんの最々初期にのみ採用されていた一見それと認識できないHが隠された超絶格好良いデザイン。私をどこまでも興奮させてくれます。

 

 

 

 

 



複雑で豊かなカラーリングと光沢が相まってなんかこの写真CGみたいじゃないですか?特に一枚目。なんというかピクサーのカーズ的なテクスチャーと言うか、たまに自分で撮っておいて脳が混乱することがあるんですが、今回は特に顕著。その理由はピュアシルク・フランネルの起毛を伴う光沢感でして同社ならではの特出して特別で贅の限りを尽くした素材選びに仕上げはここでもまた着る本人だけが濃く強く感じられる最上の楽しさと幸せに成ってくれます。
“着る人の個性特性を邪魔せず、陰ながら支えてそっと底上げする”。そんなクリエイション哲学を一貫することによって一冊の本に一つの章が増えるかのようにコレクションを積み重ね続けるヴェロニクさん、良い意味でその時その時の時代性を感じさせながらも太い縦軸で繋がった世界観は最初期であればあるほどに彼女の根本的なパーソナリティーを色濃く感じさせてくれますが、先の1992年クリエイションよりも更に古い1989年クリエイション、やはり肩と背中が抜群に逞しく凛々しく果てしなく美しく儚い。出逢えて触れられて、そして現代の一着として御提案できて幸せです。

 

 

 

 

 

New arrival,1989s Hermes homme houndstooth pure silk jacket.

先日東京でランウェイやっていましたね。その前後日は道端にやはらめったら洒落た欧米人が多数居り眼福でした。ショーの最後に登場したヴェロニクさん絶妙なレッドカラーの腰丈ジャケット着ていましたね、アレアレ、美しさと機能性を天秤にかけた時後者を選んで羽織りました的なスタイルムード。最高です。

 

 

SURR 福留

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