Knit selection / Diary1158
13.10.2023

まず初めに。9月末頃からのシステムメンテナンスに伴いサイト表示に一部不具合が生じており失礼致しました。追ってONLINEも表示されますが、取り急ぎDiaryは正常表示及び正常更新が叶う状況となりましたので引き続き機会ございましたら御目通し頂けましたら幸いです。宜しくお願い致します。

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さて、昨晩買付の旅順から帰国しました。

パリを夜発ということもあって今までのフライトで一番うたた寝することができたし羽田着だったので飛行機から降りた時はルンルンだったにも関わらず今朝は4時に起きてしまいましたが時差ボケなんかじゃないさ今日が楽しみだっただけさと自分に言い聞かせ、単語が出てこないのは旅をしていたからさ更新がちょいとばかり久しぶりだからさと独り言ちながら気付いたらコーヒーが空っぽになっていることに目を背けつつこのDiaryを書いております。今は17時45分、すっかり日が暮れています。陽の下はポカポカですが日陰はだいぶと涼しい一日でしたね、SURRの窓を前回で丁度良い感じ、貴重な季節です。

 

でも今日が楽しみだったことは本当に本当。旅の途中で思ったのです“よし、帰国したらすぐに大好きなニットプロダクトをたっぷりと御披露目しよう” と。

 

 

 

 

 

 

 

 

  New arrival,Vintage knit selection.

 

帰国翌日御披露目は過去最速、これぞARRIVALですねぇ。季節に応じて常に追い求めてしまう自分に飽きれてしまうほど好き過ぎるニットプロダクト、やはりこれからの季節が最も楽しいと言っても過言ではありません。仮に今月からだとして物によってはスタイリングによってはおおよそ4月頃まで楽しめるとしたら半年間“旬”であり続けてくれると考えるとやはり相当に優秀だぞ、ニットプロダクト。

3月のデニムに続いて壁一面を埋め尽くすことができ大満足です。ウール万歳シルク万歳カシミア万歳!機会ございましたら。

 

 

SURR 福留

様々な想像 / Diary1157
22.9.2023

まーたなんか暑くなったと思ったらふと東京は最高気温30度を下回るようになったのでやったぜと思いきや湿度で全然ムシムシしていて、最近の気分通りに特に軽いウールだし大丈夫かと思ってテーラードジャケット羽織ったら汗だくになったりして、もう参っちゃいますが引き続き心と身体に則りつつたまに騙しつつ秘儀“全身10で考えるメソッド”(例えばショーツを穿けば暑さ度合いゼロなので暑さ度合い7のジャケットが着れる的なマインド。ちなみに私は8/22付けで仕事着ショーツは終わらせました、また来年楽しもうな!)を駆使して可能な限り秋冬を楽しんでいます。既にウールカシミアシルク系トップスに手が伸びかけますが流石にまだ自粛、今日とかいってたら逝ってただろうな。早く着たいぜセーター。

今週の新作は様々なクリエイション区分なのでこの生地感だとこれくらいの気温から,この素材なら今日はもう着れちゃうな,これはもうちょっともうちょっとの辛抱かな と向き合いながら様々な想像が膨らみます。



あのー、これってシャツで良いんですよね?ジャン兄さん。それともジャケットって呼んでいましたか?サラリと爽やかな素材感ゆえ真夏の御提案でもよかったのですが、ということは秋も春も無理なく着れるということでどうぞ宜しくお願い致します。



軽めパテッドのキルティングスポーツジャケット。これまたデザイナーマインドを秘めながらアノニマス感もありクラッシックカルチャーも感じさせてくれるOlmesフィロソフィーぎゅんぎゅんの一着です。



これは良いなぁValentino Jeansのデニムダッフルコート、抜群に粋で絶妙な存在感のコントラストで上品でモードで。凄いなぁ。



ランチワインが似合う(というかマストな)イタリアの港町で出逢ったこちらはイタリア企画のLevisクリエイションゆえ各所に非王道感が滲み出る(というかイタリアンカルチャー感MAXな)一着。素材感はいわゆるバーバリークロス系統で実用性もMAXです。



こちらも数多く存在するライフスタイル特化型ファッションプロダクトの一つであると同時に、そのベクトルに沿ったうえで洗練性と上質さを研ぎ澄ましに研ぎ澄ましたラグジュアリーな一着であり、さらに極めて特徴的かつユニークかつグッとくる存在背景を有するハーフコートです。



一度も水が通っていないブラックモールスキンさん、御無沙汰致しております。相変わらず猛烈に正々堂々モダンですね、そしてカッチカチですね。本当に貴方はいつも格好良いですよ、その感情はこれまでもこれからも変わらないし何だったらどんどん増していくんでしょうね。いつか会えなくなってしまうんですもんね?それはいつになるかは分かりませんが、出来る限り先々まで共に時間を過ごしたいものです。



ネイビーのヴィンテージBarbourも猛烈に正々堂々モダンですよね、コンディションが良くBIGサイズ気味であればなおさら。表記はないのですが結構なサイズ感なのでより強くコート感を感じるのはきっと様々な方にとってプラスなはず。



洗練されたネイビーカラー,実用的かつ軽量なナイロン素材,クラッシックカルチャーにオリジナリティをプラスしたワークスタイル,絶妙なハーフコートスタイル。まるでヴェロニクさんがランウェイの最後に挨拶する時着ていそうな特に完成された一着。久しぶりにここまでプロダクトデザイン性が高いHermes hommeクリエイションに出逢いました。



これまでも何度か御提案させて頂いたヴェロニク・クリエイション最初期に近いからこそ感じることができる時代性の個性と癖、こちらの3つボタンジャケットにもしっかりとございます。色の美しい個性,素材感の存在感,そして個性と癖のスタイルバランス、これもまた極上。


New arrival.

今回は様々です。

SURR 福留

03-5468-5966
[email protected]

Classic creation / Diary1156
15.9.2023

鮮烈なるデビューキャンペーン1995AWにて前述の通り蠱惑的なジョン・マルコヴィッチがナイロンボンバージャケットを着ているカットと並行してクラッシックでドレッシーなコートを着ているカットに続き1996SSのキャンペーンビジュアルでもクラッシックなテーラードジャケットを着たティム・ロスが登場するように、PRADA Uomoのクリエイションにおいて欠かすことができない とわざわざ述べるのが野暮中な野暮なほどに不可欠な要素がクラッシック文化を軸足としたクラッシック・クリエイション。


御存知な方も多いであろう余談ですがPRADAのキャンペーンビジュアルって本当に素敵なんですよ、歴代の全キャンペーンビジュアルを高画質で網羅したBOOKが出たら絶対に絶対に欲しい。MYベストPRADA Uomoコレクションが2018AWなのですがそのきっかけになったのがまさしくキャンペーンビジュアルで、俳優兼映画監督のポール・ダノが大きく切り取られたそれが目に飛び込んできた瞬間に一目惚れし“あ、なんか手に入れよう”と思ったと言っても過言ではないほどにヤラレました痺れました。ちなみに私はポール・ダノが撮った映画を観たことがなく、彼が以前に出演した映画が何回も何回も見るほどに好きで劇中の飛行士になるため無言の行を貫く妹思いの青年というキャラクターも含めて大変に好んでいたため私一個人にとって“そこきたか”的な絶妙過ぎる期用だったのが痺れた要因の一つ。いつまでも好きだろうな、ポール・ダノの2018AWキャンペーンビジュアル。

 

ということでNylon creationに続きClassic creationに焦点を当てた新作を御披露目。いかんせんロゴを積極的に押し出さない(積極的に隠していた?)Old moneyカルチャー時代ですので一見PRADAとは分からないアノニマス性が先立つかもしれませんが、その根底に流れるミウッチャ・フィロソフィーの物静かながら確かな世界観による本質的なRRADA Uomoの求心力を味わって頂きたく。

 

 

 



これまでも数点のテーラードジャケットを御提案してきましたが、その中でもこちらはトップクラスに“ベーシックなテーラードジャケット”かもしれません。圧倒的に解りにくいブランド的視認性と圧倒的に解りやすいミウッチャさんの美意識が同居する個性をお楽しみ頂けるであろう一着。

 



アンティーク時代に稀に出逢えたプルオーヴァーではないカラーレスシャツを模したミウッチャさんらしい絶妙な着眼点。これはしっかりとクラッシックであると同時に抜群な個性を秘めた秀作です。

 



敬愛なる名期2012AWより研ぎ澄まされ過ぎたドレステーラードジャケットを。このコンセプチュアルさは何度触れ合っても鼻血が出そうになります。

 



ベルトレスなドレスプレーントラウザーと見せかけて“とある”一部のみインサイドアウトデザイン。フロントホックの受け具にElegantと刻んじゃうようなマインドですから、どういう意味かは御分かりですよね?

 



見た目Lサイズのナチュラルフィットで実際にそれくらいの着用感にも関わらずSサイズ表記というコンセプト設計。内側にちゃんと着こめるレイヤードを前提とした自然体なオーヴァーサイズのクラッシック設計と言えばそれまでですが、ミウッチャさんの服飾哲学のおかげでだいぶと個性的だし猛烈に洗練されているんだよなぁ。

 



これまでにVintage PRADA Uomoを御提案する際に多く口(文字)にしてきたのが“現クリエイションとのリンク”でした。ほとんど同じ設計が先日のクリエイションに在った、やこれに三角のプレートを付ければ現代のそれだ、など私が着比べてたりで感して感じた限りだと事実でありミウッチャさんがいかに稀有な感性を有しているかを的確に表す一つであると思っています。だって凄いですよ、過去のクリエイションを振り返った時に現代のクリエイションと異なる世界観,似ているプロダクトバランスと出逢う方が難しいって、私は普通ではないと思います、時代性を加味して取り入れて然るべきですから。なのでこの初見はPRADA Uomoらしさよりもクラッシック文化が先立つシルエットバランスなVネック・カシミアシルクセーターが新鮮ったらありません、。まぁそもそもにおいて肌着扱いされがちなプロダクトなので出逢いそのものが我々にとっては稀なんですが。

 



こちらも同じく現代のPRADA Uomoらしくない新鮮な一着、主に肩の強さがそれにあたります。というかそもそもこれはなに?的な設計でして、全体造形から便宜上コートと呼ぶことになると思いますが構築は完全にテーラードジャケットなので、ロングテーラードジャケットの方が良いのでしょうか?というか根本に向き合えばチェスターフィールドコートに該当しますが、現代においてその呼称は抜群にコートの印象ですもんね。基本適当にも関わらずこういう時に正しく呼びたくなってしまう性分なので迷ってしまいます、ロングテーラードジャケットってなんだよって思いますし。しかしながらこれは本当に秀逸ですよ、超真面目で厳格なまでのエレガンスにも関わらずモダンな素材+デザインステッチワークのモード感。素晴らしいです。

 

 

 

 

 


New arrival,Vintage PRADA Uomo classic creation.

 

 

SURR 福留

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