Burberry Saddle Tweed / Diary1162
26.10.2023

 

出逢った瞬間に心の中でやったと叫びましたね。ヴィンテージバーバリーにおける王道スタイルの一つであり最上位個体の一つであり王道でありながら滅多に出逢えない要素性が詰まった一着、このバランス感はいつもぞくぞくします。

 

 

 

ヴィンテージバーバリーにおいて時たま出逢える正々堂々なSPECIALITYの表記、これ以外に何を求めるというのでしょうか。英国式における最上質な高密度ツイードなSaddle Tweedの特徴的なテクスチャーゆえ着用時の動きが一定時間生地に乗り移るほどの立体感を誇りますがにしても立体的過ぎる、そうこの一着はまだ糊の付着を感じさせるほどにフレッシュなコンディション、なんと未着用と推測される一着なのです。

 

 

 

しっかりと古めな70sピース,王道のバルカラー,SPECIALITYなSaddle Tweed,そして未着用推測個体、なんということでしょう。色合い本当に洒落ていますねぇ、この時代はファッションブランドというよりコートメーカーと呼ぶべきでよりクラッシックな世界観が軸となりますが、その上でこの明るいファッション性には感嘆します。個人的にこのベースカラーに赤系のラインが走るカラーコントラストにフィービーさんのCelineクリエイションを即座に連想してしまったので抜群のモダンモード目線でしか見れません。やはりフレッシュなコンディションも明るい印象に拍車をかけてくれているんでしょうねぇ。

 

 

 

ちなみに弊店はツイードの御提案が少ないです、それこそ英国老舗のアチラさん生地の純正個体は一度もセレクションしたことがありません。着こなす姿や世界観は心から好きなのですが硬さと重さから手が伸びないというのが本音でして、三代着られるなんて慣用句は伊達じゃねぇぜぇと触れる度に思います、格好良いんですけどね本格的ツイード…でもこういったメーカー/ブランドの解釈系だと重過ぎないし硬過ぎないし無理なく受け入れられるのは私だけ?なんなら着用感皆無にも関わらず滑らかですらあります、まぁこれは高密度なSaddle Tweedゆえですが。

 

 

 

New arrival 70s Burberry saddle tweed bal collar coat.

 

とやかく言いましたがとにかく最高ということで今期のウィンターコートはこちらで封切らせて頂きました。今後もウィンターコートを順次御提案させて頂きますが良い意味で他とは異なる世界観をお楽しみ頂ける一着です、まぁそれは他の品々にも言えるのですが。千差万別で全然違くて全て良い、生き物と一緒ですね。

 

 

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