どうやら運良く時差ボケは免れたようです。旅順のふとした瞬間に牛スジをトロトロに煮込んだカレーが猛烈に食べたくなって帰国して即作ったのですが、ふと思い立って初めて無水調理をしてみたらびっくりするほど美味しかったです、凄過ぎますね無水。カレーに自律神経の調整機能でもあるのでしょうか、次回も検証してみようかな。
それでは新作、カレーって美味しいよなぁと思いながら選んだ6点です。余談ですが外食をあまりしない私ながら鎌倉にあるカレー屋「キャラウェイ」はお薦めです、しかもハヤシライス、当時アルバイトしていた地元の友人が一番美味いとして推薦してくれました。しかもテイクアウトがマスト、基本並ぶ店なのでテイクアウトなら並ばずに買えてGOODなんです。機会ございましたら。
親愛なるウェストンながらヴィンテージカルチャーでこのモデル,Yachtとの出逢いは初めてです。独特のスポーティーさ、ボリュームの癖、ロシアンカーフの存在感、それが色気溢れるブラウンカラー。選ばないなんて選択肢は無いよねぇ。サイズは9 1/2C、足が合う方羨ましい。
これも一目惚れでした、さすがジョンロブなプロダクト感とレザーの迫力とアルチザンな高級感と色気。サイズ表記8EEです。
この洒落っ気、この世界観ですよねARNYSの本質って。独特だしエグいほどに強くて美しくて、良い意味で万人受けしないなぁといつも思います。だからこそ唯一無二に格好良いです。レザーとキャンバスのツートーン、この素材コントラストでなお特急にエレガンスです。
まだファッションブランドではなくニットメーカーだった時代の、同じ呼称でありながら根幹が異なる大々々好きなBrunello Cucinelliのヴィンテージプロダクト。素材組成はありませんがおそらくはピュアウールで構築的な設計のグレージュカラーのジッパーニットジャケットという抜群の個体個性。だいぶサラリと爽やかに着れちゃう最高のやつです。
これは明らかに今回の旅順におけるチャレンジングゾーン、この一着と向き合った時に あ、まだ挑戦できることがあるって良いなぁ と思いました。きっかけはズバリ兼ねてから御愛顧くださっている親愛なる顧客さまでその方がお召しになるNIKEジャケット姿が格好良かったから、弊店も初のNIKEウェアです。ブルーがかったグレートーンにまず惚れました。
昨年5月ぶりの弊店にとっては事件な一着。こちらに関しては明日改めてDiary書きます。
SURR 福留
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しましたよ、買い付けの旅順から。漏れなくコンパクトな日程の一人旅(CHIRICO鈴木と同じ出入国便なのですが現地では完全に別行動)なので漏れなくある程度の肉体を酷使するのはMY旅順あるあるなのですが、今回は乗っけから猛烈に疲れを感じ中盤でこりゃ歴代一位だぞな気分になったものの、帰国して鈴木と雑談している時にそういえば今回は7時間陸路(特急電車2回乗り継ぎ)とかあったことを思い出し考えてみたらそんな長時間移動はなかったので、そりゃ疲れるか と納得。とは言え加齢も関係あると思うのでそろそろジム通いか!?とかも一瞬頭をよぎったのですが、消費した分ビール呑めるとか思っちゃいそうなので再度保留です。でもジムでの運動がルーティーンの一つというのはずっと憧れると言うかきっと豊かなんだろうなぁっていう印象は抱き続けているんですよね、良いですよねやっぱり運動って。私がそうなったら間違い無く仕事(ヴィンテージのセレクション)に大きな大きな影響を与えるだろうなトレーニングギアとか本格的なスポーツウェアとか、それはそれで楽しそうだけど。
と言うことで早速旅順で出逢った品々を御披露目させて頂きます、昨日のお昼に着陸して14時頃会社に戻ってきたので御披露目まで22時間というのがなんか良い感じですねぇ。前回はアイウェアにフォーカスを当てましたが今回はアラカルト、日程が決まった時に最速で御披露目しようと思っていたので今回の旅順ではずっとそれを頭の片隅に置いて行動していたのですが、そのチャンネルってそういえばあんまり使ってこなかったので新鮮でした、と言っても陸路の7時間では考える余地って全然無いんですけどね。動画ダウンロード万歳ってなもんで劇場版Trickを三種類視聴、ドラマ観たこと無いけど。月光って滅茶苦茶素敵な曲なんですね、凄いや鬼束ちひろさん。
タータンチェックのテーラードジャケットなんて素敵過ぎるし、スリーシーズンのヴァージンウールなんて一番最高。
フォレスティエールしかり、好感度なファッションデザイナーが提案するワークの方向性って本当に本当に大好き。
これなんかもまさしくそう、90sヴェロニク・クリエイションのマスターピースの一つ。更にジレ付随のツーピースで未使用品だなんて涙ちょちょ切れちゃいます。
今回の旅順でもこれのようにロマンを感じさせてくれるヴィンテージプロダクトとの出逢いは特出して稀有でした。
私の環境では数年前からほとんど絶滅状態なんですフレンチハンティングプロダクト。手前みそですがここまで古いAdolphe Lafontは初。
今回の旅順で特に意識した存在、ダニエル・リーさんのおかげでここ数年の中でも特に気分なんですヴィンテージ・バーバリー。熾烈な状況は変わらずですが、特に特に胸がときめく非王道個体が逆に我々の諸々にしっかりとマッチしてくれこのように御提案できるのも有り難いことに変わらずで、なんだかんだ私がMYヴィンテージ・バーバリーに出逢えていないのも変わらずです。最後の超絶非王道コートなんて最高、どこかに売っていないかなぁ。
SURR 福留
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だいぶと春めいてきましたね、ヴィンテージシャツの御提案ですよ。
我々の環境でかねてからどっしりと腰を据えているのが“王道ほど出逢えないメソッド“。ファッションを楽しむうえでクローゼットの内容が変化するのはある程度必然かと思いますが、ブレザー然りプレーンセーター然り眼鏡然りキャップトウシューズ然りの一部プロダクトは気分が変わったとて時代を経たとて恋人が変わったとて環境が変わったとて、クローゼットに在って良い手放す必要が無いと判断されるがゆえにヴィンテージの世界において滅多にこれぞな品と出逢えない。 これが“王道なほど出逢えないメソッド“ です。
それはシャツにも、特にプレーンシャツにも的確に当てはまりますので弊店において定番的に御提案が叶っておりませんでして、年間でラックにかかっている時期とかかっていない時期を比較すると後者が圧倒的に長いのは統計を取るまでも無い明らかな実感。どんな気分になっても時代になっても手元にあって良い,あって然るべき,あるべきシャツはさらに肌着というプロダクトならではの着用回数が寿命に直結してしまうという特性もまた出逢えなさに拍車かけまくります。
この度は12着のプレーンシャツを御披露目。弊店(と言うか私)にしては珍しく“ちゃんと“コツコツコツコツ集めることができました。ファッションデザイナーによる王道設計や王道+デザイン構築、老舗メーカーのプレーンや徹底的なドレス構築など。それこそ10年前は定番メンバーであったCharvetなんて久しぶりです。良いものは良いって感覚、改めてイイですよねぇ。
New arrival,12 plain shirt selection.
心身にフィットして気分とマッチする一着がありましたら幸いです。
SURR 福留
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