

熟練した職人技術,情熱的で大胆な生き方,そして何よりも自由な感性によってアイウェアの世界に革命を起こし後々のアイウェアデザインに多大なる影響を与え、ムッシュ・サンローラン,元フランス大統領ジャック・シラク,モナコ大公レーニエ3世,ジャック・デュトロン,ナナ・ムスクーリといった世界中のVIPをアイウェアによって“RE−STYLE“し、数多のデザイナーズブランドのアイウェアデザインを担当し、アラン・ミクリの礎をまでをも創った伝説的なアイウェアデザイナー Victor BitchatchiによるVITO Parisの60sプロダクト、新作です。




モダンでクラッシックなフレンチフレームも良いですが、彼が創作した“ファッションの要素性“を芳醇に内包するクラッシックであると同時に明るく華やかなフレームの世界観は、いつからか餅は餅屋メソッドゆえアイウェアとシューズは専門メーカーの品しか身につけなくなった私にとって貴重なエッセンスです。
とはいえモダンでクラッシックなフレンチフレームも大好きなので合わせて50s肉厚フレームの未使用品も2本御披露目させて頂きました。


私はファッションスタイルはほとんど一辺倒ですがアイウェアに関しては単純に視力が弱いこともあって幾つかの味を求めずにはいられません。目が見えないのは煩わしいけど大前提としてアイウェアを必需品である道具として真正面から向き合ったうえで正々堂々ファッションとして楽しめて、幾つかの味わいによって実際問題自身のスタイルと印象を変化・操作させられるのはやっぱり楽しいなと、いつからか思えるようになりました。

New,60s VITO Paris frame & more
でも視力が良い人も絶対にアイウェアかけてくださいUVの影響は大きいですから、目は一組しかありませんよ。なんなら100円ショップのでも良いからとにかく今すぐにかけてください、いややっぱしっかり素敵と思えるのビシッとかけてください。引き続き格好付けていきましょうよ。
SURR 福留
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先日とある御客様とのやりとりにおいてトリコロールカラーの開襟半袖シャツを御提案する際に“フレンチアロハです“とお伝えしたところ“これってアロハなんだね!“と返答がきた時にふと思いました、アロハの定義ってなんだろう と、半袖、開襟、柄ありというのもマストなのでしょうか。なんと言ってもあたしゃアロハにはめっぽう弱くってですね、サマープロダクトにおける一つのアイコンのように捉えて羨望すら抱いているのですが、そこまでの存在に昇華したきっかけはこのビジュアルでした。

はい出ました1996年の映画「ロミオ&ジュリエット」、ミウッチャ・プラダによるアロハを着た若き日のレオナルド・ディカプリオです。このビジュアルに一目惚れしたのですが格好良いと思う感情は今だに一切衰えませんしこれからも衰えないでしょう。こういう格好良いと感じる温度が下がらない自分だけのシンボルって皆様もいくつかあると思いますが本当に尊いですよね。いつまでも自分にとっての指標になってくれるというか人生で迷った時の灯台になってくれるような存在というか。どうぞこれからも大切にしてくださいまし。







と言うことで私にとっても偏愛の一つとなったアロハ、偏愛宜しくでコツコツと収集しました。ちなみに私は定義を知らないのを良いことに開襟じゃなくても半袖であり柄があれば一律でアロハとして御提案させて頂きますので御了承くださいませ。“これってアロハなの?“、はいこれもアロハあれもアロハです。
きっとアメリカンカルチャーの印象が強いかと思いますし実際にそうなのだとは思いますが、ミウッチャさんが毎年リリースしていたようにモードカルチャーにおいてもある程度存在するアロハ(私が勝手に定義を広げているからだと思いますが)、そのオリジンではないからこそのデザインの哲学が注入され,スタイルも精査され,当たり前のように上質な素材感を用い,良い意味で古過ぎないからこそよりリアルクローズとして向き合える“デザイナーズアロハ“は私にとって特級に重要な存在です。

New,Designers Aloha Selection
アロハ最高、モードカルチャーの色柄最強。
SURR 福留
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私はこれまで意識的に自分の店を褒めることや自画自賛をしないように過ごしてきました。ヴィンテージピースやカルチャーは素晴らしいし美しいけどSURRが素晴らしいという表現は違うし、そもそもにおいて沢山の御来店うんぬんや満員御礼みたいな発信もしてきませんでした、なんか粋じゃないなって。
でも今回のDiaryでは自画自賛ではなく自社自賛の表現になってしまうかもしれません、きっとなってしまうんだろうな。それでは7月より始動しました弊社の新しい服飾表現 LA MUSEUM(ラ・ミュージアム)に関して。
弊社はまずLAILA VINTAGEという屋号の小さなヴィンテージショップ(今はその屋号がWOMENS専門の路面店になり、その場所がSURRになっています)から極めてひっそりと始まり、幾つかの取り組みを経てLAILA TOKIO(6月初旬を持ちまして予定通り店舗運営を終了しました、11年間にも及ぶ御愛顧を改めて心より感謝申しあげます)が誕生しCHIRICOが誕生しましたが、会社設立から一貫して店舗運営によるいわゆる小売業とは異なる目線での服飾に対する考え方がありまして、それは主に“ヴィンテージカルチャー,アンティークカルチャー,服飾史が尊敬される存在である“という確固たるワールドワイドな一つの事実と“それが日本国内では定着しておらず知り得る機会もほとんどない“という一つの現実に基づいていたのです。最初から現在と同じ考え方になっていたわけではありませんが設立当初から店頭には並べない会社のコレクションが複数存在していたのは事実ですし、時代を経ることでそれらの一部をLAILA TOKIOで表現したりリミテッドの編集エキシビションを同店やLAILA VINTAGEで不定期に行うことで前述の事実と現実を皆様方にご提案してきましたが、その過程で著名な服飾財団や美術館や博物館と協賛や協業する際にそこでの催し(@アントワープ)に足を運ぶと10数人の未就学児がきっと引率の先生であろう大人と共に服飾史を見学してたりで、もうそんなん見たら溜まりません言葉では表せられない気持ちが一層と燃え上がります。幼少期から素晴らしく美しい服飾史と向き合う機会があるだなんて、そしてそれが決して珍しいことではなく食指を伸ばせばあちらこちらで様々な服飾に関わる催しがあるだなんて、そりゃヴィンテージカルチャー,アンティークカルチャー,服飾史が尊敬される存在という事実が定着するなって。
ファッションは見て着て楽しむものであると同時に、その歴史は尊敬されるべき・尊敬されるに足る存在である。しかしながら日本国内では時々催しがあるものの年間では服飾史に触れられる機会が圧倒的に少なく、美術文化のように定着していないし今後も定着するかどうか分からないし難しい可能性の方が高いのではないか。こんなにも素晴らしく美しいヴィンテージカルチャー,アンティークカルチャー,服飾史を可能な限り後世に残すにはどうしたら良いか、株式会社LAILAとして何ができるか。長期構想を経て生まれたのがオンライン上に洋服を展示しデジタルデバイスと通信環境によって鑑賞を可能とする服飾史のデジタルデータベース LA MUSEUM(ラ・ミュージアム)です。





私はMYMデバイスのiPadで鑑賞したのですがもちろんスマートフォンでも可能、端的に言って凄いというか凄過ぎます。ささやかかもしれませんがまずアプリのデベロッパLAILA CO,.LTD.になっているところから猛烈に感動しましたし、いざ入場するやいなや目の前に広がる服飾博物館としての膨大な情報量とそれを自身のデジタルデバイスで鑑賞できるという新世界、 LA MUSEUMディレクターを筆頭とした部門スタッフ全員の情熱を感じずにはいられませんでした。きっと今年の暑さはLA MUSEUMのせいです。
現在開催中のエキシビションは1950s-2010s Part 1
History of Modern Fashion Design、チケットは24時間鑑賞可能の1DAY TICKETと168時間鑑賞可能の7DAY TICKETの2種を御用意しておりますので皆様も是非御体感のうえ今後の LA MUSEUM(ラ・ミュージアム)の発信を表現を何卒御期待くださいますようお願い申しあげます。
SURR 福留
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