24SSも大好き春ニット / Diary1206
27.3.2024

二月のどこかだったと思うのですが都内が突然春真っ盛りのように暖かくなった数日があったんですよ、ある夜の仕事終わりマンション出たらお向かいさんたちとばったり会って立ち話している時にやはり突然暖かいですねぇ的な話になった時、お向かいさんの一人がややばかり不満気に“もうニットとか着れない“と言ったので即座に申しあげました、春もニットの季節ですよ と。

はい、例年通り弊店にとっては春もニットの季節で旬とのことで今年もスプリング・セーターを是非とも御提案させてくださいませ。こんな感じなのでいついかなる時でも環境でもセーターは探し求め続けているのですが、先日の旅順はスプリング・セーターとの良縁に本当に本当に恵まれていまして、いやはやだいぶと御機嫌でした。しかも王道なクラッシックプレーンSTYLEから造詣的なデザインSTYLEまでなんとも抜群に満遍ないバランスで、ここ数年で一番の豊作感を味わえた次第です。

 

 

 

 

 

スプリングカシミア、爽やかなウール、サッパリコットン、一着のみサマーセーターと呼ぶべきコットンシルクまで、今回も当時の時流に則ったコンサバティヴなスタンダードが時代を経ることで逆にコンセプティヴなデザインに見える興味深くて楽しい矛盾や攻めていながら結局のところクラッシックを土台にしているからこそタイムレスなモードデザインの普遍性など、様々な素材と形と色と癖にてお選び頂けます。今年も一着一着コツコツと探し求め続けるべきライフSTYLEギアの一つと出逢って頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

 

New arrival,Spring Sweater Selection.

 

去年は12点でしたが今年は16点、こういうアップデートは個人的に地味に嬉しい。

 

 

SURR 福留

ワーク+ドレステーラー=モード正攻法/ Diary1205
26.3.2024

去年くらいにふと思ったんですけど、格好良いとか素敵とか欲しいとかのポジティヴと言うか前向きと言うか正の感情って高確率で時間が経てば経つほど強まるんじゃないかって。なので昨年5月5日の御披露目から想い出や想い入れや羨望の強さは変わらないどころか、 俄然強くなっているので、

 

 

これに関しては引き続きうまく言葉が出てきません。

でも今回は前回と異なり個性がまた面白いと言うか違うベクトルで同等の強さでググググッと惹かれるのでその点は言葉が出てきます。服飾史およびモードヒストリーの最重要存在の一つであるサファリジャケットは、それまでのモードにおいて粒立てられることがなかった特に強い男性性かつ土臭く実務的な世界観を存分に取り入れた発明に対して、こちらはワークの世界観を思い切り取り入れたと言うか、まんま母国のワークカバーオールをリファレンスとした個体ということでサファリジャケットではありませんが根幹は同じで出口が異なるながら熱量は同等、ましてやサファリと違ったミニマムな設計が逆に良いという意見があって然るべきな一着です。

 

 

 

 

 

New arrival,1969-early70s Yves Saint Laurent Rive Gauche homme work jacket.

 

特に正々堂々と取り入れたワークの世界観をムッシュが考案したMENSモードの世界観で設計し徹底的なドレステーラー様式で設計する。このモード正攻法的な創造のアプローチは近年においては逆に新鮮なのかもしれませんね。

 

 

SURR 福留

新作6点 / Diary1204
22.3.2024

どうやら運良く時差ボケは免れたようです。旅順のふとした瞬間に牛スジをトロトロに煮込んだカレーが猛烈に食べたくなって帰国して即作ったのですが、ふと思い立って初めて無水調理をしてみたらびっくりするほど美味しかったです、凄過ぎますね無水。カレーに自律神経の調整機能でもあるのでしょうか、次回も検証してみようかな。

それでは新作、カレーって美味しいよなぁと思いながら選んだ6点です。余談ですが外食をあまりしない私ながら鎌倉にあるカレー屋「キャラウェイ」はお薦めです、しかもハヤシライス、当時アルバイトしていた地元の友人が一番美味いとして推薦してくれました。しかもテイクアウトがマスト、基本並ぶ店なのでテイクアウトなら並ばずに買えてGOODなんです。機会ございましたら。

 

 

 

親愛なるウェストンながらヴィンテージカルチャーでこのモデル,Yachtとの出逢いは初めてです。独特のスポーティーさ、ボリュームの癖、ロシアンカーフの存在感、それが色気溢れるブラウンカラー。選ばないなんて選択肢は無いよねぇ。サイズは9 1/2C、足が合う方羨ましい。

 

 

これも一目惚れでした、さすがジョンロブなプロダクト感とレザーの迫力とアルチザンな高級感と色気。サイズ表記8EEです。

 

 

この洒落っ気、この世界観ですよねARNYSの本質って。独特だしエグいほどに強くて美しくて、良い意味で万人受けしないなぁといつも思います。だからこそ唯一無二に格好良いです。レザーとキャンバスのツートーン、この素材コントラストでなお特急にエレガンスです。

 

 

まだファッションブランドではなくニットメーカーだった時代の、同じ呼称でありながら根幹が異なる大々々好きなBrunello Cucinelliのヴィンテージプロダクト。素材組成はありませんがおそらくはピュアウールで構築的な設計のグレージュカラーのジッパーニットジャケットという抜群の個体個性。だいぶサラリと爽やかに着れちゃう最高のやつです。

 

 

これは明らかに今回の旅順におけるチャレンジングゾーン、この一着と向き合った時に あ、まだ挑戦できることがあるって良いなぁ と思いました。きっかけはズバリ兼ねてから御愛顧くださっている親愛なる顧客さまでその方がお召しになるNIKEジャケット姿が格好良かったから、弊店も初のNIKEウェアです。ブルーがかったグレートーンにまず惚れました。

 

 

昨年5月ぶりの弊店にとっては事件な一着。こちらに関しては明日改めてDiary書きます。

 

 

 

 

SURR 福留

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