昨日は終日窓全開で過ごせたのですが一転して天気予報通り小雨模様&冬の寒さ、三寒四温とはまさにことじゃんと言わんばかりな急上昇急降下で自律神経四苦八苦ですが、ことファッションにおいてももうちょっとWINTERプロダクト楽しめるじゃんな自分ともう春が良いなな自分が見事に同居しています。まぁ日々着る服に迷ったら“もしミウッチャさん(ここは不定)がフラリと遊びに来た時として、思い切り胸を張れる格好か?“と自問自答すれば大体解決するのですが。だいぶと昔に尊敬するファッションスタイリストさんとの会話を経て辿り着いた,と言うか導いてもらった複数の80点スタイルより一つの120点スタイルというマインド、私にとっては最良なんです。
なお余談ではありますが元々使っていたパソコンが気付いたら10年経っていて内臓電池を交換できないモデルということもあってMY仕事用ガジェットを完全に一新しまして、キーボード配列や本体スペックなどが更新されてからからこれが初めてのDiaryなのですが、ここ数年頭の中で喋っている言葉をダイレクトにタイピング出来ていたのですが環境変わるとこうもフィーリング変わるかねって感じでまだ舌が回っていません、慣れるまで時間かかりそうな予感。いずれにせよ技術力で様々が進化してゆき様々が洗練されるのは個人的に凄く有難いし好みです、持ち物の質量と重量が無理なく減っていくところが特に。今の私の仕事用ガジェットはコートのサイドポケットとか例えばカーゴパンツのポケットとかだったら無理なくスッキリと収納でき持ち運べます。MY FAVORITEなスモールレザーバッグの側面にピッタリと収まった時は痺れたな,ブラヴォー。
さて、今回のDiaryでは6点の新作の中から赤を抽出して御提案します。とは言え一方はマルチカラー(かつ紺)なのですがその中から赤を拾えるので、まぁヨシ。
New arrival,90s Loro Piana pure cashmere plain sweater.
春だけどカシミアセーター?ノンノン春だからカシミアセーターで弊店はこれからもいかせて頂きますよ。ウェイトと仕上げをせんべつすれば逆にちょうど良いですから春カシミア、一枚ないし軽いアウターでサラリと着こなすとしたら明るいけど落ち着いてもいる絶妙な赤は最高だし、なんでもないようなプレーンVネックですが至宝(と言うかイッチャってて最高)なロロピアーナ社のカシミアエナジーはそれこそ誰と相対しても思い切り胸が張れちゃいます。時代とメーカーフィロソフィーを反映させたミニマムスタンダードなフィッティングは今回もまた“ちょうど良い“。
New arrival,1992s Hermes homme reversible bomber jacket.
今年も何着か御提案できるかな、可能な限り頑張りたいな。御愛顧くださる皆様方全員のクローゼットに一着づつ入れて頂きたいファッションプロダクト全体における最高傑作の一つがこの90s Hermes hommeにおけるリバーシブルボンバーであると真に思い目をギラつかせてしまうものだから御客様が引きがちな最近ですが、その思いはこれからも変わりません。スタイルとしてもライフスタイルとしても最高かつ優秀なボンバージャケットにおける最適解、こちらです。今回は1992年のリミテッドCARREデザインが用いられた一着でして、個人的にはシリーズの中でも着易いマルチカラー。私は今期仕事で外に出る時はマルチカラー私用で外に出る時は無地カラーという活用方法一択なので、あら今の私は華が欲しいのかしらなんてと客観的に思えるのがまた楽しい。
明日は緑の二着です。
SURR 福留
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先日御披露目して以降一着一着と御縁結ばせて頂いておりますレザーウェア、 中にはファーストピースとして頂ける方もいらして引き続き大変に喜ばしい限りなのですが、春気分とはいえやはり二月はなんだかんだ冷えるなぁなんて独り言ちていたら最高気温気温15℃オーヴァーになったと思ったら数日後にまた一桁台に逆戻りするとかしないとかな寒いけど暖かくて暖かいと思ったら寒くてな今の時期にもインナーとその他防寒具で調整できるしもっとサッパリしたい先々の季節にも無理なく羽織れてテクスチャーとしても旬であり続けてくれるレザーウェアってやっぱり優秀だし万能だし、なんと言っても引き続き最高に格好良いぜ!と言うことで、御陰様でコツコツと旅立ってくれたましたがまだまだ御提案したい個人的に最も気分なレザーウェア、改めて御披露目です。
愛すべきフレンチワークGovernment Workerシリーズ。一昨年から幸運にも御提案が叶っているプロダクトですが御客様と交流していて改めて思いました、このレザークオリティはもはや異次元で比較対象として存在してはいけないレベルだと。それほどまでに美しさと強さのゲージがパンパンな“本物のヴィンテージレザー“、今回はコルビュジエ先生の近似個体とファイヤーマンの一着を。
敬愛なるセラフィンより親切心満載のラベルが縫い付けられた一着。様々なハイクリエイションへの技術提供でも知られる同社ですので、アチラさんを思わせるレザーの迫力は相も変わらず見事です。ディーアスキンのカーコートスタイルのデザインレザーハーフコートって、堪らんよなぁ。
こちらもセラフィンより、デザイナー本人の頭文字が刻まれたよりクリエイティヴィティな一着で、呆気にとられてしまうほどに上質なラムレザーのダービージャケットってだいぶと刺さります。純フレンチ感性による西海岸不良STYLE、素敵過ぎますって。
男らしさとWEMENSモード概念、異なる二つの味わいが見事に調和したアルマーニ先生の80sクリエイション。クラシックだけどしっかりと造形的でモダンで普遍的であると同時にデザインSTYLEでもあるなんて、今回も見事過ぎます。これで良いと言うかこれが良いと言うか、デザイナーズヴィンテージにおける上質なレザーウェアのど真ん中な一着です。
かたやこちらはど真ん中から外れると言うか外れてしまうと言うか外れて然るべきと言うか。デビュー直後からイタリアンモードシーンで認められ当時“アルマーニの服は奥様に、ヴェルサーチェの服は愛人に是非”なんて売り言葉があったのも大いに納得なジャン兄による創造美に満ち溢れた最初期クリエイションであるこちらは、60年代後期にモードシーンでも定着したジャポニズムを取り入れたKIMONOな襟元に相も変わらず最高なボンバージャケットSTYLEをルッフォリサーチ社の技術提供によって具現化したど真ん中ではないもののモードの世界観においては最上位なデザインレザージャケットです。
New arrival,Vintage Leather Wear Selection
まだまだLeather。抜群にガンガンにLeather。
SURR 福留
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地産地消ってわけではないですが、買付の旅をしていて度々に噛みしめるのは“本国だからこそ出逢える”という現実でして、どれだけ慣れ親しんでいたとしても新たに驚かせてくれる存在がまだ在り続けてその都度楽しくて堪らないのは私のこの生業における大きな原動力の一つですし、仕事として向き合っていながらもそう思える瞬間があるのは本当に幸せなことだと切に思いますが、その逆で“本国じゃないからこそ出逢える”ってのは在りそうでなかなかどうして無くって、前者が高確率で興奮させてくれるのに対して後者はほとんどさほど興奮できないのですが、不定期ながらかなり興奮する縁を結んでくれるのが先日御提案したレザーウェアを所有していたフレンチカルチャーの専門家であり心の師でもあるコレクターさん。以前もリーバイスの2ndジャケットを譲ってくれたのですがそれこそ約10年前なので本当に不定期なんですよ。
“どうケンタ、パーフェクトだろ?”と着ているコートを自慢してきたと思ったら譲ってくれるコレクションピースで、いわく気に入ったので着ていたとのこと。本当に本当にパーフェクトなそれは70年代のクリエイションでコットン×ポリエステルのバーバリークロスの個体だったのですが、御散歩コートの名に相応しいBIGサイズかつ稀有なフレッシュコンディションというこの世界観における類まれなる存在価値でして、こんなの本国でも滅多に出逢えないよと独り言ちずにはいられない逸品中の逸品でした。これまでに数多く目にして手にしてきたプロダクトで改めて驚けて興奮できるって、本当に本当に幸せ。
しかもそれ表地が定番のベージュよりも薄いクリーミーなカラーリングなのですが、裏地がピンクがかっている影響でうっすらとピンク色なんです。例えるなら桜でしてあの花びらって一枚でじっくり見るとほぼ白じゃないですか、でも木としてみるとうっすらピンク色。そんな素敵過ぎる色なんです。余談ですがメインカメラのLEICAではどう頑張っても裏地のピンクが表現できませんでした。色調整しても良かったのですが試しにSIGMAで撮ってみたらバッチリ、良かった良かった。
New arrival,70s Burberry one piece sleeve bal collar coat
“どうケンタ、パーフェクトだろ?” タバコを咥えながら口角を上げてニヤリとこちらを伺うあのドヤ顔は今でも目に焼き付いています。うん、本当パーフェクトだよ。
SURR 福留
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