かねてよりご紹介しておりますリーヴヴァンゴープ。大変力強いバッグを入手致しました。
90年代初頭から2000年初頭と短い期間ながらモードに的確な足跡を残した彼女は、元々はレザーアイテムよりスタートしたデザイナーという事もあって、秘められる世界観の濃度とエネルギーは並大抵のものではありません。
機能性をそのままにデザインへと直結させる嗅覚、バッグとしてプレーンなスタイルに潜むミニマリズム。激しく輝くテクスチャーを活かしながらも既存のレザークラフトと一線を画すモードな姿勢は、今なお刺激的です。
本品はその上質に異質な出で立ちをより力強く御体感頂ける、ハンドルとバックパックの 2way スタイル。各パーツを自由に取り外して頂けるので、より洗練された仕様へと買えて頂くのも極めて芳醇なアレンジになる事と思います。
“ 現存しない ” というのも一つのスペシャリティですが、このようにどこにも属さず完成されたデザインとクオリティを目にすると、バックボーンを排して向き合ってなお魅力的な存在がある事を実感致します。
90s Lieve Van Gorp , 2way bag
類似のない逸品ではないかと。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
//
ある日に出会えた一着は、“ 着飾るためのファッション ” を目的としていないミリタリー特有の要素に満ち溢れていました。
機能性に富んだディティールは芳醇で構築は極めて理性的でテクスチャーはどこまでも質実剛健。ファッションと対極である目的が結果的にファッションに結びつく相も変わらず美しきロジックなのですが、如何せん本品は正体が分からないのです。
様々な要素から検証する限りイギリスの感性が関わっていると推測出来るものの、今までに出会ったことのないスタイル。
ボディラインに沿ったラインはヨーロッパ的なアプローチによる繊細な美しさで、アームの振り方もテーラーの要素を感じさせます。角を取るポケットも補強の構成もタグのフォントバランスもイギリス軍ロイヤルに近い構成で、スタイルも非常にオーセンティックなのですが、なぜ。
なぜラグランスリーブ?
これによってフィッティングがより流動的で美的な流線型となり、なんといってもディティールデザインとしてのアプローチが一層モードとなります。ミリタリーにおいてラグランスリーブは一つの定石なのですがフィールドジャケットでは滅多に目にする事がなく、スタンダードでありながら極めて新鮮で、洗練された出で立ち。
様々目にしてきた中でも初見の一着ではありますが、また新たな閃きと楽しみを提供してくれるであろう事は確か。引き続きモダンなミリタリースタイルをご探究頂けましたら幸いです。
70s Anonymous military jacket
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
//
来るシルバーウィークを含む月内は休まず営業となりますので、御認識のほどお願い申し上げます。
本日より様々なアイテムが立て続けに最終メンテナンスから帰ってくる予定となっておりまして、日々新作をお披露目させて頂こうと私自身心躍らせている次第です。
今回のエントリーではその中から、不朽の名作を抜粋させて頂きます。
元々は将校のために考案された着飾るファッションとは対極に位置する一品は、長い時間をかけてワールドスタンダードなファッションピースとして世界中の人々に求められ、愛され続ける逸品と成りました。最早その形容詩は一人歩きを終え垣根を越えた数多の分野で存在していますが、トレンチコートと言えば?の問いに対しての真っ先に挙がるのは、これまでもきっとこれからもバーバリーでしょう。
その不変性ゆえ、時代に応じた微細な変化や調整を味わえるのもヴィンテージ・バーバリーの情緒ですが、この度はそれらの中から特出してモダンな構成のみをセレクト致しました。変化する要素があれば変化しない要素もありまして、ことバーバリーにおいて変わらないのはクオリティランク。長い歴史と高い品格を一切裏切らない美意識の結晶には様々な求心力がございますが、何よりはやはり芳醇な表現力です。
研究を重ねて練り上げられたディティールデザインとマテリアルは、物静かながら明白な意思を持ってスタイルを演出致します。ドレスアップにもカジュアルにも,ライトにもヘヴィーにも、その多彩さはご想像の通りですが、時間を吸収したヴィンテージによるプラス α はきっと、ご想像以上かと。
この度は、普遍的なスタイルと共にブラックのセレクトにも成功致しました。FNOにてご用意させて頂いたネイビーと同格の希少性なのですが、その印象を簡単にかつ噛み砕いて表現させて頂きますと、 ” バーバリートレンチの黒は反則 ” です。
70 – 80s Vintage Burberrys’s
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
//