Real african traditional design / Diary234
19.2.2016

無くとも過ごせますし、場合によっては無いと気楽であんじょうよろしい状況もございます。しかしながらどちらかと言えば必要で身に付ける機会の方が多い事と思うのですが、にも関わらずなかなか良いと思える逸品に出逢えない、私にとって鬼門の一つ、ベルト。

私は今回の逸品を以前より認識しておりまして、羨望であり渇望でございましたので、御縁在ってセレクトに成功したその時はあんじょうよろしいどころではなく嬉しかったものです。
クリエイション全体の指標となるテーマを年毎に掲げる HERMES が1997年に選んだのは “ l’Afrique ”、アフリカでした。そのクリエイションの中でも特にアイコニックで象徴的なデザインの一つが、この度御紹介する “ トゥアレグ ” となります。

見て分かる、触れて分かるレザークオリティ。誇張ではなく真に一縫い一縫いに宿る職人魂がベストofベストなアイキャッチとなるステッチワーク。そしてそれと調和する、トゥアレグ族が仕上げたリアル・アフリカン・トラディショナル・デザインのシルバーバックル。
私にとってこの佇まいそのものが、時代を越えてトレンドを越えて、スタイルを越えて性別を越えて認識し合える共通言語です。

 

 

 

SDIM1820
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97年以降もコンスタントにリリースされ、現 Hermes にとってのパーマネントデザインとも言えるトゥアレグ装飾は様々なバリエーションが存在致しますが、1st コレクションには本物のトゥアレグ職人を外部から招き入れ、彼らがハンドメイドの手彫りで製作した一つ一つデザインの異なる1点物が存在しまして、本品はそれにあたります。
裏面に刻まれたひし形の紋様がこれを手掛けたトゥアレグ族のアーティスト・サインであり、世界に一つのギャランティーです。

 

 

 

 

 

SDIM1820

97s Hermes , real tuareg artist handmade buckle belt

 

こちらはベルト両面がご利用頂けますので、ブラックとヌメの2フェイスでございます。鬼門のベルトは感覚器官が反応する機会に是非。

余談ですが私もレザー部分が同じ HERMES ベルトを愛用しておりまして、佇まいの進化を日に日に楽しんでおります。それこそ、最高にあんじょうよろしい心持ちです。

 

 

SURR by LAILA 福留

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“ シャツジャケット ” というアイテムを / Diary233
18.2.2016

SDIM1820

 

私はかねてより大変に好ましく思っております。時に羽織りとして、時にインナーとしての柔軟性と軽やかなマッチング。その悠然とした出で立ちに色気を感じずにはいられません。
今期はそのコンセプトで御推奨したいピースが幾つか揃いました。その中からこの度御紹介させて頂くは、英国王室直属の陸軍, ロイヤルアーミーの一着でございます。

 

 

 

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ジャングルシャツという名称から既に明確なユーティリティ性を感じさせてくれる一品でして、タフでこなれたコットン、屈強な縫製に “ 身体を守る ” という意思の強さを感じさせます。
相も変わらず見事なディティールは凡庸性を高めるダブルボタン仕様や各所の補強布、背面のアジャストバンドなど、他のミリタリーとは一線を画す探求心。またボタンは活動時に外れないようゴム製のものが採用されており、ベーシックなコットン素材とのコントラストは圧倒的です。
こちらは1945年に仕立てられた一着ですので、上質で素朴な生地の風合いや色調は申し分なく上品な重厚感を備えておりまして、また各所の綿糸が抜けた様すらも一つのデザインに捉えて頂ける着地点に到達しております。

 

ヴィンテージピースとして、ミリタリーピースとして充分過ぎるほどの希少性を有するからこそ、いつものように気軽に袖を通して頂きたく思います。そのさりげなさこそ、本品の持つ尊いエレガンスを最大限に引き出せる要素だと私は想いますので。

 

 

 

 

 

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45s British royal army , jungle shirt jacket

 

 

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私がこれを好きになったきっかけ / Diary232
16.2.2016

それには、一人のスタイリストさんが関係致します。

SURR 設立よりも遥か以前の旧 LAILA VINTAGE 時代からお世話になっている方でして、お創りになるスタイルや世界観が、また御本人のスタイルが、何よりそのお人柄が大変素敵な方で、お仕事として関わらせて頂くうえでの尊敬心はもちろんの事、単純に一個人としていわゆるファンでございました。
ある時その方とゆっくりお話する機会があったのです。若かりし頃のお話や、スタイリストとして現在のようなスタンスを貫くきっかけとなった経緯、ファッションに関わる者として, スタイルを提案する立場に居る者としてのお考えなど、これまでの様々知る言葉に出来ないほどに有意義な時間でした。その内容は特にパーソナルでして、更にその方は世間様への露出を意図的に行っていらっしゃいませんので、ここに記す事を控えさせて頂けたらと思います。もしご興味頂ける方がいらっしゃいましたら、店頭にて直接お問い合わせくださいませ。口頭にて御紹介させて頂きますね。

その方が昔からお好きで、コンスタントにスタイリングに取り入れていた ( それは今も変わりません ) のが、今回御紹介するデニムだったのです。
そもそも、ヴィンテージの世界において言わずもがな有名なモデルでして、現存数とニーズがリンクしない ( それは今も変わりません ) 希少種な事は周知でしたが、そのお話をきっかけに一個人的ファンから一個人的熱狂的ファンとなった私にとって、そのデニムは一層好きな存在となりました。いえ、好きというより羨望に近い、一種の “ シンボル ” となったのです。

 

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Big E が数年間しか存在しないという事実と、その時代ゆえに同スペックでも XX を見紛うテクスチャーから 66 後期に近しいテクスチャーまで存在する個体差分布の現実を踏まえた上で、本品は申し分ございません。
しかしながら個体差があるものの、一つ間違いない真実は、その著しいテーパードが人々を熱狂させる相応しいという事。

 

 

 

 

 

SDIM1820

60s Levi’s 606 Big E

 

 

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