私事ではございますが、福留の2016年AW買付分の中で本日の3品に関しましては、いちも早くお披露目したいと疼きながらも、
先にレザーを、先にカシミアコートを、気付けば11月も半ばに差し掛かろうという時期に、
ようやく、ようやく皆様にご覧頂ける日が叶いまして、嬉しくもありながらも、どうこの熱意を伝えて良いか戸惑いもしつつ、
主観的見地が入りすぎぬようにストッパーをかけながら、本日のエントリーとさせて頂きます。
これ程までにヘビーデューティーな衣服を見た事はないといっても過言ではなく、
あらゆる気候への耐性、各所スペック、底なしのポテンシャル、
様々角度から検証しましても日常着においては最強ではなかろうかと実体験ともに想いを馳せながら、
やはり英国を代表する当メーカーに関しましては、約100年の歴史がそれを裏付けながらも、言葉などいらぬ、奇を狙ったスタイリングへのプロセスなど机上の空論と化す、それほどに格好が宜しい堂々たる顔立ち。
とはいえ、あくまで各カットとともにフラットな目線でまいりましょう。
当メーカーにおいては50年代唯一のディテールといえるエポレットに加え、
AEROリングジップ、ブラックコーティングのNEWEYスナップ、セットインスリーブ、ベンツなし、ウエストベルト、そしてイエロータグ。
オイルもしっかり残っており、デッドストックに近いスペシャルコンディション。
スティーブマックイーンも愛した極上モデル。
民間向けではなく英国際警察のためのスーツ。
ビデイルの着丈をそのまま長くしたようなパターン。
当モデルの最大の特徴ともいえる腰まで伸びたセンターベンツ。
乗馬用のリアルクローズ。
The Militaryというモデルの最初期の逸品。
諸説ありますが、実際は軍に卸していたわけではなく、あくまで民間向けの仕立て。
とはいえ、当時の軍人も無料配給される当メーカーのスーツではなく、わざわざこちらのモデルを購入していた方も多くいたとか。
80年代に数年間しか採用されていない極太のバージップ(わたくしが一番好きなディテール)、ラグラン仕様、2ワラント。
4フラップではないところが同年代ビデイルとの差別化。
そして裏地はタータンチェックではなくフォレストグリーン。
裏地片面にはビューフォートよろしくのマガジンポケット(実際ビューフォートのゲームポケットはハンティング用ですので後ろ見頃にございます)。この手のマガジンポケットをみると一先ずMac book airが入るか試したくなります。試しました。本品も入ります。
50s Barbour “INTERNATIONAL SUITS” for police(left)
80s Barbour “THE MILITARY” 1st model(middle)
80〜90s Barbour “BURGHLEY” horse riding(right)
明日、11/12(土)より展開致します。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
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こと私めにおきましてダッフルコートは、学生の時分に着用したものの、それ以降自身の一着として選ぶ機会がなくワードローブには加えられたことがございませんで、また生業におきましても “ Like ” なディティールやスタイルの一着はあったとて、純粋な意味でのダッフルコートで “ 皆様にご提案したい ” と想える一着には出逢ったことがございませんがゆえ、この一着が初。
と申しましても実に素朴で素直でして、メゾンの看板を感じさせる要素は皆無と言って良い程で、唯一匂わせるとしたらトグルを留めるトライアングルレザーのみといったところでしょうが、しかしながら素材や仕立てや縫製などの、一着を構成する全要素によって香り立つスタイルは、どうしてもメゾンだからこそのそれに成っております。
と申しましてもやはり、流石な要素が散りばめられておりまして、着用時の運動量を確保する最下部のトグル留めアレンジや、“ 元々は取り外し可なフードが存在していたが、失われてしまった ” というヴィンテージならではの背景を表現したネックの飾りボタンなど、真にさりげなく誠に繊細で切にマニアックなストーリーの切り口はやはり、メンズコレクション設立から一貫したテーマである “ 着用者の個に寄り添い、引き立てる ” というメゾンの姿勢あってこそ。
ここまで見事なクオリティランク、スタイル、存在感を誇る HERMES のメンズアイテムには、私の経験上ほとんど出逢うことができませんでして、出逢えたとて涙こらえてセレクションを断念せざる得ない状況であることがほとんどですので、本来であればアーカイヴとして保存の道を選ぶ必要があったのかもしれませんが、Paris の路地を歩き回ろうと表参道から渋谷までビール片手に歩こうとやはり、 “ お客様にご覧頂きたい ” “ 時代と時流を越えるリアルクローズとしてご愛用頂きたい ” という想いが消えることなくお披露目に至った次第です。
と申しましても最も重要なのはやはり貴方の個に沿うか否かでして、着こなしやスタイルやサイジングは 120 % 自由ですので、袖を通し、肩に乗せ、裾をはためかせた瞬間にご判断頂き、もし御納得頂けましたら私はその晩 ( おそらくは、いや、ほぼ間違いなく ) その御姿と未来の出で立ちに想いを馳せ、美味しいお酒を呑ませて頂きますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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1837年にパリにて馬具の生産を始めてから世界のトップに君臨し続ける圧倒的な風格、
全身を安心して委ねられるのは、他ならぬ全てにおいて“一級品”であるが故。
たとえネームタグが外れていたとしても良きものは良いと腑に落とせるのは絶対的なクオリティが存在してこそ。
我々の中では「まさに最高級の日常着でないか」と見解の極地にて着地し、
弊店のおきましても“H”の冠は欠かせない存在となっております。
一切の隙を見せない極上の素材、余裕を感じさせるオーセンティックな仕立て、
“こんなところまでも”と都度、驚嘆させられる心遣いとディテールワーク。
弊店発足以来、初となる充実したラインナップと、またスペシャルな逸品揃いで皆様を歓迎致します。
「ここまでとは、」と触れる度、袖を通す度に120%の満足を感じて頂けるエントリーとなっておりますので、
一切の不安を排除し、どうぞ大船に乗ったお気持ちで。
ジェンツのワードローブに相応しいTop of the Topにて、貴方様の人生を豊かにするお手伝いをさせて頂きます。
「HERMES」をどうぞご堪能下さい。
90s HERMES chesterfield coat “leather piping & only cashmere”
80s HERMES authentic duffle coat “wool such as the Fluff”
90s HERMES daily shirt “natural cotton”
80s HERMES reversible blouson “the best silk” Navy & khaki
それでは、皆様のご来店を心より御待ち申し上げております。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
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