ご挨拶とお知らせ / Diary344
30.12.2016

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このバージニアクリーパーを一面に眺めることができる大きな4つ窓。路面から見上げたそのガラスの向こう側、片隅の椅子に平行に座っている、とある眼鏡の男に向かって、嬉しくもお手を御振り頂くお客様が多いです。おそらく福留とのご認識でお手を御振り頂いていると思うのですが、あれ、よく見れば髭がない、スーツの上からも分かる、骨格が違う、首が太くない(あまり書くと怒られそうです)、ともあれ、わたくしもそうであろうと認識しつつも、誠に恐縮な心持ちながらも、一体誰だあいつはと思われながらも、笑顔で手を振らせて頂いております。
 
わたくし小林が店長として弊店に立たせて頂いてから早4ヶ月が経ちました。
常日頃より弊店を愛してくださるお客様をはじめ、緊張な面持ちではじめてご来店下さったお客様、ご購入頂いた御品の経年変化をご満悦な様子でお知らせ下さるお客様、彼女ができたと近況のご報告にいらして下さるお客様、それに対して本気で羨ましがる小林、絶品の鰻店をお教え下さるお客様、こうした皆様との出逢い、ひとつひとつの会話、言葉、温かなお心遣いや御支えがございます事を、SURR by LAILAを代表し、わたくしから御礼の言葉とさせて頂きます。
 
心より、感謝を申し上げます。
 
皆様への恩返しは、ファッションを通じた密なご提案でこそ、と、確信をしており、
弊店とわたくしのフィルターを介した「VINTAGE」というひとつのカテゴリーを愉しんで頂けましたら。
今後とも温かく、ときには厳しく、いえ、厳しく、いえ、ややばかり厳しく、やはり温かく見守って頂けましたら幸いです。
 
 
皆様、来年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
 
2016年12月30日 小林 開
 
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2016年はとあるビックメゾンに彼が就任してからは、またファッションに新しい風を生ませておりますが、今一度1980年代の某メーカーの素晴らしさを再確認頂きたく思うと同時に、純粋なまでにキメが細かい上質なレザーと、そして“モノを持ち運ぶために”、というこの上なくシンプルな目的をこちらも再確認頂きたいという勝手ながらの強い想いから、敢えて、たったひとつのバッグを。
 
 
そして英国産の極上ニット群、チョコレート色のラムレザーで仕上げられたリブゴーシュのトラウザー。
新年に相応しくも絶品にて皆様を御出迎え致します。
 
 
 
 
 
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このバージニアクリーパーを一面に眺めることができる大きな4つ窓。路面から見上げたそのガラスの向こう側、片隅の椅子に平行に座っている、とある眼鏡の男、小林に、いつしかお手を御振り頂ける日を楽しみに、勝手ながらも2017年を迎えたいと思います。
 
それでは皆様、良い御年をお迎え下さい。

 

 

SURR by LAILA 小林

03-5468-5966
[email protected]

 

 
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合同企画1 / Diary343
25.12.2016

以前のエントリーで触れました小林店長と私による “ 合同企画 ” の件ですが、いざ膝を突き合わせて話し合ってみますと様々な編集の可能性が挙がりまして、初めての試みということでお互いの思案が重なりましたが、ようやく第一回目の内容が確定致しましたので御報告させて頂きます。

 

初回ですので素直に率直に、テーマは “ Style ”
一着に焦点を当てて小林店長と私が互いにスタイルを編集し、それを三着の服でそれぞれ行う三部構成が第一回目の合同企画となります。スタイルを構築するにあたっての制限は無く、SURR に並んでいる面々を組み込むはもちろん、私物を取り入れるも良しですが、あえて各スタイルごとに “ 表現ルール ” を設けることに致しました。
Style 1 は “ 文字数制限 ” 。 350 文字以内で内容を完結させ、句読点や括弧などの記号や英数字も全て 1 文字と数えることをルールと致します。ここではカット数の制限はございません。Style 2 は “ 文字無し ” 。言葉を用いずの表現で、記載させる文言はアイテムクレジットのみとなります。ここでもカット数は自由です。そして Style 3 は “ 一枚画像 ” 。言葉の通り活用できる画像は一枚のみのワンカットでスタイルを表現致します。こちらでは文字数の制限はございません。
小林店長が編集したスタイルは私が着用し、小林店長自らが自身のカメラ RICOH のシャッターを切り、私が編集したスタイルは小林店長が着用し、私が My カメラ SIGMA で撮影致します。

どのようなスタイルに仕上げるかだけでなく、どう撮るか、どこで撮るか、どのような手法で表現するか等、全てをそれぞれ自身で考え編集する合同企画です。

 

 

 

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合同企画 1 “ Style ”

初めての試みなので区切り良く。ということで年が明けてからお披露目させて頂きます。
SURR という同じ場に携わっていながらも、育ってきた環境や年代の異なる二人が同一のアイテムを共通のルールに従って表現した時、どのような “ 違い ” が生じるか。この “ 違い ” こそファッションが自由であって然るべき証であり、それこそファッションやライフスタイルやカルチャーが単純に純粋に心躍る存在であることの真理の一面ではないかと思いますので、何とも愉しみな次第です。

 

 

SURR by LAILA 福留

03-5468-5966
[email protected]

 

 
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【年末年始営業のお知らせ】

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ニットとジュエリーの関係性と少しばかりジュエリー話を / Diary342
22.12.2016

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1800年代のヴィクトリア期、1950年代のシンボルピース、1960年代のパワージュエリー、1930年代の金無垢、某メゾンのスピリチュアルデザイン、ジュエリーのラインナップとしては常に様々と。其れはひとつの編集によってスクイーズさせて頂くことも御座いますが、弊店のコンセプトとしましては横軸も縦軸も広く広く、ご提案をさせて頂いている次第です。
そしてアクセサリーではなく、あくまで“ジュエリー”という響きに拘りたいのですが、其れは男性の心持ちとしまして常にラグジュアリーな片鱗を保つことは素晴らしくも紳士的である、と、我々は理解していると同時に、常にご提案を続けてまいりたいと思う次第でして。
 
その上で、わたくしのエディットとしましては、ジュエリーといいましてもそう堅く身構えず、其れこそフラットな目線というのを常に御持ち頂き、ひとつの作品ではなくあくまで日常に昇華させるモノであるということ(そこには特別な思い入れを付加させることができれば最高ですが)をご理解頂くことがご提案させて頂く上で最重要であると認識をしておりますが故に、今回はその様々“ジュエリー”と、1年の約半分は寒いこの島国で大半の方が着用するであろう様々“ニット”に焦点を絞り、編集させて頂きました。
 
砕いて一言にまとめますと、「このニットに、あのジュエリーを合わせたら」です。
おそらくビジュアルのみで十二分にお伝えすることが可能かと存じます。
シャツやジャケットのみならず、例えばニットとジュエリーの関係性を、ご理解頂きましたら、
 
 
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30s French 12k pure gold ring
       ×
80s Valentino wool crewneck knit
 
 
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60s JacobHull power bangle
60s JacobHull ring in stone
      ×
80s Issey Miyake balloon knit
 
 
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50s Masonic 10k ring & red glass
50s OMEGA self-winding watch “Seamaster” with 50s Metal band
         ×
80s Saint James wool crewneck knit
 
 
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60s JacobHull power bracelet
late1800s〜early1900s “Bretagne a ma rie” gold & silver ring
        ×
70s Pringle cashmere Vneck knit
 
 
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80s GUCCI spritiual necklace
 
ネックレスというカテゴリーに置いて真っ先に頭に浮かぶのが、1973年公開の映画「Scarecrow」のアルパチーノでしょうか。
Scarecrowでは、ジーンハックマンがそれは素晴らしい演技力を披露するのですが、と、書き出したらジュエリーどころではなくなるので戻しますと、通称ライオン役を演じたアルパチーノ(因にゴットファーザーⅠの翌年ですので若いです)が作中序盤にネイビーのニットにシャンブレーのシャツを合わせ、そこにお守りのようにネックレスを下げていたのが強烈でして、それはファッション的見地というより、彼にとってなくてはならない肌着のようなものか、と、悟ってしまってからは頭から離れず残り続けております。
 
あくまでわたくしの主観ですが、ネックレス限らずジュエリーに置いて、ファッションとして取り入れることも重要ですが常に身に付けるというのを前提としましても、腑に落とすたったひとつの事由と、また感覚に身を委ねた際に惹かれるものであれば其れは最高の肌着となり得るのでは。仮に腑に落とすたったひとつの事由が見つからずとも、例えば20年後に「特に理由は見出せないが気付けば毎日付けている」と軽く詠えれば、それだけでもう。
 
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SURR by LAILA 小林

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