私自身がかねてより一年中ニットを求めている性質なものですから、買付けの旅でもやはり目を配るアイテムなのですが、前回と前々回ではほんの数枚にしか出逢うことができず、やはり幾人かの同じくなニットを御所望のお客様方に “ 只今はこれしかご用意がございませんで ” と大変に心苦しい状況が続いておりましたが、運が大きく作用する旅においては今回は、やっと念願叶って沢山のセレクションに成功致しました。
メゾンヴィンテージの逸品、ニット専門メーカーの一着、当時の名も無きクラフトマンの作、スポーツブランドの一品。ハイゲージ、ロウゲージ、テクニカルゲージ。ナチュラルフィットからタイトフィットからオーバーサイズまで。独自のテクスチャーと不変的かつ多彩なスタイル性と、なにより快適な着用感から全てのニットを愛して止まない私めが僭越ながらセレクションさせて頂いた品々を SURR の編集にて御紹介させて頂いております。
また今回は襟の付いた、いわゆる “ ニットシャツ ” というアイテムにも焦点を当てさせて頂きました。
U ネックとも V ネックともボートネックともハイネックとも異なる襟というディティールのコントラストと、ボタンを留める / 開ける ( 写真の Hermes のみそれがございませんが ) によって温度調整を可能とする利便性によって大変に秀逸な存在なのですが、個人的な主観に則りますとお楽しみ頂いている方の少ない、そもそもの選択肢が少ないことから、いつかしっかりとご提案したいと思い描いていた構想が、今回の旅で実現し喜ばしい限りです。と申しましても特有のダンディズムを、 ( 誤解を恐れずに申しますと ) 特有の “ 老い感エッセンス ” を色濃く感じられる方もいらっしゃることと思いますので、全てのお客様に受け入れて頂くのは現実的でないと思っておりますが、幾人でも心躍って頂けましたら幸いに想います。
大変に希少かつ見事過ぎる70年代 Missoni のアート・ニットコート、90年代 Hermes による至福のカシミアやウール、初期 Gianni Versace の秀逸なニットプロダクト、異なる時代の異なるクリエイション背景による Yves Saint Laurent の並び、老舗の極上カシミアや四つ留タグの取り外されたあれにしか見えないクラフトマンの逸品など、これまでにないニットの選択肢と可能性となっておりますので、機会御座いましたら是非に。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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先日、福留がヨーロッパより帰国し、
今回も良き出逢いが叶ったと歓天喜地な様子ではございましたが、
皆様にもその“良き出逢い”を逸早くご紹介したく、
早速で何かと浮足だってはおりますが、「Knit Museum」と題しまして、お披露目をさせて頂きたく思います。
言わずもがな、ニットに焦点を充ててのエディットでございまして、
それは通年ご使用頂けるコットンから上質なウール、極上のカシミアまで、パターンや織り、柄、色合いも様々と。
記憶する限り、弊店オープン以来ここまでニットを特集させて頂いたこともなかったのでは、と想い葺ける次第ですが、
いかんせんヨーロッパの匂いを漂わせつつも、圧巻のラインナップとなっておりますので、
普段ニットは着ないと豪語される方も騙されたと思い是非一度お手に取って頂ければかなと、思うところです。
自信をもって、お楽しみ頂けると思います。
本日は各カットのみ。
追って福留から改めて「Knit Museum」をご紹介させて頂きます。
明日 10/20 (木)より、店頭にてご覧頂けます。
ニットとの“良き出逢い”を。
それでは、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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