Newarrival1102 / Diary325
2.11.2016

 
本日は、昨日の伏線の回収と致しましょう。
 
ヘビーデューティーなトレンチコートをご紹介。どうぞお楽しみ下さい。
 
 
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50s Royal Air Force Trench Coat “observer corps”
 
 
先月ロイヤルのエントリーは、記憶する限りで極上のスモックだったと思いますが、本品は、王室直属の空軍。
ロイヤルエアフォースのエントリーとなります。
空軍では通常エアクラフト用に仕立てられているものが殆どして、
それこそMK-3やMA-1のように短めの着丈、余裕のある身幅とアーム、というシルエットが定石ではございますが、当方は「Observer Corps」と呼ばれる空軍の中でも「防空監視隊」のためのテーラーとなります。
 
“陸から空を監視するための仕立て”であるため、着丈は長く持たせており、トレンチコートの仕様はそのためです。
元々、トレンチコートの第一着は英国の元、WW1の際に寒い気候にも対応できる防水型の軍用コートが求められたことから開発されたものでありますので、王室直属となりますとロイヤルエアフォースにおいても存在するトレンチコートという点では、英国の誇りを鑑みましても、成る程、腑に落ちます。
 
フレンチパイロットレザー同様、個体差が存在する本品ですので、
それぞれのディテールとともにご紹介致します。
 
 
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ロイヤルミリタリーの仕様ではお馴染みの襟裏のステッチワーク。
襟を立てる際に生地が負けないように施された一手。
本品3点とも立てていただけます。
 
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マテリアルはデイリーに最適なウールギャバジン。
雨やダスト、生地への神経質な配慮など要らないと言わんばかりのタフな仕上がり。
 
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1品目はベルト付き、ダブルの仕立て、深めのセンターベント、エポレットと、トレンチコートの鏡ともいえるディテールですが、
稀有な程にこの裏地。チェックパターンは初見です。素晴らしい。
 
 
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2品目は前者と殆ど同じディテールの持ち主ですが、
圧倒的な差異はこのエポレット。
「ROYAL OBSERVER CORPS」と記載があり、両肩に存在します。
此方はサイズが1ですので、モダンな仕様でフィッティング頂けます。女性の方も是非お試し頂きたい。
 
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裏地は前者のようにチェック地とはいきませんが、
ボディのネイビーと相俟ってスチールグレーの色合いは素晴らしい。
 
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此方は上記2品と異なり、エポレットなし、ラグラン仕様、ノーベント、比翼の前立てと極めてミニマムなディテール。
ベーシックかつシンプルなものを、という方へ是非。
 
 
 
 
バーバリーやアクアスキュータムも宜しいけれど、
他者と被りたくないファッショニスタの皆様、本物のミリタリーをどうぞワードローブへ。
 
皆様のご来店を御待ち申し上げております。
 
 
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束の間にて / Diary324
1.11.2016

弊店にいらして頂いているお客様は、映画をお好きという方も多いように思いますが、
私、小林も映画とお酒は日々欠かさず嗜んでおります。

特に贔屓にさせて頂いておりますのが、以下の作品。
 
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ご存知の方も多いかと思いますが、マーティン・ブレストが修めた「Scent of a Woman」
盲目の元軍人フランク・スレード中佐を演じた名優アルパチーノと、悩みを抱えた苦学生チャーリーを演じたクリスオドネルとのNYを舞台としヒューマンストーリーですが、上画像にもあるように、ストーリー途中にてドナ演じるガブリエル・アンウォーとアルパチーノとのタンゴのシーンは、おそらく映画史に残る極上の名シーンでしょう。
 
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作中、最も好きなシーンがございまして、NYのホテルに到着したスレード中佐が酒を飲もうと、チャーリーにジョンを取ってくれと叫ぶのですが、ジョンというお酒はカウンターには存在しなく、チャーリーは困惑してしまいます。
そんなチャーリーに向かって、「ジャックダニエルズだよ!俺は付き合いが長いからジョンでいいんだ!」とユーモラスな一場面がございまして、幼少期このシーンを観てから、数十年。二十歳を超えてからは欠かさずウイスキーはバーボン。そしてジョンと決めております。
当時貴重な麦ではなく、全体の約50%トウモロコシを発酵、蒸留して作られていたバーボンですが、作中のアルパチーノも元陸軍ですので、高価な酒ではなくジャックダニエルズ(厳密にはテネシーウイスキー)との長い付き合い、というのも歴史の背景が垣間見えて良いものです。
 
 
さて、先日顧客様にご紹介頂きました湯島にある素晴らしいバーがございまして、
其方で頂きましたジョンが素晴らしいポテンシャルを発揮しておりました。
折角ですので、ご紹介を。
 
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巷で目にするOld No.7とは一線を画す美味しさです。後に残らない潔い味わいは、スレード中佐を習いストレートをダブルでも美味しく頂けそうですが、マスターの職人技ともいえるボールアイスとの相性が兎に角素晴らしい。

 
そして服好きが集ったのでアランニットの話を摘みにしていたらマスターより粋なスコッチが。
 
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スコットランド産のスコッチ、その名も「Arran」
独特なスモーキーフレーバーも良いのですが、所謂インラインものとは異なり、とあるトーナメントにエントリーする際のシーズンものだそうで、相俟ってか、ラペルが素晴らしく、伝統キルトにロングソックス(伝統に沿っていればノーパンです)これまた貴重なものを頂きました。
 
アンティークのチェスターフィールドソファ、天然杉の一枚板。
お酒の種類、内装ともに素晴らしいオーセンティックバーですので、
気になられた方は是非。
 
因に、諸説ございますが、「Bar」とは「止まり木」というのが語源でして、
「Tender」とは「優しい人」。疲労困憊のそんなときは、止まり木かSURR by LAILAへ。
弊店でもスーツを着た「Super Tender」が居りますので。
 
 
The TRAD
東京都 文京区湯島3-43-9 深瀬ビル1階
 
 
 
本日は「束の間にて」ですので、束の間にてお酒と映画の話のエントリーとなります。
ご容赦下さい。
 
 
 
と、いいつつも、その止まり木に着て参りたくなる極上のトレンチコートが入荷してまいりましたので、
イメージカットのみ、お楽しみ下さい。
 
 
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此れ等のコートは、11/2 Diaryにて。
それでは、皆様良き火曜日を。

 

 

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そろそろお披露目を / Diary323
27.10.2016

先日、Newarrivalにてエントリーさせて頂きましたが、
際際のピクチャーからもお察しできますように、浮き足立つ程の素晴らしい顔ぶれとなっておりますが故、
先ずは各モンスターを鮮明にご紹介せず一度揶揄う形をとらせて頂いた次第であります。

それがSURR by LAILAのやり方か、と叫びたくはなりますが、
やはりお問い合わせを多数頂いておりますので、数日温まった此処らでお披露目と致します。

それでは、どうぞお楽しみ下さい。
 
 
 
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最高品質のカシミアオリーブ。
オーバーサイズのハーフコートとしてご提案。
 
 
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長年追い求め続けたスペシャルピース。
以前ご紹介させて頂きましたYSLの教科書となった逸品。
 
 
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フランスの美が凝縮された圧巻のリペア群
 
 
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50sバーバリーの重厚たるバルカラーに60sのBIG-E。
オーセンティックの極み。
 
 
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1800年代後期のフレンチアンティークとGUCCI by TOMFORDのパーフェクトトラウザー。
 
 
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60s ブロンクス。
各所ディテール、貴重性、あらゆる角度から検証した上でのコンディション。
すべてにおいて最上クラス。
化け物です。
 
 
 
 
Knit Museumに続き、一期一会に相応しいであろう極上品揃えの入荷となっております。
上記エントリー品含め、既に店頭にて展開させて頂いておりますので、
お早めにどうぞ。
 
 
 
 
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