約8ヶ月程前に同モデルについてエントリーさせて頂きました、通好みで知られる名盤。
BIGEの延長に位置する格別な織りと生地でありながらフラットな立て落ちが素晴らしくもノーマルであり、其の境地に君臨しながらも絶妙なシームツイストと際どく残像のように表現されるインディゴは、まさに凡常、故の美。
突き詰めると60年代のBIGEでもなければ80年代のREDLINEでもなく、Mede in USAのみでは理解に到達できないポテンシャルは、やはり約6年間のみ存在していたこの1本ならでは。一通りヴィンテージジーンズの面を撫でてきた猛者好みの終着点とは腑に落ちる傑作。
early70s Levis 501 “66model”
with 80s Missoni striped cotton knit
イタリ製の贅沢なコットンニットとのスタイリングは格別。
(あまりにも素晴らしいイエローですので、快晴の元どこかで書かせて頂きたいものです)
本を片手に緑のあるベンチなど最高の休日では。
とはいえ本日はまだ週の真ん中。気を抜かずまいりましょう。
SURR by LAILA 小林
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コットン×シルクから織り成される上級の生地。
絵の具で描かれたような見事なストライプパターンは、生地の凹凸に際どくも緩急をつけることにより叶う表現。
洗いざらしでも獲得される独特の皺感は、コットン主体にシルクの特性があってこそ。
さらに驚くべきはレギュラーカラーではなくボタンダウン仕様。表生地にボタンが出現しないよう、スナップボタンという一択。その上、襟芯もございませんのでドレスダウンにジーンズとも合わせて頂けます。
ダブルカフの振り幅ならば此方でご紹介させて頂いた通り。
ウィットに飛ばしてまいりましょう。
80s Hermes striped bottom down shirt “cotton & silk”
(90s British caff links “COLD & HOT” )
このシャツのポテンシャルは自然光の下において最大値に発揮される模様。
デートの際は太陽も見方です。
説明不要の名作中の名作。
2016A/Wシーズンにて一度エントリーさせて頂いた際は、カーキ色とネイビー色。ネイビーのシルク地の面はホワイトベースで御座いました。2017S/S 今シーズンに際しましては同色ネイビーながらシルク地はブルー。さりげなくも確かな対比色は、美しさは扨措き凡庸性という内容も獲得しているのでは。
「どちら面がシルクですか」とよくご質問を頂くのですが、仰る疑問は初見の際にわたくしも感じました。
無地の面、ポリエステル主体のマテリアルは其れこそシルクと誤る程のテクスチャー。
極上な程にしっとりとした瑞々しい柔らかさ。将又、高密度のコットン、いえ、極上のモールスキン地の最表部のみを切り取ったのか、強さとなめらかさを保持したテクスチャーのような錯覚に陥るのもトップメゾンの見事な術中。本当に見事。このエントリーにて初見の方はお察しの通り、本品はリバーシブルの特性を保持してございます。
どうぞ、春爛漫の元で。
80-90s Hermes reversible blouson “the best silk” Navy × Blue
おそらくリネンで構成されたリラックススタイル。
推測の域は十中八九適切なものであると自負がございます程に、軽やかで、適度な張りと柔軟性を確認できます。文頭ストライプシャツと同様で、編みの凹凸により表現しているメソッドは、当時のHermesならでは。
ウエストはドローコード仕様のゴム張り。バックポケットを排除し野暮ったさも極力排除。収納はスラッシュポケット2カ所のみ。これでいてボタンフライと各パーツのクオリティの高さ。あっぱれです。
80-90s Hermes linen trousers relax style
是非ともバーカウンターに座って頂きたい面構え。
例えば洗いざらしのコットンシャツをオーバーフィッティング。例えばダブルカフのシルクブラウス。例えばロングノーズのレザーシューズ。況してやタキシードやディナージャケットと合わせようものなら、四厘馬車に悠々と乗車したも同然。
其々お好みの解釈にて、心ゆくまでどうぞ従属させて下さい。
SURR by LAILA 小林
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各3点のディテールにつきましては、3/4(土)のDiaryにてエントリーさせて頂きます。
とはいうものの、既に店頭にてご覧頂けるようセッティング致しておりますので、お時間叶いましたら是非御立ちより下さい。
それではどうぞ、宜しくお願い申し上げます。
2017 Spring&Summer 80〜90s HERMES 3 pieces
SURR by LAILA 小林
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