Carmine / Diary379
29.3.2017

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弊店におけるDiaryの編集ですが、ディレクター福留より全権を一任されてからというもの、大変に申し訳がない程にその日の“気分”で書かせて頂くことが殆ど。週に4回5回書く日もあれば、週に1日しか書かない日も御座いまして、将又、何を書こう、と少しでも悩むものなら書かない選択を続けてまいりまして、そこに「何故なら」と、意味はないのですがやはり事由を煎じ詰めると“気分次第”に行き着く始末。とはいえ、そんな気分に左右されるDiaryの舵取りに対してディレクターより一喝が御座いませんので、おそらく彼もその日淹れたコーヒーの味が納得するものか否か其れによって「よし、今日は書こう」とキーボードの音を鳴らしていたのだろうと、あくまでポジティブな空想ですが。
 
こうラインナップが充実しておりますと、“何を書こう” いえ、“何から書こう”という思考は当然なまでに生じるものでして、とはいえ私個人の想いとしましては1点1点じっくりとエントリーさせて頂きたい程の熱いハートは胸に秘めておりますもので、詰まるところ“決めかねる”という情けない結末を迎えるわけです。其れが、気分次第で書かない選択を続けてきたという簡単にも言い訳に値するのですが。
 
そんな本日、連日の悪天候から打って変わり日光がよく入ります。現在14:07。気持ち良い天候に恵まれ窓から燦々と注ぐ太陽光から振り返ると1着のカーマインレッド。気持ちのよいままキーボードの音を鳴らすとしましょう。お気付きの通り本日は気分が良いので。
 
 
 
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80s Lacoste cotton cardigan “Carmine Red”
 
 
 
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アイコンでお馴染みのフランス仕立て。季節当然のコットン素材のカーディガンはカーマイン。この辺りはメーカーで選択するというより、美しくも赤いコットンニットを手に取ったら偶々某メーカーだった、くらいが丁度宜しいのでは。
 
 
 
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繊維の隅々まで目を凝らすと、前立ての随所にホワイトコットンの糸がちらほらと。強度を増すべく初代オーナー様が施したのか知る由は御座いませんが、このステッチ群を発見してから2歩引いて日光に当てながら再視。目が覚めるカーマインレッドはホワイトとの相性が最高だと私も目が覚めました。
 
 
 
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70s Pierre Cardin dress shirt
(with 60s British cuff links)
 
 
 
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洗いざらしのホワイトコットンでも宜しいですが、しっかり皺を伸ばしたドレスシャツはフレンチスタイル。昼間のブルージーンズからスラックス。得意満面にダブルカフで最高のウィークエンドナイト。

 

 

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geographic / Diary381
5.4.2017

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標高最大4,792m。アルプス山脈最高峰モンブランを眼前に創業。冒険者を讃えるが故の命名はフィンランド語で“北極圏”を意味する「NAPAPIJRI」
 
 
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ネームタグに記された、geographicとは直訳で“地理”。世界規模の“地形”という解釈がよいでしょうか。注がれるベクトルの意図をgeographicのワードで感じて頂けるかと思いますが、容赦ない大自然に挑む屈強な精神に向けたプロダクトではなく、あくまで民間のメーカー、昇華されるは日常の冒険者のために。
 
 
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90s NAPAPIJRI cotton knit tops
 
 
 
 
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選定は肌馴染みを前提にコットンのみ。ミドルゲージで編まれたハーフジップスタイル。身体に沿うまでいかずも広く保たれたわけではないミドルレンジのフィット感に対する、裾の左右に施された広がりのあるスリットはお茶目な余裕。頭が堅いジェントルマンにナードなスタイルを提供。
 
 
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with 1999A/W Martin Margiela black light wool slacks
 
 
兼ねてより提唱しているスラックススタイル。目元には2サイズ大きいティアドロップで決まり。
 
 
 
 
縦軸も横軸も広いラインナップを構える弊店においては、都度、都度、ラッキングされている一着のプロダクトに対してフラットな目線を保つということを軸として皆様にもお伝えしている次第ですが(例えばネームハイドというアプローチ)、時にネームの裏に秘められたる大小濃さ薄さ深さ浅さ問わず、その内容を理解することにより得られる豊かさも確実に在ると、生意気ながらも心得ております。本品は俄然後者。
 
 
 
 
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確固たるイタリメーカーで在りながらプライドの表現では地球上最北端の国旗。全てのアドベンチャーが集う終着駅がノルウェーというひとつの国である事に敬意を払う姿勢。此れでいてベクトルの昇華口は日常の冒険者。どうぞお近くの図書館へ。リアルでは体験できないアドベンチャーの宝庫でしょう。

 

 

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Newarrival0331 / Diary380
31.3.2017

 
Newarrival0325に負けじと贅沢なエントリー。光を得意としますが今回は雨模様。暗めのアングルを愉しみます。
 
 
 
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1913年創業のマスターピース。永い人生の相棒に。
 
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70s Schott riders jacket “one star”
 
 
 
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90s NAPAPIJRI cotton knit harf zip tops
 
ご存知の方はアドベンチャー。ノルウェーに敬意を払うイタリメーカーは日常の冒険者のために。
 
 
 
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70s US military general shirt
 
 
 
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1月頃ご紹介しました此方同様、最高のクオリティ。密が濃くしなやかなテクスチャーは漆黒のラム。
 
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90s GUCCI by Tomford leather trousers
 
 
 
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2017年SSより新規ラインアップに加わったイタリ製の極上コットン。ローズピンクはメーカーフラッグ、カーキは5種の鳥。こちらはバードウォッチャーのために。襟付きのレイヤードスタイルはビジュアル(オフィシャル)に類似のディテールが載っていたのでわたくしの懇願叶った一着。当初スタイリング提案通り、是非ともスラックスで。ユーモアではなく本気のジェンツスタイル。
 
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80-90s Best Company sweat shirt rose pink “maker flag”
80-90s Best Company sweat shirt layered style “five birds”
 
 
 
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濃淡でこそ圧倒的
 
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初代オーナーはリアルバイカーによるカスタム。チェッペリン好きでも、UFO信者でも。最も自由な時代の象徴。
 
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70s Wrangler custom denim jacket by real bikeer
 
 
 
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90s Yves Saint Laurent summer wool tailored jacket
 
一切の隙を排除した完璧なテーラード。
 
 
 
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1800年代のアンティーククローズは久しく、ですが、所謂ダスターコートとしての役割を担う当時のトライバーズコート。ヘビーリネンと命名する程に高密度に織られたリネンは、正反対に位置する“屈強”という2文字が適いましょう。「アンティークをアンティークらしく」というベクトルは不必要とわたくしも同意見。
 
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1880s French antique drivers coat “heavy linen”
 
 
 
 
4/1 (土)より。嘘では御座いませんのでご安心を。

 

 

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