2月18日より事有る毎に復誦しております勝手ながらのひとつのテーマ。我々の尺度と解釈にて“男性らしさ”に行き着くのはいつぞやのエントリー通り。テーラードというステージは弊店としてもひとりの男性としましても欠かせない絶対的領域と意見。定石に従い身体で着用するも良し、パーソナリティを尊重しワンサイズ上げるも良し。ワードローブの数在る中でも突出して男性のシンボルマークと成り得ますので、熟考を重ね納得の境地にて選定した1着との出逢いを、少しばかりでも御愉しみ頂きたい次第です。
あらゆるマテリアルを横線に挙げた際、コットン程素晴らしい素材はない、と、私の中でちょっとした贔屓が存在します。触った際のテクスチャー、肌触り、凡庸製。特記しまして其れが“テーラード”であれば尚更。男性が着用する上でテーラードは上質なウールやシルクが最もパターンを美しく魅せ、即ち、着用者をよりエレガントに魅せる、とはご認識の通り。そのステージに“コットンテーラード”が存在することは男性を美しく魅せるためのベクトル以外にも少なからずの事由があるだろうと、「通年着用できる」「洗える」「タンブラーという選択」「水への享受、天候の支配」「酒の席でも大船」さらにコットン素材を使用しているテーラードを吟味した際、その魅力の正体は“アンコン仕様”と気が付くまで時間もかからず。裏地、芯地、肩パットの排除という試みは、特にヴィンテージ、ミリタリーというステージに多く見受けられます。例えば其処にメゾンの美意識が加わったらどう化けるか。先人達の試みと、過去のヒストリーピース、時間を吸収した最高のポテンシャルを発揮する1着。“コットンテーラー”という括りを弊店のフィルターを通した際に着地したひとつの企画“サマーテーラー”。マテリアルはコットンを中心に、極上のリネン、ライトウール、上質のシルク。夏でも十二分にテーラードを御愉しみ頂けるように。
80s Hermes linen & light wool tailored jacket “navy blue”
60-90s tailored jacket “marine striped”
40s British railways cotton tailored jacket
early80s Ginanni Versace cotton tailored jacket over style “dead stock”
90s Dries Van Noten cotton tailored jacket
80s Issey Miyake patch work tailored jacket
40s British cotton tailored jacket “special detail”
一部のみのエントリーですが、悪しからず。
全て4/28(土)12:00〜 よりお披露目と致します。
皆様のご来店をお待ち申し上げております。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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小林店長の一言をきっかけに前回の旅で追い求め、幸運にも出逢いが叶った一つの編集は、原点に立ち返ることを目的とした今シーズンにおいて、私にとってのハイライトと言えるセレクションに相成ってくれました。
文言として定期的に用いていながらも、想い返してみると行っていなかった編集方法。設立から 3 年経った今でもなお、声を大にして御推奨したい世界です。
職人による最終的な手ほどきを経て、ようやく準備が整いました。近日のお披露目にご期待頂けましたら幸いです。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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連日ご紹介しております「Vintage leather shoes」ですが、予告もなく唐突に開始致しまして、Vo.3にて漸く終局致しました。仏が誇る2大双璧共に、充実したラインナップとなっておりますのでフィッティングは密にご相談頂きながら、長い付き合いとなる1足をじっくりとお選び下さい。其々エントリーにつきまして特別センテンスを設けず挑みましたが、各メーカー、モデル共にその背景やディテールなど店頭にて此方も密にご説明させて頂きます。
さて、今週は間髪入れずに。
“異素材”をテーマとした内容。
特質的なテクスチャーを獲得する上で重要視されるは謂わずもがな、マテリアルの選考。加工というプロセスが存在するか否かは扨措き、上記選考に際して厳格なる基準を設ける事で成し得たであろう“特質的なテクスチャー”は、触れる、着る、脱ぐ、という行為を経て、我々が確実に感じることのできる領域。コットン、ウール、リネン、レザー各種、シルク、さらに細分化しようものなら当然に両手の指では挙げきれず、それでいて極上か否かの判断基準は極めて難しい一線でありますが、其の1着に対する最終的な判断を下すは作り手ではなく、瞭然なまでに着用者。「此れは素晴らしい素材だ」と、判断に至ったその刹那にクリエイションの過程で設けた“厳格なる基準”の理解に到達すると同時に、感覚的という不確かな領域にて、クリエイターとシンクロする瞬間であるはず。今回は「コットン」「シルク」「レザー」から取って置きの3着を。
80s Hermes silk Button-down shirt “Side vents”
90s Dries Van Noten light cotton daily coat
90s Lieve Van Gorp Leather T-shirt with viscose full lining “ZIP detail”
それでは皆様、よい週末を。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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