「仕立ての良いトラウザーにブーツ」
たとえばこの組み合わせは、エレガントな男性という像を根底に、まだ暑い初夏の頃合いに明確なイメージとして想像に想像を重ねてまいりましたが、仕立ての良いトラウザーは仮に叶ったとしましても、思えば「ブーツ」というステージは密にエントリーしたことがなかったなと。つくりの良いフランス靴。スタイリッシュな英国靴と、兼ねてより優先的な内容はやはりドレスシューズで御座いまして、その内容は今でも尚変わる事ない普遍的な要素として捉えてはおりますが、継続的である/ないは問わずも、男性的かつエレガントなファクターを孕んだ「上質なヴィンテージブーツ」を今シーズンは慎重にフューチャーしたいと、勝手ながらのエントリーとなります。仕立ての良いトラウザーにはブーツ。
「コートにはボストンバッグ」
たとえばこの組み合わせは、エレガントな男性という像を根底に、まだ暑い初夏の頃合いに明確なイメージとして想像に想像を重ねてまいりましたが、仕立ての良いコートは仮に叶ったとしましても、思えばフレンチクラシカルの区分にてあのメーカーの、このボストンバッグは、弊店発足以来、いえ、旧LAILA VINTAGEまで遡りましても、初のエントリーではなかろうかと。圧倒的な範囲に用いられているレザーという御素材、クラシカルかつシンボリックなテキスタイル。コートには上質なボストンバッグ。
「ヌバックのトレンチコート」
たとえばこの組み合わせは、エレガントな男性という像を思い描く際、必ずと言っていいほど付き纏う具体的なイメージ像であると同時に、ある種の “ 憧れ ” に近い内容でありながら、いざ過去の作品を探したとて、そこには具体性を孕んだ男性的な衣類が存在しないのもまた事実。やはりファッションというステージでは女性が主役のムードが強い当時、(ファッションという区分に限らず、主役は常に女性でありましょう)男性にとっての仕立て、たとえばヌバックという御素材で、たとえばトレンチコートというシンボリズムで、たとえば毛皮を纏わせる内容ともあれば、それはもう別次元。にもかかわらず、出逢いが叶ったこの1着は、それら全ての要素を完璧なまでに捉えた濃密な逸品であると、お披露目が叶います事を素直に嬉しく思います。ヌバックのトレンチコート。
以上、3つの内容に共通する要素を、【冬の革】と題し、明日よりお披露目を致します。
各品々は、順々にご紹介とさせて頂きますので、お時間御座いましたらよろしくお願い申し上げます。
寒くなってまいりましたので、皆様ご自愛くださいませ。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
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New arrival 80s Christian Dior crazy pattern wool tailored jacket Olive green
New arrival 90s Best Company quilting blouson classic Bordeaux
New arrival 80s British royal air force MK3 cold weather blouson personal custom
New arrival 70s Burberrys wool trousers Oxford Gray
New arrival 20s French work corduroy trousers Burnt Umber
例えば上から2つ目、Best Companyは、1982年〜1992年の僅か10年間、色彩の魔術師Olmes Carretti氏をメインデザイナーに起用し、様々なシーンを想定し衣類の提供をしておりましたが、クリエイションされたその衣類は一貫してすべてイタリの地で生産。生地の選定から縫製までセンシティブに見届けられたそれらの内容は、素直にも素晴らしいもので御座いました。当時の時代背景や時代戦略は少なからずあったとて、イタリらしいテキスタイルとオルメス氏の得意とする豊潤な色使い、当時のMissoniを彷彿とさせる、提案と発信との絶妙なバランスは、極めて高いクオリティであり、 “ 上質なイタリヴィンテージ ” の区分にて先シーズンより皆様にご紹介をさせて頂いております。因に、該当する新作Best Companyの1着は、クラシカルなアウトドアスタイルを提案するひとつのクリエイション。「THE SPIRIT OF NATURE LIFE」とネームプレートに刺繍するあたりも含め、じっくりご賢察頂けましたら。
さて、2017S/Sシーズンにて初のお披露目が叶ったBest Companyに加え、2017A/W今シーズンよりイタリの要素としまして、新たなメンバーを加える運びとなりました。海中に住む獰猛な生物をシンボルに選択した攻撃的なアプローチは一部の内容に、引き続き素晴らしい内容と自信をもってご紹介をさせて頂きます。“ 上質なイタリヴィンテージ ” としまして御含み置きの程を頂けましたら、幸いに思います。
New member / Paul&Shark
New arrival 80s〜 90s Paul&Shark pieces
4着のみのエントリー。此方も他の商品と同様、明日より発売を致します。
New arrival 40s French military rain coat by Macintosh fabric
New arrival 50s France wool tailored short coat Ski style
New arrival 60s Belstaff exclusive sport jacket with Boa inner
New arrival 70s Missoni special piece
11/11(土)12:00〜
それでは、皆様のご来店を心より御待ち申し上げております。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
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early80s Missoni cotton short coat
近々来たる新作達を心待ちにしながらも、この1着だけはピクチャーとテキストとして先に残しておきたい作品であると、勝手ながら本日のエントリーを迎えております。
1953年にイタリの北の街、スミラーゴで誕生したMissoniというメーカーの創業者、オッタヴィオ・ミッソーニ氏は、元々オリンピックに出場する程の陸上競技選手。道理で、Missoni sportというクリエイションラインが世界的にも高い評価を獲得しているわけです。実際には、スポーツ競技用に仕立てられたわけではないにしろ、少なからず日常的に繰り出されるアクションや生活環境の中で、解放的で、開放的で、そして実効的な衣類が多く、さらに謂えば、そこには必ずといっていいほど “ 鮮やかな色 ” が導入され、イタリらしさと不幸が続きながらも同族経営にて進めてきたミッソーニの哲学が如実に反映されたスタイルがあるのでしょう。
Missoniが提案する1970年代〜1980年代のカラーセンスとテキスタイルは、正直申し上げましてもズバを抜いておりまして、素直にも、本当に素晴らしいものです。さらにその内容は、一時的で限定的なものではなく、2017年の今現在でさえも見受けられるところが何よりも素晴らしく、そこに内在するのは「一貫性」という心棒のみ。ヨーロッパで活躍したメゾンの中でも、この特質的かつ当時からも在る意味で孤立した印象のクリエイションが、約50年後でさえも揺らぐ事なく継続されているのは、おそらくMissoniというメーカーのみが有する特別的な内容ではないだろうかと慎重に思案を巡らせます。
弊店が昨年からより一層と「イタリメーカー」に拘り続ける明確な事由として挙げられるのは “ そのクオリティの高さ ” でしょう。クオリティの高さとは縫製どうこう、生地がどうこうという内容より、提案されたイタリらしいエレガントさと、メーカーの意図を確実に反映させ、かつ、忠実に再現されている点。それは例えば1980年代や90年代の時代背景を色濃く反映させるべく、いやむしろ結果的にそれらがその時代のムードとなったのでしょうが、いずれにしましても、量産に身を任せた良さ(ある種の)ではなく、確実にも “ 美意識 ” が存在する内容を、衣類の各セクションから瞭然にダイレクトに受け取ることができる“ そのクオリティの高さ ”。勿論、当時のイタリメーカーは全てそう、とは言い切れず、大変偉そうな言い回しになり恐縮ですが、我々も選定と厳格なる基準値をクリアしたメーカーのみセレクションを致しております。Missoniであれば「ニット」こそ、ここでいうクオリティの高さをありありと感じ取ることができる作品が多いので、必然と弊店でもエントリーの中心を担うわけです。全体として数は少ない内容にはなりますが、それぞれのスタイルと心棒が、それぞれの衣類の中に完結している様は、イタリらしいエレガントさに直結するものと、やはり慎重にも思案を巡らせてまいりました。
それは各パーツなのか、良き音が鳴るファブリックなのか、サイコ的で抜群のカラーセンスなのか、1着それぞれ異なる様もまたヴィンテージならではの愉しさと奥床しさと、わたくしも1人の男性として愉しませて頂いております。例えばこの1着であるならば、そして例えば上の項目を引用するならば、「各パーツ」にしろ「良き音が鳴るファブリック」にしろ「サイコ的で抜群のカラーセンス」にしろ、それらが全包容された1着であるからこそ、この1着だけはピクチャーとテキストとして先に残しておきたい作品であると想いが強い1着であるのですが、良き音が鳴るコットンファブリックや、下部に設置されたディープなフラップポケットに、中央左右にセッティングされたジップポケット、さらに太い感覚で丁寧に縫われた縫製幅、それらはまるでリプロダクションされた1940,50年代頃のハンティングジャケットのようで、真実はそうではないにしろ、仮にそれを教科書にチョイスしたとしても、モダンに仕上げる要素として “ どこの採寸も身体に合わないフィッティング ” が、明確に、意図的に、コントロールされたラウンドパターン。ミニマルなジップパーツ、埋め込まれた真鍮製のオリジナルボタン。ホワイトにホワイトペインティングしたような綺麗なホワイトは、それすらも確かな “ 色 ” として成立しながら、裏地から除くサイコ的で抜群のカラーセンス。それは、1980年代初期にMissoniより提案されたハンティングモチーフのショートコートで御座いました。
現在まで続くその「心棒」は、事実として一貫性がある内容にしろ、驚くべきカラーセンスと当時ならではのテキスタイル、その言葉の通りヴィンテージという枠内であるからこそ叶う種類のもの。少なからずこの1着はそうであると、慎重に思案を巡らせた着地点。
そしてMissoniの魅力を少しばかり受け止めて頂けた後に、デイリーオプションの1着としてご選定頂くことが叶いましたら、素直にも、嬉しく思います。
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
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