パッと持ててパッと置けてガサっと手を突っ込んで出し入れ出来る、そんな利便性を追求した在り方ってやっぱり独特な素敵さが漂ます。トートバッグを持っている人って“私はファッションとして楽しむのは大前提あるけれどそれ以上にライフスタイルの効率だったり快適性だったり仕事としての有用性に重きを置いているんだよ“って感じに見えて、なんか特に格好良く感じられてしまうのは私だけでしょうか。あのLevis-styleジャケットも同じくです、格好良いのはもちろんだけどそれ以上に動きやすいからだよ感と言うか自然体なライフスタイルとの向き合い方であったり研ぎ澄まされた社会人としての社会との向き合い方のムードに惹かれます。片手がふさがっちゃう?ノンノンそんなん問題無いんだよ、ましてや身体と服に干渉しなくて楽ちんじゃないか みたいな。
2003s Hermes tote bag
こちらはHermesトートの中でも代表的なプロダクトで初登場時は横長だったのですが後に縦長版も発表して、その理由は男性のビジネススタイルを意識したとかしてないとか。お色見も象徴的なHerems Red。良いよなぁ自身の名を冠した色名って、うちもSURR Greenとか作ってほしいわ。
HermesなりのL.L.Beanトート表現、相変わらずずるいよなぁ。
SURR 福留
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アノニマス、
デザイナーズ、
ミリタリー、
ワーク、
サマーニット、
そしてマイケル。
迸らんばかりに半袖やサマープロダクトが下手くそな弊店ですが運良く例年以上に夏のトップスに出逢うことができました。コツコツ集めたいと頭の片隅で思っていたのですが、単純に運が良かったです。ちなみにサマーニットはもう数枚あったのですが御紹介する前にまとめて旅立ってしまっておりましてその方がおっしゃった一言、“こういうのって無いんだよねぇ“には1000%同意。全て同じコレクターさん(心の師)出身なのですが出会った瞬間に思いましたもん、“こういうのってマジで無いんだよなぁ“って。まぁ厳密には“素敵に思える“という枕詞が付きますが。
New arrival Vintage Summer Tops
ということではち切れんばかりに半袖とサマープロダクトが下手くそな弊店からの夏のトップスの御提案です。機会と御縁ございましたらアチーアチーって言いながらソフトドリンクしかりアルコールしかりガリガリ君然りを片手に(それにしても弊店はほとんどアルコール片手に入店される方おられないので本当に偉いなぁと常々思っております。あっそういえば一度某ミュージックカルチャーのお客様が両肩に女性を抱いて手にウイスキーのボトルを持って飲んだまま御入店されたことがありましてあれはマジで怖かったなぁ。顔にタトゥーも人生初遭遇でした)サッパリ爽やかな夏のトップスと出会って頂けましたら幸いです。
SURR 福留
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“例え100人がAと言おうと貴方がBと言うならば私はBと信じる“でお馴染みの心の師であるフレンチカルチャー専門家のスペシャリストコレクターが初見のプロダクトで解らないということなんて滅多にないものですから、こりゃ正体不明がファイナルアンサーだろうなと思いつつ一応ラベルの文言をGoogle先生に聞いてみたらすぐに正体判明、1933年代設立のフランス老舗料理人専門ワークウェアブランドの一着でした。
であればピュアホワイトカラーも合点がいくというものですが、なんですかこの胴体をグルリと囲む折り畳みの意匠は。ユニークで興味深くなんとも絶妙に格好良いのは40年代というアンティーク年代ならではの存在感とこれまたアンティーク年代特有の各所に潜むドレッシーな構築も相まっていることと思いますが、いやはやどうして個性と癖が強くて最高です。
あとプロダクトとしてどう捉えたら良いか分かりません。同カルチャーでお馴染みのカバーオールのバランスでテーラードジャケットの襟元なのですが袖付はシャツ、動きやすそうです。料理人だからサイドポケットいらないんでしょうね、お陰様で胸元一つポケットのバランスもまたシャツっぽさを演出しています。このようにコックジャケットとして合理的に構築されているからこそ折り畳みの意匠が改めて違和感MAX。イッセイミヤケ?
New arrival 40s French work cook jacket.
その道40年(くらいは確かやってるはず)のスペシャリストが初見かぁ、そういうのって今でもどれくらいあるんだろうか、今度聞いてみよう。イッセイミヤケ感溢れる癖も個性も堪らないのですがそもそもにおいてツルッとしたコットンのテクスチャーもまた良い感じでテクスチャーも軽めな物ですからサマージャケットにピッタリなんですよ、これまた。
SURR 福留
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