
1995-1997

1995-1997

1998

1998

1999

1999

2003


2000-2006

2012
意識的に少なくとも年に一度は必ずミウッチャ・プラダのクリエイションをまとめて御提案するようになって数年経ちますが、本当に有難いことに弊店においてヴィンテージPRADAは“常に在る”という存在ではなくなってくれています。本音を言えばテーラードジャケットやレザーシューズやセーターのように常に在っていつでも御提案できる,御提案したい存在なのですが、それが叶わないもどかしさというのは幸せというもの と思わなきゃ と。もちろん実際に有難いことですから。
この数年でより一層PRADAが様々な意味合いにおいて加速しているように感じるのは私だけではないはず、事実つい先日にPRADA Uomoクリエイションに新たなデザイナーが参加するファッションニュースが出ていましたしね。より一層の発展と同時にミウッチャさんの今後を色々と想像せざるを得ません。“私が愛したミウッチャ・プラダによるPRADA Uomoはもうヴィンテージでしか出逢えないし手に入らない”的なことを書いたのはいつだったか忘れましたが改めて胸がキュッとなること書いてんな自分、と思います。なんでノスタルジックに成ってんだろう?成っても仕方ないしヴィンテージでは当たり前のことなのに。なんか疲れてんのか?シャキッとパキっとすることやってこい!


1995-2012 PRADA Uomo Selection
ということで2025年最初のPRADA Uomoセレクションはこの10着、今回も運良く最初期のピリオドから伝説の2012AWコレクションまで分布することができました。カジュアルからドレス,不変美から造形美,オーヴァーサイズからナチュラルフィットからスリムフィット,古典的素材から未来的素材まで、ミウッチャ・プラダという稀代の天才の略歴を改めて見返して頂きたく思います。
じゃあちょっとシャキッとパキっとしてきますね。
SURR 福留
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皆様花粉症は大丈夫ですか。私はついに成ったかと思ったら寒の戻りや最後の雪を経たらまた普通に戻っていてよく分かりませんが、でもいつ成ってもいいように引き続き覚悟は決めておこうと思いました。でも成ったかな?の時に眼球洗浄剤的なやつを試しましたがあれは気持ち良いですね、花粉症じゃなくても単純にやった方が良いんでしょうね。


もし好きなブランド/デザイナーにクロード・モンタナを挙げる男性がいたらどうしてそれに至ったか問いたいです小一時間ほど(服飾学校などに通われていたなら別ですが)。何故ならクロード・モンタナのメンズクリエイションに出逢う/見る機会なんてほとんど無いし、男性が自分で着る目線で好きに至るには相当苦難な道であろうと思えるほど,だからこそ時代を創れたほどに個性的で攻撃的な世界観なので。でも弊店3着目となるこれは個性的で攻撃的でありながらしっかりと古典を踏襲した絶妙かつ嬉しいバランスなのでした。


80年代デザイナーズヴィンテージの完全未使用品なんて探しちゃダメですよ労力と成果の天秤が120%釣り合いませんから。しかも着やすいライトめなコットンでリバーシブルのスポーツジャケットなんて、探しちゃダメダメ。


こちらはXL表記なのですが、着丈は伸ばさずに身幅だけを大きくするヨーロピアンワークのサイズUP概念なので、特にボンバーなシルエットでしかもピュアシルクという点に猛烈に惹かれました。

王道のコンバットジャケット系統/ユーティリティージャケット系統はアップデートされ続けることで実用性が上がり続ける素材力と何より洗練性と機能性が上がり続ける意匠性に圧倒的な存在価値を感じます、しかも近代寄りだから逆に全然出逢えないし。2007年のフレンチネイビープロダクト、歴史と技術力と感性が見事に結集しています。

引き続き魅了されっぱなしのヴィンテージ・ヴァレンティノ、これも凄い。設計個性が素晴らし過ぎて面白過ぎてやっぱり近年より盛り上がっているイタリアのあっち系もヴァレンティノ・ガラヴァーニを見てたんだなって再確認できました。

時代性の勢いと美意識とエゴイズムを感じるけれどなんか絶妙に品が良くてさっぱりとしたヨーロピアンアノニマス、このノリとテンションでピュアメリノウールというのが結構重要なんだなって勉強になりました。

私はかねてよりごく一部のエレガンスを極めた,極め過ぎたファッションブランドやメーカーに対して敬意を込めて思います“頭おかし過ぎてマジ最高だぜ”と。フランスが誇る孤高のファッションブランド,Zilliも間違いなくそれです。極端に生産数が少ないからシャツは初めて出逢いましたが出逢ってみるとそりゃあるよねって感じですがそれにしてもこれは凄い、ボタンダウンに胸ポケットにWorkライクなトリプルステッチにBOXYなシルエットとエレガンスを極めたうえで思い切りカジュアルにラフに振り切っているのですがビロードのような光沢感のピュアコットンのテクスチャーにセクシー過ぎるブラウン(ほんのちょっとだけパープル感じるんですよね)に当たり前のように圧倒的に最上質な構築の数々とエレガントな感性ドバドバ溢れ過ぎ。色々と異次元なプレーンシャツです。


親愛なるジャン兄へ、今年も最初期クリエイションで思い切りワクワクドキドキさせてくれて本当にありがとう。貴方は本当にレザーボンバージャケットが好きなのですね、よく着ていたんですか?きっとそうなのでしょうね。それにしてもレッドレザーって,パイピングアクセントって,レイヤード風のスリーヴって,フロントからバックまで直結したデザイン機構って。出逢ったことない感の畳みかけがエグいですって。これからも引き続き色々なクリエイションで楽しませてくれるんでしょうか?きっとそうなのでしょうね。

今週の新作群でした。
SURR 福留
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ヴェロニク・ニシャニアンが参入する以前のHermesハウスメンバーで製作されていた時代のHermes hommeクリエイション。ヴェロニクはその基盤ごと受け継いだので昨今のデザイナー交代劇のようなコントラストはなく事実彼女も後に違った形で何度かレザーシャツを手掛けていたりもするのですが、弊店はやはり区別して捉えて然るべきと考えます。




それにしてもレザーシャツってプルオーヴァー型のレザーポロシャツって、最高に最高に最高に格好良過ぎるでしょ。ラムレザーヌバックにはやはり特にヴィンテージな年代ならではの風合いが生じていますが至極当然にラグジュアリーだし,でも同時にTHEヴィンテージなコクと奥行きもあるし,惚けてしまうほどのトロトロのテクスチャーには“Maison”Hermesの圧倒的なプライドと自信と確信がみなぎってるし,胸元とポケットにチラリと覗くカレのテキスタイルが身悶えするほどに粋だし洒落てるし,唯一主張するいわゆるロゴは水牛の角ボタンの彫りだけというサイレント感が堪らないし,なのでアノニマスだけど結局のところ圧倒的な王者の存在感だし,グレーとブルーの中間色+角度と光量によってはミクロな緑味を感じられる何色と問われたら困るような絶妙なカラーリングだし。もう。

New 80s Hermes homme pure ramb leather nubuck polo shirt
TOP OF 着るファッションプロダクトと言って差し支えないレザーウェアでHermesクオリティで、しかもレザージャケットでもレザーコートでもレザーパンツでもなくシャツ、プルオーヴァー型のレザーポロシャツ。もう、楽し過ぎるってば。
SURR 福留
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