2024SS? / Diary1255
5.9.2024

 

このPRADA2024SSキャンペーンビジュアルが発表された時、私はちょうど買い付けの旅順でヨーロッパを巡っていたのですが見た瞬間に思いました、あっメッチャ良いじゃん と。

個人的な趣味嗜好によりラフ・シモンズが加入した現体制になってから欲しいと思えるクリエイションが無くなり、私にとって唯一の貴重な存在であった“新しいコレクションを楽しみにして、何か良いのがあったら買いたいと思える現代のデザイナー“が消滅してしまい悲しみに暮れていたのですが、2024SSはマルチポケットベスト良い感じじゃんと思っていた矢先にドンズバのキャンペーンビジュアル。一目でリソースが分かるキャッチーなプロダクトデザイン感とオリジナルの世界観を彷彿とさせるモダンなダメージのスパイス。パターンメイクはもちろん素材素性など実物を目の前にすればオリジナリティを感じられるのでしょうが、このビジュアルから把握できるオリジナリティはレザーで切り返した襟くらいではないでしょうか。それを“まんまじゃん“とするか“上手いじゃん“とするか、私はズバリ後者でした。良い感じ、上手いじゃん。

 

 

New,70s Carhartt duck half coat

 

ということで日本一、いやもしかしたら世界一ヴィンテージカーハートを知らないヴィンテージバイヤーがヴィンテージカーハートをセレクションするに至りました。全くもって探していなかったのですがビジュアル見て良いじゃんとなった数日後にパリのコレクターの下にこれがあったんですもの、色褪せ具合とかダメージのムードとかピッタリ過ぎてびっくりしました。あと胸のパッチ?が外れているのも個人的には高ポイントでした。あとね、パリとかでTHEなアメリカンヴィンテージに出逢うとなんだかとっても良く見えるんですよ。

基本的にハマり症なのでこれを機にヴィンテージカーハートにのめり込むかもと思いましたが今のところは全くです。ファンが多いようですから魅力的なのだとは思いますがこれまで一度も興味を抱いたことがない分野だし、このままいけばこれからも興味を抱かないでしょう。もしよかったら誰か魅力を教えてください。でもこのジャケットは好き、こう仕上がってくれたこのジャケットだけは好き。

 

 

SURR 福留

様々 / Diary1254
4.9.2024

なんだかんだで暑さがぶり返したようでありながら個人的には引き続き羽織が楽しめる気候が続いています、先日雨に思い切りふられてびしょ濡れになったけど。気分の問題でしょうか、でも朝夜はだいぶと涼しくなってきましたね。よしよし。でもどうせまた暑くなるんでしょ?でしょ?

でも9月になりましたから二十四節気では白露に秋分、流石に弊店も秋の気配を漂わせたい所存です。

 

 

80s Thierry Mugler homme stand collar tailored jacket

天才鬼才による鬼才感漂いながらもしっかりとモダンでモードなバランスに着地した一着、これは出逢えない。

 

80s Valentino Sport bomber tennis jacket

スポーティーさに特化したデザインボンバージャケットの美しさと着こなしやすさはここでも存分に。ほぼ視認できないレベルの同化型プリントに品格を感じずにはいられません。テニステニステニス!

 

 

80s Anonymouse multi pocket jacket

これに関しては全くもって謎です。愛する南イタリアの僻地で出逢ったのですが、完全にムードにやられました。ちなみに袖無しです。

 

 

70s Carhartt duck half coat

日本で一番カーハートを知らないヴィンテージバイヤーを自称する私が前回の旅でセレクションしたヴィンテージカーハート。理由は明白で明確です。

 

 

70s French Air Force aviator leather bomber jacket

弊店にとっては見紛うことなき伝説的プロダクトの一つ。ここにきて歴代最高峰のフレッシュなコンディションと出逢えました。

 

 

1996AW Romeo Gigli uomo denim chambray trench coat

服飾史の一ページを創ったロメオ・ジリ。彼がPARISを去る直前のクリエイションはその功績に恥じない見事に濃密な“モード“でした。未使用品にて。

 

 

 

 

 

様々なNew

 

 

SURR 福留

軽い羽織 / Diary1253
30.8.2024

今年も去年と同じくらい10月まで暑いんだろうなぁと早めに覚悟していたのですが御盆が明けて少し経ったらアラなんだか不思議とそんなに暑くないじゃんな日々が続いている都内でございますので、となると喜ばしいことに軽い羽織が着れちゃう着れちゃうと感覚的に丸々一ヶ月早く楽しめているのですが、昨日もそのテンションで御客様と交流していたら腕丸出しの方を引かせてしまいました、反省。まぁなんだかんだでまた猛烈に暑くなるんでしょうけどね、台風一過とか。覚悟はしていますから大丈夫です。でも日々風が変わってきているしトウモロコシも枝豆もシーズンの終わりだったりプリンとしと巨峰がズラリと並んでいる光景を目にするとこれまた移ろいゆく季節が感じられて良いですねぇ。まぁでもどうせまた暑くなるんでしょ?なるんでしょ?

 

 

1994s Hermes homme

 

 

1997s Hermes homme

 

 

90s malo

 

 

1999SS PRADA Uomo

 

 

軽い羽織本当に好き。感情的にはファッションプロダクトの中で一番好き。テーラードジャケットしかりデザインジャケットしかりスポーツジャケットしかり、アウターだけでなくインナーにもなるしプロダクトバランスによっては室内で着てても自然体だし。たまに軽い羽織に対して季節感がはっきりしないからいつ着れば良いか分からないというような御意見を耳にしますか個人的には真逆な印象でして、春は万能・夏はTEEシャツやアロハの上に・秋冬はカシミアセーターなどの上にと内側と下半身の調整によって一年中活用できる存在という認識です。

私も時間をかけてMY軽い羽織コレクションをコツコツ集めてきまして、って言っても五着くらいか。どれを着ようかなぁと妄想できる時間が溜まりません。今もお気に入りのヴィンテージスパイダーマンTEEシャツ(羽織っている+スカーフを巻いているので全く露出していない。そういえば今年は一度も仕事着でTEEシャツ一枚はなかったなぁ)の上にA2アヴィエイターSTYLEジャケット(形だけで言ったらイタリアに行くと石を蹴ったら必ず当たるレベルで大量に存在する国民服と言っても差し支えない皆に愛されるアレです)を羽織って書いていますがご機嫌です。軽いとはいえ羽織なので、ちゃんと色々な意匠やギミックが注がれているので一着で味がしっかりするから良いんだよねぁ。

 

 

 

 

 

New,軽い羽織たち

 

 

SURR 福留

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