40年代の LARGBUSS 社製。ワーク・ウエアを主軸に生産していたメーカーだと思われますが、非常に謎の多いと申しますか、テーラーも当時請け負っていた詳細不明のメーカー。
経年による変化から味わい深いマテリアルに綺麗にとは思えませんが愛情込めて必死にかがられたボタンホール。茶系ダック地に黒のコントラストは痺れます。
尿素ボタン?何色混ざったらこの色彩を出せるのか。緑色と紫色の中間色、こんなクールなボタンあるんですね。
意味をなさない裏に施されたウエストゴム、当時はもっと絞られていたのでしょうか。想像を掻き立てます。
左右非対称の不揃いなステッチワークの愛嬌、手作り感に PORPHETE zipper 。良い雑味、生地表情も相まってクラフト感の強さと対照的なテーラードを模したラペルの作り。ラペルの形状もイタリアン・カラーの様に縊れた剣先。素材・パターン・ディテール、ワークという区分にしろどれ一つ取ってもどこにも属さない、複合性とテーラーメイドの様な組成はある種違和感とユーティリティさを兼ね備えた、仕事着として可能性。
New arrival, 40s French hunting jacket.
Online にて上記商品を掲載させて頂きました。併せて御覧頂ければ幸いです。
SURR by LAILA 鈴木
03-5468-5966
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“ 純 ” トレーニングウェアは久方ぶりですが、諸々に伴い “ 純 ” だけではない不思議な立ち位置。私は同社において最も好みなモデルです。
最上級の練り上げと紡ぎを経たうえでの一工夫。現代にも受け継がれる有用性。これもまた “ 純 ” であり “ 純 ” だけではない逸品。
丁寧に撚り集められた羊の毛を自重で伸びてしまうほどにたっぷりと。日常の瞬間瞬間に則した着方と数多の人柄に寄り添う適合性ならびに不変性を有した、様々なデザイナーやメイカーがいつの時代も製作し続けている様式でありながらも是非に御提案したいと想える、私的に申し分無さの極地にあるような、こちらに関しては見事に “ 純 ” な一着。
Newarrival, 様々な “ 純 ”
SURR by LAILA 福留
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未だ三月初旬という季節は早くも春めいてしまい、さて何を着ればと。本日はコットン素材のジャケットに袖を通し仕事に向かいましたが、にてしも夜は冷え込み、日中は暑いとまさにさて何を着れば。気候としては快適に過ごしやすいのは承知の上、しかし三月と言うも承知の事実。暖冬のおかげでウイルスが一刻も早く死滅することを只々祈っています。実際問題薄手の羽織やトップスに目が行くのは私を含めいらっしゃるかと存じますがまだ手が出ないなんて考えも過ぎり、通年使える汎用性や気軽に使える素材感は季節を問わず探し続けてしまう、尚且つ今時期からでも着用出来る重厚的に見えつつも素材としては軽量と言う凡庸性を求めてしまいます。そんな狭き門を潜りデイリー且つどこか艶・品の有るトラウザーズを御紹介させて頂きます。因みに着用者は 30、31inch 程の胴回りです。
50s French work cotton trousers,olive color.
1997ss Dries Van Noten cotton sweater.
early00s Carol Christian Poel leather belt.
腰回りにゆとりのあるワンタックトラウザーズ。ストンと美しいストレートシルエットに柔軟で退色したミリタリーカーキ。こちらはワークウエアに区分しまして、ミリタリートラウザーズの様なフラップポケットは付かずスラックス感覚を体感。
ミリタリー色のトラウザーズを探しの方、カーゴポケット要らないなと言うお客様に朗報です。
50s French work hard cotton trousers,dead stock
New arrival,90s Best Company coverall denim jacket.
Onlineにも掲載させて頂いているワークウエアでありながらドレッシーな要素を兼ね備える優秀なコットントラウザーズ。優秀さは素材とシルエットの構築。まさに501の様にシュッとした腰回りからスリムストレートの美しい、未使用品の贅沢さも優秀。個人的に股上が深いのは有り難いことです。
50s French work herringbone twill cotton trousers,dead stock
60s U.S. two tone cardigan
コットンヘリンボーン、見た目の重厚感とは裏腹に非常にライトオンスなマテリアル。色味もチャコールグレイとシルエットも程良くワイドシルエット。ショートレングスなジャケットとも相性の良い、バランスの取り易いモダンな印象。こちらも未使用品。
50s British royal army combat trousers
70s Yves Saint Laurent double breast tailored jacket.
テーラードジャケットを合わせたくなるタイトなウエストから膨らむ様に落ちるワイドなレッグライン。しなやかなまるでシルクの様なマテリアルが肌触りの良い、行動している時が一番美しいかと。自分では見えないですが。1952 年製、各所捺されたステンシルが心擽る、漢臭く艶のある逸品。
30s French military art repair trousers
New arrival,70s Burberry’s bal-collar cotton coat,paid
early00s Carol Christian Poel leather belt.
ゆとりのあるウエストに短めのレングスが非常に秀逸なバランス感を生み出します。着丈の長いアウターとの相性も非常に良く、春夏はシャツをタックアウトして頂いて、足元はロファーなんて素敵なバランス。非常にリペア跡が秀逸な手仕事により一つのデザインの様。左右非対称に施された繊細さと無骨なタッチが伺えます。
日々気兼ねなく着用出来る汎用性の高さは気づけば履いている好さ、コットン・トラウザーズは生活を豊かにしてくれると想います。
SURR by LAILA 鈴木
03-5468-5966
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