私も鈴木に倣いまして。
70s Levis five-zero-five.
40s French work.
いつの、何の、どこのなどを一切排して自分勝手に選ぶという行為は、いつでも、何でも、どこでも純粋に愉しく感じます。その行為において眼に留まって手が伸びるのがヴィンテージやアンティークの世界においての王道であったり不変であったりな “ らしい ” 品々である機会がだいぶ増えたことを自覚してから二年か三年は経つでしょうか。
若葉のころ惹かれていた世界に時を経て改めて惹かれ、もしかしたら当時と極めて近しい組み合わせであっても ( 中身はほとんど変わっていないので、まだ全然若いですが ) 主に加齢による外見の変化によって全く異なる装いに成っていると勝手ながら想えることを。その要因の一つがヴィンテージやアンティークの世界における王道な品々と組み合わさる、自身の装身具であったり皮革装飾品などのプラスアルファであることを。湘南で育ってヴィンテージやアンティークに出逢って、上品ぶったり下品ぶったり金髪にしたりピンク髪にしたりなどなどの紆余曲折やを経た今、品の良い強烈に美しいトラウザーが愉しいのと完璧に同じくな熱量でタフでヘヴィーデューティーな労働者のトラウザーが愉しいと想えることを。そして、“ タフなトラウザーめちゃ格好良いなぁ。そうだよな、俺もまさしく労働者だもんなぁ ” とふとそう想い、なんだかとても気分が良いことを。私は一人で勝手に喜ばしく想っております。
上記の装いが今の私にとってのリアルでございますものの、それは 173cm・48size 体型の今の私にとって なだけであり、他の御方にとっては全く異なる存在に、価値になるというのが、本当に最高に最高な現実です。
SURR by LAILA 福留
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Trousers collection 2020 と題しましてミリタリー・ワーク・デザイナーズ・メーカー・アノニマスと様々なジャンルから豊富に現状ご案内が叶う中、私的に私欲的に今回の Diary は着用時のシルエットに重点を置いてご紹介、ご推奨させて頂きます。と言いましてもトラウザーズに関しましてはウエストの実寸値では参考にならないケースが御座いまして。例えば同じ 30 インチでも構築によっては御人を選ぶと言いますか、其々骨格でしたり体格が異なりますので 30 インチでも 27 インチの骨格の方にフィットする、またその逆にハイウエストの構築でしたら実寸値より小さいサイズでもウエストにフィットする場合も御座いますで、ご参考下さればとお気に入りの 4 点ご案内させて頂きます。(悔しくも私には入らなかったスペシャルも御座いますのでお近くにお越しの際は是非に。)
90s Best Company jeans , embroidery hound dog
アメリカらしい正統的な 501 を参考にイタリアらしいしっとりとしたデニム素材。特徴的な中央へ隣合せに並ぶように配置された左右のヒップポケットがバックスタイルを美しく、セクシーに。ストレートなレッグラインとワンウォッシュボディに映える猟犬の刺繍。ファッションって言葉がある意味一番近しい生活や自然、日常を汲み取るデザイナー Olmes 氏のデイリーウエアに対する柔軟な解釈。
70s Levis sta-prest trousers oriental blue
黒タブ、BigE は置いといて、防縮・アイロン要らずがモットーである通称スタプレ。そう言えばアーガイルパターンのトラウザーズって無いよね。とメーカーの探求心が伝わる軽快なマテリアルに美しい織り。特有の微フレアなシルエットも排除したテーパードシルエット。履かなきゃ解らない絞られたスリムフィットとマテリアルの心地良さ。
early00s Stone Island garment dyed cotton trousers
90 年代中期から 2000 年代初期にかけての一本。オーヴァーダイ(後染め)を製品化した第一人者でもあるファウンダーの Massimo Osti 氏。くすむ朱色に 505 のようなスリムストレート、ボタンからリベットまで生産する妥協の無さ。懐かしい匂いのするカラートラウザーズ、今でしょと言いたい所ですが今後流行ることも恐らく無い、同社トップスの認知の高さに隠れたスタンダードウエア。
60s France anonymous flare jeans, Dead stock
インディアンのタグが付くアメリカのヒッピームーヴメントに影響を受けた?フランス製ブーツカットジーンズ。ボタンフライにややハイウエストな構築。フレアカットにハンマーポケット、ヒップポケットには ECLAIR ファスナーを配置する複合的なギミック。間違った解釈によるヒッピーなのか、純粋なフランス式ペインタートラウザーズなのか。つべこべ言っていますが丁寧な縫製、美しいカッティングには間違えないです。
まだまだ御座います。
SURR by LAILA 鈴木
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下半身の衣類は皆様方にとってどのような存在でしょうか。私は以前より本当に何故だか何故だか好きでして、明日何着ようかと夢想する際には下半身から考えることが多く、と申しますかほんの一、二年前まではほぼ 100% そうでして、最近になってやっと上半身もしっかり考えられるようになったほどなものですから、太い・細い・暗い・明るい・軽い・重いetc、ハーフパンツの類を覗いた全てを旬に合わせて愉しませて頂いておりますので、弊店でも不定期的に積極的な御提案をさせて頂いておりますがここまでの種類種別を一挙に御披露目したことはございませんで、ここ一、二年でやっと落ち着いたと想った下半身欲が大いに疼きます。 というのは都合の良い言い訳で、結局のところ私は下半身の衣類を一年中探している煩悩の塊なのです。
“ 丁度良い下半身の衣類は? ” の解は年齢や環境によって時に徐々に時に一挙に変化致しますので、どなた様においてもいつまでも辿り着くことと存じますが、いずれにせよ装いの約 50% の面積を占めるその部位は様々に彩らない手は愉しまない手はありませんので、1930 年代から 1990 年代まで、ウエスト 27 インチから 40 インチまでのこの度の新作群にてなにかしらに想って頂けましたら幸いです。
New arrival,Trousers collection 2020.
SURR by LAILA 福留
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