「何故だか好きなもの」
と先日の福留の Diary にも綴られていた題材ですがそれを綴るにあたり 鈴木は何が好き? と寒空の下質問をされ あれこの質問数年前にも同じような場面でされたな とデジャヴの感覚に陥りなんだか違和感が。その数年前の感覚に戻り同じ答えになったのか、また今も気持ちが変わらず同じ答えに至ったのかは私も判り兼ねますが即答出来るほど 何故だか好きなもの が 「被りもの ( プルオーヴァー ) 。それは T シャツやスウェットシャツでも無く 被るジャケット でしたり、 被るシャツでしたり、アノラックでしたり。それらは絶対的に日常的にどちらかと申しますと不便に想いますし、着脱の際は非常に面倒。しかし、 面倒=我慢 の中に実用的な構築により生まれた美的感覚を感じ、何故被るのか ? と疑問に思う前提に 何故だかカッコいいじゃん と。それが何時何処で潜在意識の中で培われたのかと考えると難しいのですが、もしかすると幼少期から続けていたサッカーの練習用のナイロン素材の長袖の被り ( 分かる方には理解頂けると ) が当時の私は非常に憧れがあり長袖のそれに短パンを合わせるバランス感もまたスポーツをする上で見た目が 何故だかカッコイイ 。実際にそこからこの想いが派生し今に至るかは謎ですが被る上での実用性でしたり、そこから生まれる保温性はやはり前開きのものより優れていますし、簡素な構築も衣類の始まりの様に想え(後付けですが)、被ると言うひと手間がモダンだなと。ある種被るだけでスタイルが明確化する個体性が私の中では 何故だか好きなもの 。
20s France dairy cotton pullover shirt.
まず同じマテリアルで切替られたイカ胸使用とドレス要素を払拭する素朴なコットン素材の編み目。この相対するコントラスとも堪らない点でありますが、アンティークシャツにおいてもプルオーヴァー型は堪らなく何故だか好きなものです。前開きのシャツでは無く プルオーヴァー・シャツ をタックインするひと手間が私の中では何故だか好み、ましてや出しても一枚でもスタイルの完成する個体性。詳細は追ってOnlineに掲載されて頂きますので御興味頂けたら幸いです。
SURR by LAILA 鈴木
03-5468-5966
[email protected]
*休店期間中にお急ぎの御用命ございましたら 080-3415-4864 まで御連絡ください
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皆様、御機嫌いかがでしょうか。変わらずお元気で健やかであることを引き続き陰ながら願っております。
先にインスタグラムにて御報告させて頂きました通り 4/8(水) より店舗を一時休店とさせて頂きますこと、改めてここに記させてください。現時点では社会状況に応じ小売店として様々を臨機応変してまいりますが、御愛顧くださる皆様方・関わってくださる皆様方・共に働く弊社スタッフの健康を最大限に重視し全てを判断してゆく所存です。変わらず Diary ならびに Online の更新は続けさせて頂きますので、引き続き御興味頂けましたら, 現状実物に触れて頂ける環境は基本的にございませんものの御質問頂きました暁には御答えさせて頂けることも多々ございますし、御人によっては品々とどのような御姿になるかなどの相性が想像叶う方も居られることと想いますので、宜しくどうぞお願い申しあげます。
日常の日常たるゆえんが変化する日々を御過ごしなのは皆様方におかれましても同じくで在ることと想いますが、だからこそでしょうか?ふと想ったと申しますか改めて想い返したことに、そういえばと独り興味を抱きましたので折に触れては御客様であったり鈴木であったり他のスタッフであったりに問うてみた設問が、これまた個人的に愉しく興味を抱くものでした。 “ そういえば、何故だか好きなものってない? ”
例えば私はナメコの味噌汁でしたら、幼少期に全裸で姉と取り合う ( 厳密には姉の味噌汁椀に全裸の私が素手を突っ込みナメコを貪る ) 姿が映ったホームムーヴィーを観た記憶がありますので好きである理由であったり要因であったりは認識できます。またはつなぎ, いわゆるジャンプスーツであったら、だいぶ昔に雑誌のスタイリングでリアルモード×ヴィンテージつなぎの装いを観た時からであることを認識しています。このように幾つか想いついたとしてもいつからの好きであったり好きに成る経緯であったりを認識できるのですが、なぜ好きに成ったかが解らない・認識できない “ 何故だか好きなもの ” が在ることに気付いたのです。
そのうちの一つがアクアマリンという石でした。ただいま調べましたところ名称はラテン語の海水を意味する語を由来としているそうですが、確かに私は海の近くで育ちましたものの関係ございません。また、石言葉は “ 勇敢・沈着・聡明 ” だそう。なるほど。また、三月の誕生石とのこと。私は三月産まれですのでこれは喜ばしいですが、好きな理由の何故の解ではありません。
もちろん青色も好きなのですが、色調だけで言えばそもそもにおきまして私は嫌いな色がございませんし、しいて言えば青より若干好みな他の色が想いつきますし、と申しますか青の中でも紺などの濃い色調の方が基本的に好みなのです。
そう、青の中でも濃い色調な好きにも関わらず、アクアマリンのこの薄い青が、薄い青のアクアマリンという名の石が気付いたら何故だか好きでして、それゆえいつもお世話になっているアンティークファインジュエリーコレクターには逢う度にアクアマリンを所有していないか問うのですが、 “ 美しいアクアマリンには滅多に出逢えないの ” と彼女はいつも首を縦に振ってくれないのです。
長らくお世話に成っている聡明さと優しさに満ちた彼女は、アンティークファインジュエリーの区分の中でも石に関して特に明るい方でして、なおかつ私は品の良し悪しに関わる判断基準においてその情報が雑念に成るであろうという理由から積極的に石に特に詳しく成ろうとはしておりませんので、基本的な情報を踏まえたうえで私は “ 彼女がそう言うのであれば、そうなのだろう ” と薄ぼんやり想い続けてきた次第でしたが、“ やっと美しいアクアマリンに出逢えたわ ” と前回の旅で差し出してくれたブレスレットの 14 石は、彼女が首を縦に振らなかった理由と薄ぼんやりの感覚を裏付けるには充分過ぎるほどの、狂っていると想うほどの美しさでした。
30s British 9K pure gold & aquamarine bracelet.
彼女が口にしてきた、そして眼に視えるかたちで示してくれた美しいアクアマリンという概念には純度や色調と共に大きさが並列して挙げられるようでして、本品には なるほど と無意識に独り言ちるサイズの 14 石が妖艶に連続致します。ゆえに、これまで弊店におきまして御提案続けてまいりました “ 男性も是非に金無垢を。宜しければ更に石を ” のメソッドにおいて、誤解を恐れずに申しあげますと特に所有者を選ぶ諸々の強さが在る逸品ですので、ゆえに是非に。追って Online に掲載させて頂きますので、御興味頂けましたらその際に改めて御査収頂けましたら幸いです。
SURR by LAILA 福留
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先日のSNSにて一般的な取り組みですが弊店では極めて稀な 普通に撮る という撮影方法。初めての作業により正直な話、右往左往と正解とは何かと自問自答の中更新に辿り着きましたが、初めての行いが 想像をはるかに超える出来に なんて事は叶いませんでしたが工程の中で発見する画角や構成、撮られる側にもより自然体にあくまで普通にと弊店では非常に遠い 如何にわかりやすいか という一つの題材に頭を悩まされる結果となりましたがやはり直感的な行いより考える事を考える良い時間となりました。正直に当面は今まで通りの SURR らしい写真に戻るとは思いますが、基盤があっての挑戦が出来ると言う安心材料の反対にある種 挑戦 のみを繰り返して着た弊店の撮影手段とは真逆のやり方という天邪鬼な作り方は刺激を齎してくれたのは良い経験。基盤がどちらかにもよりますが、どちらが良し悪しでは無く逆説的に捉えた際にどちらも愉しむことが出来る思考の変換、嫌いなものを 1mm でも好きとまではいきませんが興味の対照に成り得る可能性とシンプルな物事に見方は今後活きていく側面だと頭の片隅に置いておこうと。
本日の福留のスタイル然り 色 は装いに必要不可欠な要素、より個人、アイデンティティを表現するのにその季節にしか愉しめないものと、まだ寒暖差のある日々が続きますが今が春と言うならそれらしい爽やかな装いに身を包みたいと。前回のDiaryをなぞるようですが今を着飾ることに重点をおいてお披露目させて頂きます。
70s Ballantyne cashmere sweater,pink.
late 90s Ballantyne ” Pure New wool ” sweater.
70s Ballatyne cashmere sweater,cream white.
柔らかな空気を纏う と大袈裟かも知れませんが強ち間違えでも無い、20世紀初頭に英国で発祥の生地の紡績から生まれた Ballantyne 社、天然素材を用いたニッティングは時代を超えても褪せることの無くそれは普遍的なものつくりとしても伺える点。夏にダウンジャケットを冬にタンクトップをと極端な御推奨する訳ではありませんが春先の装いにカシミアをと、一枚でこの気温差をコントロールの出来る優秀さ、取り入れやすいベーシックな日常着としてカシミア製品の中でも弊店で編みのと表皮の強さ、メンテナンスが不要な程にとメーカーのとして申し分の無い Ballantyne 社のプロダクトは高品質な純度の高い羊毛により気持ちを上げる着心地と色彩。また充分な程の製品に対する基盤から作られた遊び心あるカラーリングが挑戦的にも捉えられる、春にと申しますのもカラーリングが良い意味で いかにも と主張するスプリングカラーですので現状のご自宅で快適に過ごす、生活をする上で安心感のある着心地と装いを制限しない軽快な色合いを愉しんで頂ければ幸いです。
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