先日の Diary に続き ” 初夏にコートを ” と。

気温の上昇から早くも街で目にする半袖の装い。近年は四季とは?と考える程、暑いか寒いかと装いの選択肢が狭まっている印象を受けます。その中でも無理せずにその季節、その気候を考慮しつつもやっぱり長袖のもの惹かれるのは淡泊な装いよりアレンジが効くという面。このアレンジとはスタイルと言う意味合いでは無く室内、室外では気温差がありますし、単純に利便性なのです。直射日光を避け、室内外で温度調節が叶う。仮に、夏に長袖を羽織る選択肢が増えたとしたら。


アンティーク・リネン
歳を追う毎に素晴らしさ、素材の美しさに気付き始めたリネン素材。初夏を愉しむのには申し分ない軽やかで涼し気な風貌。


色彩
色の与える印象、穏やかなアースカラーを羽織る。エイジングも素晴らしい夏のコート、いや、通年のコートとしても。

30s French work linen coat , Deadstock.
SURR by LAILA 鈴木
03-5468-5966
[email protected]
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数年前から黒い衣類に若干の抵抗と言いますか、私には馴染みの無いものに変わってしまいまして。簡単に黒=モードと言う浅はかに変換されてしまった苦手意識と色の強さ、艶や色気、まあ考えばいつも真っ黒い服装に身を包む友人とよくつるんでいたことも極一部になんて後付けなような話になってしまいますが、私には格好良すぎる、洗礼されている印象が強く、それが自分の洋服を選ぶ上で何か突っかかる ”私は格好付けてません” なんて言わずとも気持ちと性格が反映している部分なのかと。単純に個体に惹かれる事が多くなった、そのもののパワーと言うととても抽象的ですが、癖でしたり意図でしたりまた意図としない偶発的な何か。仮にそれが黒色であれば自分は選択すのか?と言う自問自答にんんん、、と特定のものが無いと結果答えが出ない程悩ましい選択肢。と話していますが学生の頃からある一定の年齢になれば某 DC メゾンの真っ黒でワイドなシルエットの衣類で過ごしたいと当時に何に憧れを抱いていたのか、理由は無いものの切に想っていましてこの苦手意識はそれまでの我慢なのかと今回の Diary を綴りながら結局は黒い衣類に憧れている、結果的に格好付けたいのが本心の様です。

New arrival, 30s French work linen coat.
冷感性と保温性、どちらも兼ね備える特殊な天然素材「リネン」。エイジングされた黒色と当時、馬生へ向けたワークウエアとしての実用美に今回の逸品は ”立ち襟” のディテール。恰好付ける為に生まれていない、恰好良さを是非に。
SURR by LAILA 鈴木
03-5468-5966
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私も鈴木に倣いまして。

70s Levis five-zero-five.

40s French work.


いつの、何の、どこのなどを一切排して自分勝手に選ぶという行為は、いつでも、何でも、どこでも純粋に愉しく感じます。その行為において眼に留まって手が伸びるのがヴィンテージやアンティークの世界においての王道であったり不変であったりな “ らしい ” 品々である機会がだいぶ増えたことを自覚してから二年か三年は経つでしょうか。
若葉のころ惹かれていた世界に時を経て改めて惹かれ、もしかしたら当時と極めて近しい組み合わせであっても ( 中身はほとんど変わっていないので、まだ全然若いですが ) 主に加齢による外見の変化によって全く異なる装いに成っていると勝手ながら想えることを。その要因の一つがヴィンテージやアンティークの世界における王道な品々と組み合わさる、自身の装身具であったり皮革装飾品などのプラスアルファであることを。湘南で育ってヴィンテージやアンティークに出逢って、上品ぶったり下品ぶったり金髪にしたりピンク髪にしたりなどなどの紆余曲折やを経た今、品の良い強烈に美しいトラウザーが愉しいのと完璧に同じくな熱量でタフでヘヴィーデューティーな労働者のトラウザーが愉しいと想えることを。そして、“ タフなトラウザーめちゃ格好良いなぁ。そうだよな、俺もまさしく労働者だもんなぁ ” とふとそう想い、なんだかとても気分が良いことを。私は一人で勝手に喜ばしく想っております。

上記の装いが今の私にとってのリアルでございますものの、それは 173cm・48size 体型の今の私にとって なだけであり、他の御方にとっては全く異なる存在に、価値になるというのが、本当に最高に最高な現実です。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]

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