構築美 /Diary846
23.3.2020

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 

 


 

 

40s France bespoke wool suits

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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らしさ / Diary844
19.3.2020

 

 

Best company 創設者である Olmes 氏の過去のインタビューから派生して Paninaro のカルチャーを改めて観返しているのですが、日本では認知が少ない為改めて簡単に触れようかと想います。80年多くの若者がアメリカンカルチャーへの憧れを持ち、イタリアの解釈からスタイルが誕生した Paninaro 。元を辿ると 70 年代イタリアで教育として子息を米国へ留学させるムーブメントがあり、80年に発端となる米国発の 1 号店となるハンバーガーショップがサンバビラ広場に出店。多くの若者が広場に集まり、装いのみならずライフスタイルまでアメリカンカルチャーに集中。Paninaro の由来はパニーノ(サンドイッチ)からの俗語であり、当時ハンバーガーショップに群がる若者達への皮肉の意味合いもあるとか。日本に措けるアメリカン・カジュアルの背景と近しくも遠いイタリア人の解釈は当時の写真や映像を通しても 非常にクールだ とは私に取っては言い難いですがとても現実的で直感的な発想は目新しく、ブールジーンズにティンバーランド、カラフルな色彩のトップスやアウター。デザイナーズ・ブランドを選ぶ感性とあくまでも生活に通じた装いを愉しむ、その中でも代表的である Moncler や Stone Island 、 Best company などお国柄を感じる当時のセレクトは らしさ と良い野暮ったさは今のフィルターを通すと特徴的で斬新なバランスだと感じてしまいます。
 

 
Olmes 氏は Best company を立ち上げた際に一番力を入れていたスウェットシャツ。その理由はリラックス感と固定的なイメージを持つスウェットシャツには多彩な表現方法と可能性があると。その自由で色彩豊かさはPaniraro 達の必需品に成り得ましたが、Olmes 氏は自身のクリエーションとして Paniraro 達を意識して物つくりは一切行わずにデザインしていたと語っています。

 

Giogio Armani も意外にもその Paniraro 層から支持をされました。 Paniraro の側面として当時のブルジョアな層にとっても愉しみ方もあり、硬派で色気のある Armani も彼ららしい感性で取り入れ、現代のストリート・スタイルより濃厚でどこか知的さに欠ける抜け感は真似の出来ない、一人一人のアイデンティティを主張しています。

 

90s Giorgio Armani STORM SYSTEM coat by Loro Piana.
 

デザイナーズ・アウターを羽織り、カラフルな色彩をインナーに忍ばせ、ブルージーンズで占める。私にとってはこの位が丁度良いです。

 

本日 Online Shop に上記商品を更新致しました。併せて御覧頂ければ幸いです。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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可能性 /Diary843
16.3.2020

 

 

 

 

 

 

40年代の LARGBUSS 社製。ワーク・ウエアを主軸に生産していたメーカーだと思われますが、非常に謎の多いと申しますか、テーラーも当時請け負っていた詳細不明のメーカー。

 

 

経年による変化から味わい深いマテリアルに綺麗にとは思えませんが愛情込めて必死にかがられたボタンホール。茶系ダック地に黒のコントラストは痺れます。

 

 

尿素ボタン?何色混ざったらこの色彩を出せるのか。緑色と紫色の中間色、こんなクールなボタンあるんですね。

 

 

意味をなさない裏に施されたウエストゴム、当時はもっと絞られていたのでしょうか。想像を掻き立てます。

 

 

左右非対称の不揃いなステッチワークの愛嬌、手作り感に PORPHETE zipper 。良い雑味、生地表情も相まってクラフト感の強さと対照的なテーラードを模したラペルの作り。ラペルの形状もイタリアン・カラーの様に縊れた剣先。素材・パターン・ディテール、ワークという区分にしろどれ一つ取ってもどこにも属さない、複合性とテーラーメイドの様な組成はある種違和感とユーティリティさを兼ね備えた、仕事着として可能性。
 

 

New arrival, 40s French hunting jacket.

 

 

Online にて上記商品を掲載させて頂きました。併せて御覧頂ければ幸いです。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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