黒い衣類 / Diary875
8.6.2020

 

 

数年前から黒い衣類に若干の抵抗と言いますか、私には馴染みの無いものに変わってしまいまして。簡単に黒=モードと言う浅はかに変換されてしまった苦手意識と色の強さ、艶や色気、まあ考えばいつも真っ黒い服装に身を包む友人とよくつるんでいたことも極一部になんて後付けなような話になってしまいますが、私には格好良すぎる、洗礼されている印象が強く、それが自分の洋服を選ぶ上で何か突っかかる ”私は格好付けてません” なんて言わずとも気持ちと性格が反映している部分なのかと。単純に個体に惹かれる事が多くなった、そのもののパワーと言うととても抽象的ですが、癖でしたり意図でしたりまた意図としない偶発的な何か。仮にそれが黒色であれば自分は選択すのか?と言う自問自答にんんん、、と特定のものが無いと結果答えが出ない程悩ましい選択肢。と話していますが学生の頃からある一定の年齢になれば某 DC メゾンの真っ黒でワイドなシルエットの衣類で過ごしたいと当時に何に憧れを抱いていたのか、理由は無いものの切に想っていましてこの苦手意識はそれまでの我慢なのかと今回の Diary を綴りながら結局は黒い衣類に憧れている、結果的に格好付けたいのが本心の様です。

 

 

New arrival, 30s French work linen coat.

 

冷感性と保温性、どちらも兼ね備える特殊な天然素材「リネン」。エイジングされた黒色と当時、馬生へ向けたワークウエアとしての実用美に今回の逸品は ”立ち襟” のディテール。恰好付ける為に生まれていない、恰好良さを是非に。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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Favorite / Diary874
3.6.2020

私も鈴木に倣いまして。

 

70s Levis five-zero-five.

 

 

40s French work.

 

 

40s British indian army.

 

 

50s French military.

 

 

いつの、何の、どこのなどを一切排して自分勝手に選ぶという行為は、いつでも、何でも、どこでも純粋に愉しく感じます。その行為において眼に留まって手が伸びるのがヴィンテージやアンティークの世界においての王道であったり不変であったりな “ らしい ” 品々である機会がだいぶ増えたことを自覚してから二年か三年は経つでしょうか。

若葉のころ惹かれていた世界に時を経て改めて惹かれ、もしかしたら当時と極めて近しい組み合わせであっても ( 中身はほとんど変わっていないので、まだ全然若いですが ) 主に加齢による外見の変化によって全く異なる装いに成っていると勝手ながら想えることを。その要因の一つがヴィンテージやアンティークの世界における王道な品々と組み合わさる、自身の装身具であったり皮革装飾品などのプラスアルファであることを。湘南で育ってヴィンテージやアンティークに出逢って、上品ぶったり下品ぶったり金髪にしたりピンク髪にしたりなどなどの紆余曲折やを経た今、品の良い強烈に美しいトラウザーが愉しいのと完璧に同じくな熱量でタフでヘヴィーデューティーな労働者のトラウザーが愉しいと想えることを。そして、“ タフなトラウザーめちゃ格好良いなぁ。そうだよな、俺もまさしく労働者だもんなぁ ” とふとそう想い、なんだかとても気分が良いことを。私は一人で勝手に喜ばしく想っております。

 

 

 

 

 

上記の装いが今の私にとってのリアルでございますものの、それは 173cm・48size 体型の今の私にとって なだけであり、他の御方にとっては全く異なる存在に、価値になるというのが、本当に最高に最高な現実です。

 

 

SURR by LAILA 福留

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お気に入り / Diary873
1.6.2020

 

 

Trousers collection 2020 と題しましてミリタリー・ワーク・デザイナーズ・メーカー・アノニマスと様々なジャンルから豊富に現状ご案内が叶う中、私的に私欲的に今回の Diary は着用時のシルエットに重点を置いてご紹介、ご推奨させて頂きます。と言いましてもトラウザーズに関しましてはウエストの実寸値では参考にならないケースが御座いまして。例えば同じ 30 インチでも構築によっては御人を選ぶと言いますか、其々骨格でしたり体格が異なりますので 30 インチでも 27 インチの骨格の方にフィットする、またその逆にハイウエストの構築でしたら実寸値より小さいサイズでもウエストにフィットする場合も御座いますで、ご参考下さればとお気に入りの 4 点ご案内させて頂きます。(悔しくも私には入らなかったスペシャルも御座いますのでお近くにお越しの際は是非に。)

 

 

90s Best Company jeans , embroidery hound dog

アメリカらしい正統的な 501 を参考にイタリアらしいしっとりとしたデニム素材。特徴的な中央へ隣合せに並ぶように配置された左右のヒップポケットがバックスタイルを美しく、セクシーに。ストレートなレッグラインとワンウォッシュボディに映える猟犬の刺繍。ファッションって言葉がある意味一番近しい生活や自然、日常を汲み取るデザイナー Olmes 氏のデイリーウエアに対する柔軟な解釈。
 

 

70s Levis sta-prest trousers oriental blue

黒タブ、BigE は置いといて、防縮・アイロン要らずがモットーである通称スタプレ。そう言えばアーガイルパターンのトラウザーズって無いよね。とメーカーの探求心が伝わる軽快なマテリアルに美しい織り。特有の微フレアなシルエットも排除したテーパードシルエット。履かなきゃ解らない絞られたスリムフィットとマテリアルの心地良さ。
 

 

early00s Stone Island garment dyed cotton trousers

90 年代中期から 2000 年代初期にかけての一本。オーヴァーダイ(後染め)を製品化した第一人者でもあるファウンダーの Massimo Osti 氏。くすむ朱色に 505 のようなスリムストレート、ボタンからリベットまで生産する妥協の無さ。懐かしい匂いのするカラートラウザーズ、今でしょと言いたい所ですが今後流行ることも恐らく無い、同社トップスの認知の高さに隠れたスタンダードウエア。
 

 

60s France anonymous flare jeans, Dead stock

インディアンのタグが付くアメリカのヒッピームーヴメントに影響を受けた?フランス製ブーツカットジーンズ。ボタンフライにややハイウエストな構築。フレアカットにハンマーポケット、ヒップポケットには ECLAIR ファスナーを配置する複合的なギミック。間違った解釈によるヒッピーなのか、純粋なフランス式ペインタートラウザーズなのか。つべこべ言っていますが丁寧な縫製、美しいカッティングには間違えないです。

 

まだまだ御座います。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

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