
early2000s JILSANDER uomo collections
73 年ウィメンズのパリコレクション発表から、意外にもメンズのコレクションはミラノに発表の場を変えてから 12 年後の 97 年秋冬からと遅咲きですが、ミラノを代表し、近年のクリエイションもルーク・メイヤーがデザイナーを務めてから再熱している印象の JILSANDER 。非装飾的で身体にジャストフィットさせるプロダクトは現代的な目線では新鮮に、斬新に感じて頂けるのではないでしょうか。今回は 2000 年初頭のプロダクトを軸に弊店では初めてのご案内となります。

Super light leather

Black velvet

Heavy moleskin

2tone knitting

Cashmere 100%

Light padded
悲しいかな自分の身体に合わず、、どれもグッドデザインで悔しい限りです。敢えてワークウエアやミリタリーウエアの土臭いトラウザーと合わせて頂きたいし、自分ならそう着たいなと。追求されたミニマリズム。最高にクールです。
SURR by LAILA 鈴木
03-5468-5966
[email protected]
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数多くの 90 年代に製作された Dries Van Noten プロダクトをご提案させて頂きましたが、 あれ、意外と初めて のご案内になる本品。90 年代初期クリエイションにはインスピレーションの元として、フランスのワークジャケットをベースにそれをニットでしたり、軽やかなレーヨン、コーデュロイ、厚手のメルトンと素材を変えて 1992 年 ~ 1994 年までは毎シーズン提案をしていました。ただ素材を変えるのでは無く、生地との相性も考えた上で、ニット素材はドレープが生まれるオーヴァーサイズ、メルトン素材は素材の厚みを考慮したジャストフィットと素材を活かした構築を提案。その中でも今回初めてのご案内となるコットンベースの一着をご紹介させて頂きます。





まず、カラバリ、、、まぁそれだけDries氏のお気に入りだったのでしょう。1992 年春夏、ファーストランウエイのコレクションは小さな舞台上をランウエイ会場とした同社のコレクションの中でもずば抜けて地味な会場でした(笑) 未だ男女合同の形式で発表されていて、男女ともノスタルジックで自然なオーヴァーサイズと天然素材をベースとしたナチュラルな色使い。ホワイト、アースカラーを軸に落ち着いたトーンベースでジャケット、スーツスタイルをメインにスポーティなクリエイションまで幅広く表現されていました。
New arrival, 1992SS Dries Van Noten work style cotton coverall

その中でも今回の御品はこちらのカラーリング。ミルクティーの様なブラウン系統の軽さのあるお色味。光線によって色味の濃淡が現れる為、シャンブレーかな?と思いきや綾織で高密度なマテリアル。ツイルでここまでの生地表情は中々見ないです。軽さと張り、薄過ぎず厚つ過ぎずのこれからの季節に最適なマテリアル。

前述の通り、フレンチワークジャケットをベースにしています。が、このままでは終わらないのが Dries Van Noten。円みを帯びたフォルム。それは肩線の落とし、身幅を広く採り、着丈を短くすることで従来のフレンチワークジャケットには無い変形型に。不変的なベースの構築ですが着て頂くとこのシルエットバランスの違和感に気付いて頂けると思います。敢えてストレートシルエットのワークトラウザーを合わせていますが、やはりワイドトラウザーは絶対的に相性が良いです。なぜならこの年代に細身トラウザーを Dries 氏は作っていないからです。。
今回の一着はサイズ 46 表記で、私( 184cm )ですとある意味丁度良いので、小柄な方には強調されたオーヴァーサイズで、標準体型の方には適正なオーヴァーサイズで体型に関わらず、お楽しみ頂けます。
色味や素材、シルエットバランス。どれを取っても申し分の無い一着、春のライトアウターとして如何でしょうか。
通信販売も承っております。お気軽にお問い合わせ下さいませ。
SURR by LAILA 鈴木
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私はこのような世の中になってから、完成された一着や名作とされる一品がいかに “ 完成されている ” か, いかに “ 名作であるか ” をより強く思い、今までもそれらを間違いない存在であると捉えていたものの、今まで以上に一層に間違いない存在であると痛感するようになりました。
“ やっぱ格好良いなぁ ” が “ やっっっっっぱ格好良いな!! ” になった感じというか、様々な価値が見直され全てが混沌とする中で純金の相場だけが上がった感じというか。ヴィンテージの世界には沢山のそういった一着や一品がありますね。
Barbour という存在、いやここはあえて Vintage Barbour という存在と言いましょう。も、間違いなくそうであると思います。






1894 年に英国の小さな田舎町で生まれたジョン・バブアーによる Barbour 社。漁業が盛んな地ということもあってそこで働く人々のための衣類として開発されたのがオイルを染み込ませたコットン素材で、その後も現地の人々に意見を仰いで研究と挑戦を繰り返したジョン・バブアー。様々な思考錯誤を経て二代目のマルコム・バブアーによって一層の発展を遂げた後に、その息子であるダンカン・バブアーが主導となって “ 英国の片田舎のファッションメーカーではなく世界に羽ばたく存在に成ろう ” と創り出したのが INTERNATIONAL SUITS というモデル。余談ですが、その設計に辿り着くまでに様々な試案があったそうですが、結局のところ土台となったのはジョンやマルコムなどの先人達が設計していた自社の過去作品群だったとか。
その INTERNATIONAL SUITS を土台に首元のレザー配置・若干のディティール調整・コットンの軽量化といった精査を経て生まれたのが、こちらの BEACON JACKET です。



設立から40年ほどの期間はラベルに灯台のイラストと BEACON の文字が記されていました。漁師にとって荒れた海上から見える灯台の明かりは文字通り命を救う存在であったことと存じます。その存在がそのままモデル名と成ったこちらの BEACON JACKET はなぜ短い期間しか製作されなかったのでしょうか。

Vintage Barbour Collection.
久方ぶりの御提案です。
SURR by LAILA 福留
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