New arrival, Tailotred Jacket Collection.
着丈の短いコート的なテーラードジャケットの捉え方はいかがでしょうか。クラシックを尊重した設計かつ丁寧なクリエイションだからこそこのような自由裁量が許されますし、なにより既存のテーラースタイルには当てはまらない奔放な空気感と、実際に機能的で実用的で軽快で気軽な着用感が良きかな良きかな。
専門メーカーによる狂ったクオリティのカシミア・ブレザーやアノニマスのウール・ブレザー、アンティークビスポークのセミカジュアルやカジュアル、手縫いの文化などなど縦にも横にも分布する幾つかの世界観にて御提案させて頂きますので、御興味頂けましたら是非に。
New arrival, Tailotred Jacket Collection.
“ シャンデリアの明かりの下では黒よりも美しい黒に見える ” で御馴染みのミッドナイトブルーカラーのカシミア・ブレザーですよ。。。二瓶鉄造の咆哮よろしく心が屹立する漢の夢、ですね。。。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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新作のDries Van Notenをお披露目させて頂きます。
90年代初頭から90年代中期に掛けての不変的かつクラシカルなクリエイション。90年代後期から2000年代に入り明確にクリエイションに対し変化が起きる、時代の流れを感じて頂ける 1993 年から 2003 年までのラインナップとなります。
Dries Van Noten Collections
1999AW
過去の記述からとあるユニフォームを参考に造られたそうですが、モティーフは不明。モーニングカットにミリタリエッセンス。全身ブラックカラーのスタイルに是非。
1997AW
97年秋冬は本当に豊作ですね。ナチュラルフィットなので、ワイドシルエットのトラウザーズととても良い相性です。モデルが全員ニット帽を着用したミリタリー主軸のコレクション。
1998AW
とろみと光沢感を兼ね備えた上質なウール素材にボアライナーの対比。保温性抜群なテイラードジャケット。現代のドリスに一番近しさを感じる序章の様なコレクション。
1998AW
1997年秋冬に引き続き提案していたロングレングスなプロダクト。一枚でも下記の着用画像の様にインナーにもレイヤードスタイルをお楽しみ頂けるの自由度の高い創作的な一品。
1993AW
フレンチワークウエアを参考にボンディングウールで素材替え。当時は毎シーズン製作していましたが、今まで見た中で言葉が薄いですが、一番かっこいい。ルックの様に赤色のマフラーでも巻いて。
2003AW
ルックを見つけたとき一番興奮しました。素材×色、パーフェクト。ルックではわざとボタンを掛け違える粋さ。ベーシックの大切さ。
1994SS
初夏のコレクションにも関わらず厚みのあるウール素材。(これだからDriesの年代判別は時間が掛かります、、)袖口のボタンが排除されたオープンカラーシャツよりのオーバーサイズジャケット。ゲリラ風?な市場でのショーの演出も面白いコレクションです。
2003AW
昨日オンラインに更新させて頂きました。こちらは2003年秋冬のコレクションを代表する素晴らしい生地です。同素材でポンチョもあったような。
1997AW
一枚でもインナーでも汎用性の高さが魅力ですし、ここまで完成されたニットプロダクトは中々見かけないですね。また、グレーとグリーンの間を取ったカラーリングもまた秀逸です。もうワンサイズ上なら欲しかった、、
1994AW
個人的に大好物なベルベットトラウザーズ。インタックにスリムストレートなクラシカルなバランス。マンネリになりがちなボトムスにこの様な素材感のものが一枚あるとバリエーションが広がります。個人的な感想ですが。
通信販売も承ります。詳細をご希望の場合、お気軽にお問い合わせくださいませ。
SURR by LAILA 鈴木
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このコートから受けた衝撃がトリガーとなり、ファッションデザイナーとはなんぞやデザインとはなんぞやという無碍問答を薄ぼんやりと頭の片隅で考えるようになってしまいました。
時代に応じてファッションデザイナーの在り方も存在価値も変化しておりますので、オートクチュールが終わった直後やミラノコレクションが始動した頃と、テクノロジーとガジェットが変化し続けている近年は大切なことも必要なものも変化し同じ論点で語ることも比べることも叶いませんし比べること自体が野暮ですが、少なくも私はモード史において “ どこかまで ” の人々は “ デザイナーという枠組み ” がフィットし、“ どこかから ” の人々は “ コンセプターという枠組み ” がフィットするのではないかと。スタイルや企画やアイディアそのものを提案する役割と、造詣や構築におけるデザインの創造する役割。同じファッションデザイナーという枠組みでもこの二種が存在するようになったことと存じます。( そもそも近年はアーティスティック・ディレクターやクリエイティヴ・ディレクターという肩書が多いですしね )
私は着こなしの自由度と表現のふり幅が広く、丁寧なクリエイションが散りばめられたヴィンテージやアンティークの存在を一個人的に贔屓してしまいますので、やはりクリエイティヴィティが豊かな存在を目の当たりにすると、それが結果的に招く人としての世界観を含めて心震えてとても興奮するのですが、逆にそういった意味合いにおいてのクリエイティヴィティを意図的か結果的か注がないに至ったうえで完成されている存在を目の当たりにすると、それもやはり興奮します。
デザインと非デザイン。探求と追及。在るもの踏まえたうえで変化させる行為も在るものを研ぎ澄ませる行為も共に尊く美しい限りで前者も後者も難解の極みなのですが、その中でも特に完成度の高い品を眼の前にするといつの日からか反射的に笑ってしまうようになりました。喜びと特に興奮と驚きが軸になっているのでしょうが、なんとなし雪山で遭難した時に無意識で眠ってしまうような反射と近いような、なんとなしそんな感覚です。
んもっちりとしたラムレザーの暖かい輝きとゴールドパーツの冷たい輝き。バイカースタイルでもありミリタリースタイル的でもある創造的なデザイン性。それをコートにしてしまうという暴挙。そう、氏の追及する美しさや色気のエナジーボリュームは、当時も今も社会的には暴挙と捉えられるほどの強さなのです。その中でもランウェイのファーストルックを飾った一着ですので、本当に馬鹿野郎ですよ。ニヤリ。
こちらに関しましてはもう呆けるしかないです。御紹介すべき要素性は各所に散りばめられているのですが、基本的にデザインの概念はなく古典にしっかりと則っています。しかしながらこの言葉を必要としない美しさ・求心力・存在感は、女史がデザイナーを務める同ブランドの同区分に相応しく、それこそ赤子ですら笑ってしまうようなエナジーです。デザインという要素は皆無ですが、これはこれで本当に馬鹿野郎。これを所有する人が増えれば増えるほど世界から争いごとが無くなるでしょう。
2000AW Gucci by Tom Ford lamb leather coat / 1999s Hermes homme chesterfield coat
デザイン / 非デザイン
SURR by LAILA 福留
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