2015 Spring & Summer は働くために作られた衣類であるワークウェアに軸足を置き、 “ 着飾り ” を目的としなかったアイテムによる今のスタイルをご提案させて頂きましたが、それに続きます 2015-16 Autumn & Winter は旧 LAILA VINTAGE 時代に最も幅広く展開しておりました “ Maison Vintage ” “ Military ” そして “ Traditional ” に改めて焦点を当てた編集にて始めさせて頂きます。
これら3要素は SURR にとって重要な存在であり、そこに立ち返るという事は原点回帰とも言えますので気持ちが引き締まる想いです。
ファッションの歴史そのものである “ Maison Vintage ” に、モードの教科書である “ Military ” 、そして男性にとって欠かす事の出来ない “ Traditional ” と、全てがある種の不変的な存在ではありますが、常に形を変えるモードに寄り添いながらヴィンテージを編集する事で、今の時代だからこそ叶うそれぞれをご提示出来ればと思っております。
なお、当シーズンの総体的な議題は “ 男性のエレガンスとは ” になります。品, 美学, 美意識など様々な解釈がありまなすのでいずれも様々な角度から御紹介させて頂きますが、まずは原点から。
引き続き SURR にとって最も重要であり尊重すべきは身に着ける方の 『 個 』 ですので、その基準に則ってお認め頂ける品々がございましたら何より幸せです。
2015-16 Autumn & Winter , Aug. 22
8月22日 ( 土 ) より、系列の全店同時に展開開始となります。
なお、当日より営業時間を 12:00~20:00 に変更させて頂きますので、ご理解ご了承のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
[email protected]
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本日の新入荷より抜粋。
オーヴァーサイズ・フィッティングを雛形に展開されていた90年代のドリスヴァンノッテン。現代の洗練性と余りにも多い共通項が “ モードの繰り返し ” を如実に現しておりますが、この度の御紹介は良い意味で癖のある独創性が。これまた絶妙な角度から心拍数を上げてくれた逸品です。
デニムジャケット不朽の名作 『 Levi’s 3rd モデル 』 がデザインベース。近年でもサンプリングされている事からもドリスにとっての重要性が垣間見えるアイコン・スタイルですが、本品はベースを忠実に再現。
しているように見えますが、そこは流石のドリス。ネックを縦長な空き具合に調整しフラップなどのディティールバランスを微調整。更にサイドポケットのボリュームを抑えるなどの、ベースが培ったヘヴィーデューティーをエレガンスに昇華させる繊細は配慮が至る箇所に見受けられます。プレーンメタルに替えられたボタンも悔しいほどにエロティック。
元々がコンパクトなアイテムだけあってオーヴァーサイズは控えめですが、ショルダーのみ的確に落とすという采配が本当に粋。スタンダードな身幅と着丈との対比によって、ショルダーラインのドロップが計算なのか未計算なのか一瞬迷ってしまうほどの絶妙なさりげなさに大きなこだわりが秘められているように思います。
『 あの人のサイジング合っていないように見えるけど、そのバランスがなんとも絶妙で格好良いね。 』
そんなパーソナリティーが目に浮かぶようです。
生地へのこだわりは言うまでもなく、コーデュロイ特有の表情に同居する柔和な繊細なテクスチャー。オリジナルの分野ではなかなか味わう事の出来ない上品さがスペシャリティを高めます。
ディティールバランス、パターンメイキング、テクスチャー。
全ての要素がエレガントでモードでありながら、それだけで終わらせない玄人な出で立ち。琴線に触れましたら是非ともご覧頂きたい逸品でございます。
90s Dries Van Noten , corduroy jacket , beige & chacoal
お気づきの通りこの度は2色同時のセレクトに成功致しました。
SURR by LAILA 福留
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